日々思うこと

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op.72 私を救ってくれたもの②

2021-03-03 | 闘病記に名を借りた自分語り

「今」にフォーカスすること。

もしも抗がん剤が効かなかったら...
副作用がひどかったら...
手術後、ガン細胞が残っていたら...

ネットでさまざまな情報を得られるのも良し悪しで⤵️
今後についての不安をつい漏らしてしまう私に、
主治医の先生は、いつも優しくこう答えてくださいました。
「そのときまた一緒に考えましょうか。😊」

正直、その答えに
物足りなさを感じてしまうこともありましたが
(私は何かもっと安心させてくれるような言葉を求めていたのだと思います)
この言葉は、まぎれもなく一番有難い答えだったと言えます。

過去の選択を後悔したり
未来に訪れるかもしれない不運をむやみに恐れたりしないで
ただ、今やるべきことにフォーカスすること。
それこそが大切なのですね。

現代では
「常に最悪を想定しておく」のような、ビジネス思考的なものが良しとされる風潮にありますが、
こと闘病のさなかにあっては
そのような想定が役に立つことは、ほとんどないような気がします。
ときには「出たとこ勝負」のほうが良い場合もありますね。😊


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3 コメント

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Unknown (moriya)
2021-03-03 21:01:18
このたび私の会社に入社し、部下として働いてくれるという奇特な人がいます。
私の主務が幼稚園に移るので、今までやっていた「稼ぐ仕事」を託します。
その彼に、先日、「幼稚園の業務引き継ぎ、想定内ギリギリのことが立て続けに起こってさあ」と、軽く明るく愚痴ってみました。
そしたらその返し。「想定内ギリギリって、想定してた最悪の事態ってことでしょ(笑)」と来ました。
この返しで、私はこの採用は成功だったと確信しました。
本文と関係なかったですね(笑)
彼は今38歳独身。小学校高学年から不登校でした。職を転々としながらも高卒認定をとって放送大学を修了しています。
ただ、たぶん、自分に正直すぎて、履歴書やエントリーシートの書き方が下手。だから、ふつうの採用ではどこにもとり手が現れず、成り行き任せに生きていたら、ひょんなことから私と出会ってしまったというわけです。
まあ、凸が凹と出会ったというか、割れなべに合うとじぶたを見つけてしまったというか、面白いものです。
(ちょっと本文に近づいたでしょうか?)
私が彼を誘ったのは、彼の目立たない仕草やことばから「このひとは、他人のつらさや深い悲しみを感じることができるんだ!」と、ピンと来たからでした。
なぜ、こんな重要な能力を備えたひとが学校からはみ出さざるを得なかったんだろうと素朴に思います。
Unknown (midstream00)
2021-03-04 23:08:22
moriyaさん、コメントありがとうございます😊
ギリギリで乗りきったというのは、イコール想定範囲での最悪の状況だった...
確かにそうですね!
乗りきれてよかったです😅お疲れさまでした。
他人の大変さを分かりつつも、自分に正直に生きることができれば、それに越したことはないですね。
ある意味相反するところもあるので、熟達には人生経験を積むしかなさそうですが...
Unknown (moriya)
2021-03-05 07:54:54
ハハハ。
ことば足らずでスミマセン。
まだ、乗りきってないんです。っていうか、始まってもないんです。
想定内ギリギリだということがわかってきただけなんです。
さらに、想定外にはみ出しているものがあることも判明しました(笑)
実はぼくは今までの社会人生活のなかで、そもそも「引き継ぎ」なるものを受けたことがほとんどないのです。
なので、極端に言えば、重要なドキュメントと手がかりになる資料さえ残っていれば頭を抱えることなどあるわけないと思ってます。「聞いてないからわかりません」恐怖みたいなものがないのでしょうね。だって、手間がかかっても何とかなる、っていう経験知がほとんどでしたから。
愚痴ったのは、前任者がどこまでやってあって、自分はどこからやればいいか? が確定できず、結局、想定内ギリギリだったためです。
でも、「つまり、すべて自分でやればいいのね」とわかったので、やっと乗り切る作戦をたてられるようになり、かえってスッキリしましたよ。責任の在りかも「すべて私です」といえますし。ま、「地に足がついてしっかり立てる状態になった」ということです。
今後にご注目ください(笑)

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