京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のなんちゃって時間」

2017-11-16 09:27:06 | 時計修理

11月16日木曜日。
昨日、水曜日は定休日でしたので百万遍手作り市に行ってきました。

朝9時20分でこの人込みにびっくり。前日の大雨が快晴に変わり大喜び手作り市になりました。

目当てのお正月用のとっくりは気に入るものがない。見つけたのがこのカップ。
私は左利きなので左手で持ち上げると絵柄が隠れて見えなくなるものばっかり。
マーケティングによると潜在左利きは国民の40%と言われています。陶器業界は相変わらず右利き有利の世界でした。
写真のカップは左手で持ち上げても優しい絵柄が見えるので2000円で購入しました。
「手作り市」の皆さんはサウスポーに光を当ててほしいものです。

昨夜は竜馬暗殺の15日。150年前の11月15日。残念ながら旧暦11月15日は西暦1月一日です。元旦ではみんな集まれないので都合よく昨日宴会をやりました。

話題は日馬富士君のビール事件。
ビール瓶がいくつあっても足りないほど講義中にスマホに夢中の大学生。
「これから先生は大事なことをお話ししますからスマホを切ってよく聞いてくださいね~。」と小学生相手並の授業になる。特に大阪の学校で席について話を聞かせることなど無理な話だ。
今回、ビール瓶でどついて反撃がなかったのはまだましだ。
先輩後輩、師匠弟子の節度あるお付き合いは昔の話しです。それも世界で一番難しいと言われる日本語で指導しようとした日馬富士君は時代を勘違いしていたのが一番のミス。

「白百合のような立ち姿、白魚のような指、酔っぱらった日馬富士のような凶暴」な女性が多い時計販売店で指導してきた悲しい歴史がある。会食時に指導するなどもってのほか殴って感謝されることはない。

日馬富士君の気持ちはよく解かるがこんな時代に横綱になった不幸とあきらめて後進の指導をしてほしものです。
時計メーカーがユーザーへのロイヤリティがなくなった。売れればOK!の中国製全盛期の時代です。相撲の世界も横綱はプロレス、ボクシングのチャンプと同じレベルの時代。神様の代わりではない扱いが寂しい。
横綱に指導能力や人格、品格まで求めるとそのうち誰もいなくなるか?

今朝も9時には工房へ到着。
「足の遅い馬は早立ちしろ!」と先輩から指導されたのが今でも身に沁みついています。預かった10本弱の時計を仕上げて開店まの時間にブログに向かう毎日です。
「君は仕事が遅いから先輩たちに迷惑をかけないようにはやく出社しましょうね~。」と指導するとたぶん私がクビになる。
おいらたちは昭和生まれでよかったね~。と酒癖の悪い仲間が集まった夜のお話しでした。







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