『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『バーレスク』を観た]

2011-01-04 16:26:37 | 物語の感想
☆これまた、新春早々、燃える映画でした^^

 アメリカの片田舎からLAに出てきた少女アリ(クリスチーナ・アギレラ)が、絢爛豪華なれど傾きつつあるクラブ<バーレスク>で、経営者兼ダンサーのテス(シェール)に才能を認められ、トップを目指しつつ、多くの仲間や周囲の者との関係の中で、芸やゲイや恋にまい進し(アリはゲイじゃないけど^^;)、<バーレスク>の存続を目指す物語だ。

 話は、スタローン映画的にシンプルだが、その見せ方で、作品が最高に盛り上がるのもスタローン作品的だ。

 ここでの「見せ方」とは、主役を演じたクリスティーナ・アギレラの歌と踊りである。

 ダンスの方は、いまいち、その上手さが私には実感として分からないのだが、

 物語中盤の、ライバルの策略で音が消された舞台上で披露される、そのうなるような歌声は、とてもパワフルで、

 私、ビシビシビシと全身に鳥肌を立てました。

 ハスキーボイスで甘えた風に歌う舞台も良かったなぁ^^

 激しい物語だが、時折、妙に静かなシーン(メイク時や舞台がはけた時)があるのも「幕間」として良かった。

 また、ゲイの舞台演出家の家のエピソードや、作曲家を目指す恋人と結ばれる夜のシーンなどは、なんか、物語的にテンポがおかしく、妙に浮いているようには感じた。

 でも、アリの才能を僻み、テスに追い出されたライバルのニッキが、テスに謝罪し、<バーレスク>に戻ってくるシーンと、それでも、メイク室で、アリに対し素直になれないけど、何か通じ合うものを感じさせる演出は良かったね。

 アリは、<バーレスク>のトップになった後、<バーレスク>買収を画策する金持ちの男と親密になるのだが、脚本的には、アリはけして、その男と必要以上に近しい関係になることはない。

 しかし、アリが作品を通してドンドン美しくなっていくので、見ているこちらは、ヒヤヒヤものなのだ。

 美人は、悪に傾くからだ・・・。

 それから、ニッキとテスの言い合いのシーンの台詞が気に入った。

「あんな、苦労知らずの田舎娘にみんな、引きずられてる!!」

「苦労知らずの子が、あんな風に歌えるとでも思っているの!?」

 なんちゅうか、テスの才能絶対主義への真摯な思いが感じられて良かった^^

                                             (2011/01/04)

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