京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の優しい時間」

2020-03-12 09:06:39 | 時計修理

3月12日木曜日。東大寺二月堂お水取りの日。
この日のお水取りで一気に春になる京都。
昨日は東日本震災から9年目。
朝日新聞には「勝俣、清水」東京電力の名前が見つからない。さぞや福一原発事故の被災地の皆さんは無念なことでしょう。
私もくやしいね~。
事故後9年たっても自由に無責任感染症を国内にばらまいている状況にここは法治国家ではないのか?嘆きます。
多分永久に亡くなった人は浮かばれない国なのでしょう。

朝日新聞で今朝になってやっとコロナ対策の別刷り記事が出た。
「一人の感染者から一人だけに感染する」と感染専門のおバカなウソ報道を信じていました。
客船やらライブハウスの感染拡大でやっと強力な感染力だと今更遅い。
要するに構造上換気が不十分な地下鉄、市バスでも十分感染するのだったら「市バス利用は避けましょう」くらいの警告を出してほしいものです。

昨日下京区の図書館に行く。
嫁さんが花粉症のため館内で咳やくしゃみが出るので私がかわりに予約本を引き取りに行った。
くしゃみ一発で雰囲気ががらっと変わるので花粉症の皆さん、喘息の皆さんは危ない、リンチに遭うかも?
館内に入るとなんと熱気で息苦しい、マスクは着けていられないほど暑い。

下京図書館はビルの4階にあるので下層階の暖房が上がってくる構造です。
百貨店などでは各階で室温が調整できる。地下は暖房、五階は冷房で調整しています。
ところが老朽化したビルでは簡単に感染してしまうほどの密閉状態でした。
館内で激しく咳こむ人もいて怖い!
これでは小学生、お年寄りに利用を禁止して予約本の貸し出しのみの利用など京都市は至急下京図書館の対策を取ってほしいものです。

その点、西陣の皆さんが利用する北区の図書館は冬は寒く、夏は暑い!おまけに蔵書も少なく学習室もない。
ナイナイだらけでも図書館員の元気だけが取り柄。元気をもらって帰る。コロナに安全な設備だ!ぜひ利用しましょう。

写真は「ニクソン」
リューズ、巻き芯の取り付け修理。常連のリューズが大きく何かにひっかかると抜けやすいモデルです。
巻き芯とリューズを合わせて税込み2200円。メーカー修理になると2万円弱の費用になるでしょう。
なぜ安いのか?
京都の「もったいない」思想でこれが可能になる。
お客様が使わくなった時計をいただくことで今回の様に使いまわしができるのだ。
べつに私が天才でも何でもない。日本の時計師なら巻き芯をつないでリューズに合わせるくらい簡単にできる。
メーカーにぼったくられる間抜けはいねかぁ~!
作業は1時間ほどできるので時間給1000円、電池を交換するので1000円計2000円と税で完了。
材料費は無料なのだ。
ところがこれをやるとコピー騒ぎになるのが厄介です。
「社外品を使っていましたので修理不可能です」と騒がれる。
こんな親切心が仇になることが多いのでロレックスなど高額品はやらない。
なにかと訴えられたり、怒られることになる。これは悲しい令和の時代。

「勝俣、清水、八木誠」たち貴族社会の住人は無罪放免で野放しの国。
国内自殺者数G7最悪の二万人の国。
新型コロナよりはるかに死亡者数が多い3月なのにメディアの皆さん知らん顔だ。
のんびり時計の修理部品を作っているといきなり後ろから殴られそうな恐ろしさもある。

「すべては消費者のため」と育ってきた昔堅気の時計師は私の代で絶滅するのでしょう。
それにしても使わなくなった古い時計を頂くのはうれしいものです。
「優しい時計」の完成でした。

京都は古い時計、神戸は新しい時計を自慢します。大阪は安い時計‼価格勝負が自慢。
最近マスク自慢が目立ちます。
マスクが普通に出回るのは7月くらいだという。
夏の暑い熱波の中祇園祭りのころにマスクをつけて歩ける人はいないでしょうね~。
今日も工房ではマスクなしで頑張っています。残り少ないマスクは外出時のみ。

「必要な人に買ってほしいのであえて買いそびれた!」そんなお客様が多い。
京都の北区でひっそりと営業中!コロナ騒ぎはここまでは届いていないようです。
お待ちしております。





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