京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の砂時計」

2017-03-09 10:53:10 | 時計修理

3月9日木曜日。
今までちょっとした謎が解けました!
去年の今頃から車も自転車もやめて市バスのエコ通勤を始めました。
バス通勤は約40年前の学生時代以来のできごとでした。次第に子供時代に戻っていく様な気がします。

市バス46系統など千本通りを通る🚌に乗る度にとちょっと違和感がありました。
四条大宮から北上すると二条駅周辺の景色がマンション街になってしまい。全く変わっていました。車では広い堀川通りを通るのでまさに40年ぶりの道です。

車内からきょろきょろと眺めても以前の風格がある二条駅は消えています。また二条駅前の次のバス停が「旧二条」という。このあたりが何となく気持ち悪い!
何となく気持ち悪さを不思議に思いながら1年たった。
昨日やっとわかった!
旧二条駅は元々「出世稲荷前」の名前でしたこれを昨日気が付いた。
昔、四条大宮のアルバイトの帰りにここを通るたびに「おいら出世ができるのかいな~?」とぼんやり眺めながら通り過ぎたバス停でした。
昨夜知人と話していると突然「出世稲荷」の話が出てあの違和感に納得!

今朝見るとあの場所には大きなマンションが立っていました。お稲荷さんは大原に異動したとのこと。お稲荷さんも人事異動があるのでしょう。
秀吉公ゆかりのお稲荷さんも時代の流れに流されたのでしょう。
自宅周辺の神社も駐車場収入で何とかしのいでいる様子。立命館・広小路学舎付近の名水で有名な梨木神社も鳥居をくぐるとマンションにぶつかる。
砂時計のようになんとなくカウントダウンが始まっているような気がします。

私はカウントダウンのように必ず降る涙雨の雨男。きっかけは金沢時代から雨男に変わったようです。
北陸は毎日雨ばかり!うんざりするほど冬は雨か雪で空は重い雲に覆われています。
青空を見るために特急シラサギ、雷鳥に飛び乗っていました。
逆に金沢から遠くなるほど人は冷たくなってくる。お天気を取るか、人を取るか難しい選択でした。
金沢のお天気に慣れたころ異動した。ところが雨がずっとついてきたようです。妖怪アメフラシに憑りつかれたのか?以来雨男のレッテルがはられる。
スキーに行くと雨!百万遍の手作り市に行ける日は雨!今月の15日は水曜日なので工房がお休みなのだがお前は来んといてや雨が降るからね~。と言われるほどの雨男です。

昨日も工房から出た夕方には快晴!今日は大丈夫と出かけたところ四条のハンズを出たとたん大粒の雨が降ってきた。
今ではコンビニで傘を売っているのでありがたいが出張に行くたびに雨なので東京新橋で買った傘など自宅に大量に残った傘の思い出にうんざりします。

最近、傘と時計は価値がなくなってきた。
写真はなんちゃって時計師の電池交換!ボンクラ防水パッキンの取り付けで水が入った事故。
一般のお客様はせめて時計組合の会員のお店が安心の目安になるでしょう。
それでも時計は使い捨て時代!砂時計のカウントダウンが始まっているようです。
明日は桃始笑!
桃のつぼみが膨らむころ。私の財布はしぼんだままだよ~ん!







コメント
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