亀岡典子 著 淡交社 1890円
そこに一体何があるのか
一度見極めて欲しい
生身の人間が
のたうちまわって築きあげる芸
魂が震えるような感動と美が
そこにある (本書より)
歌舞伎の本ってドンドン出てるよね。
落語の本も「タイガー&ドラゴン」でドーンと増えた。
本屋の”伝統芸能”コーナー
その影で、ホソボソと新刊本を出しているのが『文楽』!
『文楽ざんまい』は表紙にドキドキ~。
人形に、…ホ~。
おっと、裏表紙にもウットリ~。
”キーワーでたどる文楽”
前から幕を開閉する人がとーっても気になってる。
悲しい場面では泣いてる。
楽しい場面では笑ってる。
引かれる幕ってそんな感じせえへん?
この不思議な感覚に答えてくれたで。
「幕も演技してるんです」ってサ!ビンゴ~ッ。
その名も”介錯”
ヒェ~。片手技(by御家人斬九郎)?
「介錯つかまつる」って、
首がビュ~ッ。胴体バタッッ。
これしか頭に浮かんでこなんだ…。
責任重大なお仕事やないかいな。
若手の修業の場。
頭巾を被った黒衣、舞台袖で待機。
小道具の出し入れなど、雑用もこなす。
こりゃ、物語をバッチリ知らんと出来へんお仕事。
裏方の存在。表方や作品のこと。
知らんでもええけど、知ってると楽しいこと載ってまっせ。
その他のおすすめ本はこちら
「文楽のこころを語る」 「舞台宇宙の住人たち」 「文楽に連れてって!」