取りあえず、生還しました。秘蔵のエロDVDコレクション希少な絶版本が床にぶちまけられて損傷多数、それなりに被害大です。本棚の上にブックエンドを置いて、そこに本を並べるのは流石に問題があったようです。他にも見た感じダメージはないのですが、パソコンラックが妙にぐらつくようになりました。取りあえずネジを締め直してみましたけれど、まるで効果無し。キーボードを叩くだけでラック全体がぐらつくので、かなり気持ち悪いです。
地震発生時は都内の職場にいたため、揺れは大したことがありませんでした。日頃から無理な書類や備品の置き方をしている人は上からモノが降ってくる状態でしたけれど、ちゃんと整頓している人は特に被害無し。別に何かに掴まらなければ立っていられないという風でもなく(山手線の方がよっぽど揺れます)、まぁちょっと大きい地震だったぐらいに思っていたわけです。
その後、会社の外に出て全員の安否確認となりました。震源地が東北と聞かされ「関東ではこの程度だけれど、東北の方は大変だろうな」ぐらいに考えていると、いつもの宅配便の業者が荷物を届けにやってきました。それから小雨が降り出して、傘を持ってきていなかったので困ったなと、その時点では天候の方がよほど心配だったくらいです。
その後の惨状は皆様ご存じの通り、会社周辺の飲食店や小売店は概ね通常通りの営業を続けている中、電車は完全にストップ、JRは全く運転を再開させる気配を見せず、帰宅する手段を失ってしまいました。そう言えば以前に台風があったときも、私鉄各線が運転を再開したにも関わらずJRだけは断固として運転休止を続けていたことがあったなと思いつつ、取りあえず水とコンビニで食料を調達、とても家まで歩いて帰れる距離ではありませんでしたので、しばらく職場で状況を窺うことにしたわけです。
その後は九州の顧客から普通に問い合わせがあったり、都内の業者が普通に注文書を流してきて担当営業を呆れさせたりと色々ありました。職場のPCはネットに繋がらず、メールも閲覧できなければ会社の専用システムも使えない、電車の運行状況を確認することもできずテレビとラジオが貴重な情報源、無為に時間だけが流れていきます。結局、同方向の社員を組にして営業車で帰ろうと言うことになりました。
しかるに渋滞続きで絶望的に車は動かず、自宅にたどり着くまでに12時間ほど掛かりました。まぁ歩くよりは速かったと思います。元より体力がないのに睡眠不足、マトモな飯も食えず、それ以前に実は自動車が苦手で乗り物酔い、吐きそうになりながらも12時間を絶えた結果として、すっかり具合が悪くなってしまいました。まだなんだか、目眩がします。地震による直接の被害より、地震に伴う交通機関の麻痺による間接的なダメージの方が大きかったです。
震災にかこつけて差別を煽り、関東大震災時の朝鮮人虐殺の再来を夢見ている人も少なからずいるようで、何だかなぁと思ったり、まだ何もしていないのに早くも土曜日が終わろうとしていることにウンザリしたりしながら、取りあえずは復帰、破損した書籍やディスクはある程度諦めざるを得ないですが、体調はまぁ明日には回復するだろうといった感じです。金曜日に書くつもりで暖めていたネタもありますので、明日からは平常運転に戻れそうです。
私は職場で客と面談していまして、あの地震のさなかも(よせばいいものを)客と面談しました。ほんとは「あんたこの状況で面談続けなくてもいいだろう」と思ったのですが、さすがにそれは言いませんでした。
>秘蔵のエロDVDコレクション希少な絶版本が床にぶちまけられて
管理人さんもそうでしたか。私は破損はしませんでしたが、それでもなかなか他人さまにはお見せできないものが明らかになってしまいました。
それから拙ブログは最近読者が多いんですけど、金曜日のアクセス数は近来にない少なさでした。gooの順番も下がりました。やはりあのような事態では、読むんだったら違うブログを読むのかなと。3時~4時はほんとアクセス数が少なかったですね。「非国民通信」さんはいかがですか。
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/89cc23dff667be9f28eddcc466f80064
これからが大変です。食糧がこちらまでとどかない可能性も大いにあります。あと、最悪有害物質がこちらまで流れているかもしれません。
いままで、完全に思いあがっていたということに、気がつかされました。
農業漁業が全くできなくなってしまうと、食糧不足が全土に波及してしまうかもしれません。
放射線物質がどこまで流れてくるのかも非常に不安です。チェルノブイリみたいなことになると、百キロ先までということもありました。それで、食料が汚染などということになったら最悪です。
先ほどは、説明不足でしたが、やはり人間の思い上がりということに気がつかされました。
>震災にかこつけて差別を煽り、関東大震災時の朝鮮人虐殺の再来を夢見ている人も少なからずいるようで
ツィッターを始めていますが、私がフォローしている人は、相手にしていないので害が及んでいません。もし来たら、釘を刺すことは言うまでもないことです。
群集心理に毒されず、疑問を持ちながら行動していきましょう。
管理人さんも大変でしたね…。どうしようもないこともありますが気を付けてください。
ただ、私の故郷が…。
何といっていいかわかりません。
悔しくて。
今は大船渡に行くことができませんが、行く事が出来たら…ゆるくない思いをした方を励ましてきます。
(あえて)こんな地震に…負けたくない!
