アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

2月文楽 国立劇場 小鍛冶

2006年02月16日 | 文楽

第2部 『小鍛冶(こかじ)』

能を基盤として市川猿翁がS14年(1939)に初演。
文楽はS16年6月四ツ橋文楽座で初演。

小鍛冶宗近って人が、帝から仕事の依頼を受けた。
刀鍛冶の名人さんだからサ、「スゴッ!!」ってもんを創りたいわけね。
もー1人名人がいないかなぁ~。
そーしたら世界NO1のものが出来るのに。
お稲荷さんにお願いしたら、
♪呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ~ン♪(byハクション大魔王)
老翁現るっっ。
「手伝ってやるけど、ジジィの言うこと聞きなされ」
名犬…(そりゃラッシー)名剣!
その故事来歴~。うんちく語るよ~。
ひとしきり喋って満足したのでありましょう。
足を空中でバタバタッッッ!!
エキサイティングに♪飛びます飛びます♪(by坂上二郎)
「さらばじゃ~」
OH~!やはり、お稲荷さんだけに狐!?

舞台真っ暗。
キャ~~ッ。何かが始まるのよ~。(怪談じゃないっつーの)
杉木立。注連(しめ)。祭壇。厳粛。シ~~ン…。

 「如何にや宗近。勅の剣打つべき時は只今なるぞ。
 頼めや頼め、たゞ頼め」

宗近~!稲荷明神サマ~!
さぁ~いくで~!よっしゃ~やるで~!
トンテンカンテン~♪
おっと危ないっ。手が滑る~っ。
安全第一、指差し確認、忘れずに。
トンテンカンテン♪リズム良く~っ。

♪暫時(しばし)もやまずに 鎚(つち)うつ響(ひびき)
 飛び散る火の花 はしる湯玉(ゆだま)
 鞴(ふいご)の風さえ 息をもつがず
 仕事に精出す(せいだす) 村の鍛冶屋 ♪

「村の鍛冶屋」1番歌えました~ハハハ。(歌ってどーする)

 √  天の叢雲(むらぐも)かゝるとも、むらむら雲のみだれ焼、
    匂ふばかりの金色は、霜夜の月に照り添ひて、
    いと潔く見えにける
     「勅命の御剣、只今成就仕る」
    と恭しく捧ぐれば
    道成欣然と領承あり
   
表には「小鍛冶宗近」裏には「小狐」とクッキリ刻んで
剣が誕生~!!

「刀は~お友達だぁぁぁぁ!!」(by橋本じゅん
それは『阿修羅城の瞳』(by劇団☆新感線)じゃんっっっ!

突然っ!ズ~ッと脇で座ってた人が
「小狐丸と名付けよー」
ビックリした~。勅使だったんだね。     

稲荷明神は觔斗雲に乗って(違うよ~猿じゃないよ~)
稲荷の峰に帰っていきましたとさ。
めでたしめでたし。    

アッという間の28分間っ。
ツレ弾きがビンビン!!人形はガンガン!!
曽根崎心中』の”ツマ”って言ったん誰~。(…私)
とんでも8分っっ。また来て10分っっっ!!!

お次は『曽根崎心中』へ。

ルポレポはこちら  11日~26日 国立小劇場 
   第1部 「御所桜堀川夜討」 「関取千両幟」
   第2部 「小鍛冶」 「曽根崎心中
   第3部 「天網島時雨炬燵」    
 
 
おすすめ本はこちら
文楽に連れてって文楽ざんまい」」「文楽のこころを語る」 
舞台宇宙の住人たち


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