京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の音色」

2020-09-21 09:19:45 | 時計修理

9月21日敬老の日。弘法市の日。
朝から急ぎ足でお墓参りに行ってきました。ちょっとヘトヘト。
地下鉄、市バスのタイミングが気持ち悪いほどぴったり!工房へ9時前に着いた。めでたしめでたし~。
奇跡の様にエレベーターも待つことなくホームまで下りられました。
そんな私はアメオトコ!うまいことが続くわけがない。
お寺さんを出てしばらく歩いていると備え付けのバケツとひしゃくを元に戻すのを忘れていたことを思い出す。
もう一度戻ってご先祖様へご報告「相変わらず、あわてんぼうでした!」
小学校のころランドセルを忘れて学校に行く、宿題など気分の悪いものは頭からすぐに消える。
明日はお彼岸の中日。色々と迷惑をかけてお世話になった人たちに「ごめんなさい、ありがとう」と頭を下げる。
田舎の長崎で位牌を預かてもらっているお寺さんなどへの供養などですっからかん!
貧乏時計師はお墓掃除にかかる費用もバカにならないのだ。
コロナ禍がうらめしい!中国・習近平の枕元に化けて出てやりたい!恨めしや~!

掛時計「音が届く範囲には魔が寄ってこない」こんな言い伝えも風前の灯というか?
知っている人が少ない。
昔のぼんぼん時計にはそんな意味があるので大きな音が鳴るよう設計されていました。
棒凛から渦凛へと次第に金属の棒が長くなります。カタツムリの様に巻いてあるほど棒は長くなり大きな音がするのです。
そんな時計が夜中に鳴ると気持ち悪い!と言われる時代の変化は悲しいものです。
今日は「敬老の日」子供のころ面倒な柱時計のゼンマイ巻き係を経験した人たちの日。

ところで「魔」とは何か?
昔、むかし、おじいちゃんが北山へ芝刈りに、おばあちゃんが賀茂川へ洗濯に行く。
すると川上の御園橋あたりから桃が流れてくるのでおばあちゃんが拾って帰る。
近所に交番はない。大宮玄以を下がったところまでない。
おばあちゃんにとって桃と洗濯物を担いで帰るのはつらい労働です。
「いつも、つらい労働は女性が受け持つようにできているこの不公平な世の中。」上野千鶴子の様にぶつぶつ言いながら帰る。
おばあちゃんはハラタチ紛れに包丁で真っ二つ!すると桃がぱかっと割れて中から桃太郎が出てきた。
「草食動物の顔は四角い!」現実は草食動物なので四角い顔の河野太郎のような桃太郎。
下駄に眼鼻で色黒の眼鏡顔だ。可愛くない!
「お前が拾ってきたから責任もって育てろ!」共産党ファンのおじいちゃんは機嫌が悪い。
「誰が好き好んで見ず知らずの他人の子を育てるかぁ~、お巡りさんに拾得物で届けろ!」という。
おばあちゃんは賀茂川へ戻ってカメを呼ぶ。「玉手箱もっておいで!」
カメは竜宮城へ行って玉手箱を持って帰るとおばあちゃんは即ふたを開けて経年効果のガスを桃太郎にかける。
このガスの結果、あっという間に大人になった桃太郎。
その数日後岡山方面の鬼ヶ島で強奪事件の主犯者で逮捕される運命にある。
共犯の犬、サル、キジは「キビだんご」一つでサギに遭ったようなものですと素直に取り調べに応じているらしい。
「魔が悪かった!」
「賀茂川では流れてきたものは拾わないようにしましょう!」というおはなし。

昨日の京都新聞で「さだまさしコンサート」は歌謡曲かの記事があった。私は落語・漫談の噺家だとおもう。
コロナ禍期間中、演目で収容人数が変わるらしい。
中島みゆきとさだまさしの「あなたに似た人」を聴く限り演歌?「精霊流し」はJ-POP?
コンサートでは歌う落語家?バイオリン演奏ではクラッシックコンサート?
ここはカメを呼んで玉手箱をもってきてもらう。
ボンと煙が出て成長途中の「さだまさし」が大きくなったら何になっているか楽しみだ。
ふたを開けてガスを吸うとワニでもイグ・ノーベル賞がもらえる!
さだ氏の80歳になった声を聴いてみたい。
今日は「敬老の日」彼もお年寄りの仲間入りのはず。
私も65歳!嬉し恥ずかしお年寄りだぁ~!忘れ物をしない大人になる、ちょっとしっかりしようと思う。
今日も6時まで営業しますよ~。








コメント
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