こんばんは。日が暮れるのが早くなりました。日が落ちると寒さを感じます。今日はお昼過ぎから、キャベツの植え替えをしました。事前に耕しておいたところへ。プランターに種を蒔いていました。それが適度な大きさになりましたので、広いところへ移動をさせてあげます。伸び伸びと成長が出来るように。防虫剤を散布して、それから水撒きをして終わりました。お金になるわけではないのですが、これが老爺にとってはわずかに残った仕事らしい仕事です。来春には食べられるようになるでしょう。見事に育ったら、とても我が家だけでは食べきれません。ですが、キャベツは、ちょっと油断しているとまるまる青虫に食い尽くされてしまいます。収獲まで防虫剤散布が必要です。無農薬なんて芸当はわたしには不可能です。一応割り箸を畑に置いていますが、大量の青虫にはとても対応できません。蝶々は真冬でも飛んで来て卵を葉裏に産み付けます。ハウス栽培をすれば防げるでしょうが、そこまではできません。
人が生きているのが人の世。人でなくなると？ 神さまになる。すると神さまの生きている神の世に移行する。そう考えてみる。愉快が込み上げる。愉快に生きているのが神さまである。では、練習をしたことになるね。そうだね。秋の日は、お昼を過ぎた頃には、ほろほろ温かい。何が何でも人の世でなくともいいのかもしれない。そうだね。もっといい世へ、もっともっと愉快が体験できる世へ進んでゆくのだからね。
お日様が遊ぼうと誘われるので、僕はじゃと言って誘いに乗ることにした。畑に出た。種から育てている白菜の苗を引いて、畑に移植した。背中がほかほかした。
先日の台風が我が家の畑のブロッコリーやカリフラワーを薙ぎ倒して行った。草丈も３０ｃｍ～４０ｃｍほどになり葉も勢いよく広がってきたところへ強い風が吹いたので、根を持ち上げられてしまった。倒れてしまったのを元に戻して根を踏みつける。だいぶたくさんあるので骨が折れた。
今日は風もない。空は白い雲を敷き詰めている。そこへ朝日が当たっている。雲がそこだけ輝いている。大地までは光が届かないでいる。寒い。仏典をしばらく読んでいたが、頭を素通りして過ぎて行く。せっかくの教えが、まるで他人事だ。ぼんやりドビュッシイーを聴いている。
もうすぐ夜が明ける。午前６時。今日は１０月２４日、火曜日。雨の音はしていない。それほど寒くもない。
人は一様ではない。欲しがる人と欲しがらない人がいる。高級車、高級品ブランド品、高級住宅を欲しがる人と欲しがらない人がいる。おいしいステーキを食べたがる人とそれほどまでに食べたがらない人がいる。名誉欲を満たして奔走する人とそんなものには振り向かないですむ人がいる。食欲、物欲、金銭欲、愛欲もそう。性欲もそう。幸福欲勝利欲もそう。人は一様ではない。欲望に捕まえられて悪事に走る人もいる。ガムシャラに満たさねば生きていけない人と、生まれつき淡々としていられる人がいる。
欲望が強い人にはそれだけの強いブレーキが必要になる。自制心を働かせるのに努力しなければならない。苦労に苦労する。ブレーキが効かないで苦しみ悲しむ。悲哀を嘗める。欲望がもともと薄い人はブレーキなしでも平気に乗り越えられる。強い人は弱い人が理解できない。弱い人は強い人が理解できない。
仏教は自己制御装置を働かせる技術を教えているところがある。荒ぶる自己の煩悩、欲望をコントロールして平常心、平静を保てという。そういう修行をしなくても楽々と平静を保っていられる人もいる。人は一様ではないようだ。
