徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

古町小町とブリジット・バルドー

2023-09-24 22:33:31 | 映画
 今日、RKKラジオ「村上美香のヒトコト」に城下町古町案内人の古町小町こと瑠璃さんがゲスト出演、案内人を始めた動機や日頃の活動などを話された。案内人を始めて12年だそうだ。だいぶ前から存じ上げているがもうそんなに経っていたかと驚いた。熊本地震直後、熊本城は復旧するかもしれないが城下町は消滅するのではないかと盛んに言われた。たしかに多くの町屋は姿を消したが、残された城下町の風情を守り、それを一人でも多くの方に知っていただきたいと有志の方々が頑張っておられる。彼女もそんなお一人である。


2012年クリスマスの上村元三商店前

 今日の放送の中でフランス語に堪能な彼女が2曲紹介されたが、そのうちの1曲がなんとブリジット・バルドーの「Ça Pourrait Changer (変わるかも)」だった。聴きながら、僕が映画少年だった頃の思い出が甦った。
 あれは小学校6年か中学1年の時だったが、通町筋の大劇でブリジット・バルドー(当時は“ベベ”と呼ばれていた)主演のフランス映画「裸で御免なさい」(1956)を見た。おそらく西部劇か何かの添え物だったと思う。ところが、10年前、BSでこの映画が放送された。50年以上も経つとこちらの観る眼が変わっていて、添え物だったこの作品が妙に愛おしい。なんだかんだあって“ベベ”がストリップコンテストに出場する羽目になる。素面はさすがにムリと仮面をつけて出場するのだが、彼女はイタリア娘“ソフィア”と名乗る。これは同世代のソフィア・ローレンをパロっているのがわかってクスッとくる。なかなか小洒落たコメディなのだが共同脚本を担当しているのが当時の“ベベ”の夫ロジェ・バディムだから、きっと彼女の魅力は知り尽くしていたのだろう。

「Ça Pourrait Changer (変わるかも)」が使われた日産モコのCM

映画「気分を出してもう一度」(1959)の1場面


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