…すみません、思いぶちまけで。
皆さんのご協力、よろしくお願いします。
>震災にかこつけて差別を煽り、関東大震災時の朝鮮人虐殺の再来を夢見ている人も少なからずいるようで
ニート、ひきこもりへの徴兵、徴農ならぬ「徴ボランティア」なんぞを唱える輩も、間違いなく出てくるでしょうね。
そして、差別を煽る人たちですが、関東大震災から進歩していないと言うか、その頃の発想が復活していると言うか…。せめて、この非常時ぐらい自重して欲しいです。
都内の揺れでしたら、そのまま仕事を続けようとする人も若干はいるのでしょうね。どちらかと言えば、その後の帰宅までが大変でしたから。ちなみに私のブログもやはりアクセス数が減るだけではなく、順位も下がってました。更新ができなかったのもありますが、こういうタイミングで読まれるのは別のタイプのブログなのかも知れません。
>ルーピーさん
まぁ通常の想定を遙かに上回る、人類史上に残るクラスの地震に対してこの範囲で収まっているのですから、そう悲観すべきでもないでしょう。食料に関しても東北地方太平洋側に依存しているわけでもありませんから、むしろ被災地「ではない」地域の住人の務めは過剰反応せず混乱を広げないことにあるのではないかと。
>ノエルザブレイヴさん
投稿は地震の前だったのでしょうけれど、本文でも触れたように災害に乗じて憎悪扇動に走る輩もいる辺り、「民度」が問われるところです。
>不肖の弟子さん
まぁ私の職場でも、「これで納期が間に合わなくても許してもらえるだろう」ぐらいのことを言っている人もいました。当初はそこまで深刻ではありませんでしたので。ただツィッターを中心にデマが飛び交っている辺り、被災地から遠く離れた首都圏でも二次的な被害が新たに生み出される可能性は危惧されます。
>伊東勉さん
伊東さんもご無事なようで何よりです。岩手は東京や千葉なんかとは比べものにならない状況が伝えられていただけに、ネットに繋げるようになってからすぐに伊東さんのブログを覗いてみたのですが、その時点ではまだ更新もなく心配でした。天災はどうしようもない、しかも今回のレベルは常識的な範囲の想定を大きく上回るものですが、それでも立ち上がらなきゃいけないですよね……
>凡人69号さん
こういう状況にかこつけて、忍び寄ってくる輩も少なからずいますからね。そういう手合いへの警戒も考えなければならないのかも知れません。
>毛さん
私を含めた被災地からは遠い安全なところに済んでいる人間にとって心掛けるべきは、無用な混乱を煽る輩に載せられないことではないかと、そんな風に思いますね。日頃は相手にされないような支離滅裂な言動も、このような状況では鵜呑みにされ安いところですし。
>GXさん
まぁ私は幸いにして、家に帰れなかっただけで危機を感じるような場面はありませんでしたが、東北太平洋岸は本当に酷い状態ですからね…… こういう状況だからこそ、混乱に乗じてデマを垂れ流すような行為は厳に慎んでもらいたいモノです。