京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の時間潰し」

2018-01-15 09:11:11 | 時計修理

1月15日月曜日。鏡開きの日、下鴨神社では御粥祭。
ぜんざいを食べて、百万遍では手作り市に行く。今日は月曜日ですがなにかと日切りの行事が開催される日。

昨日は皇后杯女子駅伝でしたので交通規制の関係で11時から15時までお客さんは来なかった。
吉村昭「熊撃ち」筑摩書房を再読する。
緊張感があるリアルな描写176ページの短編集なので一気に読めた。
吉村昭氏の著書でクマ物、漂流物など気持ちが落ち込んでいるときは最適。
理数系の人が入院中などヒマ潰しお見舞いアイテムには最適でしょう。詳細な資料の基に書かれている文章は上手な機械の説明書のように読めます。議事録作成など昔ずいぶん参考になった。

駅伝の結果は今朝の新聞でわかったくらいなので私は関心がないのでしょう。ただし皇后杯なので特にクレームはない。
千年都です。歴代の皇室のおかげで今の京都があるのでこの行事は大切なものです。
明治維新のどさくさにまぎれて皇室が東京へ行ってしまいました。京都に戻って来るまで首を長くして待っています。京都は永いヒマつぶし時間が続いているのでしょう。皇后さまの名前が付くイベントはうれしいものです。
駅伝の結果、私の故郷長崎県勢が3位でした。京都が二位でちょうどいい。
普段通り工房を開けて暇つぶしの一日暮れました。

今月は新年会、娘の結婚式、講演会など行事が多い。
先日行った床屋さんでは30分ほど待たされた。待つしかないのでしょう。

京都人はヒマ潰しが上手です。空いた時間を見事に使います。講演会やら新年会に時間ぴったり5分前に到着する見事な時間の潰し方ができる。
まぁ~私の自宅がある四条から北山松ヶ崎までMKタクシーでも2千円15分で行けるのだからこじんまりとした便利な街だから出来る技でしょう。
衣笠の立命館から京大まで通う。途中の御所で自転車でこけても30分あればたどり着ける。
そんなことでダブルワーク掛持ち講師が多い。講義のコマの時間を有効に使える。
ただし京都は遅刻厳禁!そんなところはパリっ子に似ています。
他人の時間をつぶしてはいけない。人格を否定されるような怒り方をされます。自転車のわだちがある御所で講師風の人を見かけると道を譲りましょうね~。

時計の仕事を続けていると意外と待ち合わせ時間には緩いように思う。
ボーっと待っている間にエア組み立てができる。ロレックスキャリバー4030とオメガ1040の天板はなぜあんなに違うの?などなどそんなことを考え出すと遅刻するほど時間を潰せる。
写真は電池交換用の作業台です。
ここだけでも工具の配置を替え出すと時間があっという間に過ぎていきます。15日の今日は電池の発注日。ぼちぼち始まますね~。








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