初体験

今日ボクシングジムで初めて汗を流した。
へとへとだった。
最初になわとび2ラウンド。ちなみに1ラウンド3分。
これがきつい。30秒ほどで体が異様に重く感じて、汗が吹き出す。
教えてくれた若者は軽やかに飛んでいる。
ぼくはドスン、ドスンという感じで、いかにもどんくさい。
ジムは壁一面が鏡になっており、中年太りのおやじがへとへとになっている姿がぼくの目に映った。
3分がとても長く感じる。重力が2倍、3倍になって、ぼくを押さえつける。
わざとひっかかったりして、休みながら、2ラウンドが終わった。
なさけない。
その後、若者からジャブの打ち方を教えてもらい、2ラウンドジャブばかり打ち続けた。最後の方は、肩があがらなくなった。
そして会長から、右ストレート、ステップしながらのワンツーを教えてもらい、5ラウンドくらいシャドーボクシングをした。
およそ1時間強の練習を終えて、最後に掃除をした。
Tシャツがしぼれるくらい汗をかいた。呼吸が整うまでしばらく時間がかかった。教えてくれた若者は、ダンスでもしているかのように、軽やかに動いて、ぼくと同じメニューをこなしながら、まったく汗をかいていないし、呼吸の乱れもない。おそるべし、ボクサー。
こんなに真剣に運動したのは高校時代の体育の授業以来、20年ぶりくらいかもしれない。疲れたが、心地のよい疲れだ。早くサンドバッグを打てるようになりたい。