経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

オレオレ詐欺を 根絶する方法

2019-02-23 07:56:19 | 高齢者
◇ “受け子”のなり手をなくす = オレオレ詐欺などの特殊詐欺は全国で1万6493件、被害総額は356億8000万円にのぼった。警察庁が21日発表した昨年の数字である。件数、被害総額とも前年よりは少し減っているが、それでも驚くほど多い。手口もオレオレ詐欺から架空請求、還付金詐欺など多岐にわたり、非常に巧妙になってきている。被害者はすべてが高齢者だから、何ともたまらない。

地域的にみると、東京・神奈川・埼玉・大阪の4都府県では増加、残りの道府県では減少した。手口では、まだオレオレ詐欺の被害が182億8000万円もあって最大。高齢者が多額の預金を引き出すと警戒されるためか、最近はキャッシュカードをだまし取るケースが増えてきたという。現金にしてもカードにしても、受け取りに来るのは、受け子と呼ばれる若年層だ。

全国の警察が逮捕した詐欺グループは、合計2747人。そのうち少年が754人もいる。そのほとんどが受け子で、なかには宿泊・交通費を支給され、地方から大都会に呼び寄せられた少年も少なくない。これらの多くはアルバイト感覚で受け子を引き受け、あまり犯罪意識がないという。

詐欺グル―プにとっては、受け子がいないと商売にならない。そこで受け子を引き受ける少年をなくせば、オレオレ詐欺は壊滅するだろう。そのために警察庁は、まず逮捕された少年がどんな罰を受けるのか。平均的ないくつかのケースを仮名で公表する。それを中学・高校の授業を通じて周知させ、オレオレ詐欺は「卑劣で重大な犯罪であること」を徹底的に教え込む。こうすれば、少年も高齢者も人生上の大難を免れることができる。

       ≪22日の日経平均 = 下げ -38.72円≫

       【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】   
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