『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[『ジョジョ』荒木飛呂彦・画業二十五周年スペシャルディスク]

2006-10-26 17:12:56 | 物語の感想
▼私は現在、プレステ2を持っていない。壊れているので修理中だ。

 しかし、今日発売のゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ファントム・ブラッド』を予約して購入してしまった。

 『ジョジョ』の作者・荒木飛呂彦の漫画家デビュー25周年記念のスペシャルDVDが予約特典についているからだ。

 こう見えても、私は、その単行本デビュー作『魔少年ビーティー』を、発売日に買った男である。

 以後、全ての荒木作品は、全て初版で持っている。

 私は、第三部の途中で、ニュージーランドに一年間住んでいたのだが、その時も、連載していた『週刊少年ジャンプ』の『ジョジョ』の切抜きを送って貰っていたほどだ。

 ちょうど、承太郎とDIOが最後の闘いをしていたんだ・・・。

 日本に帰ってきたら、ジョジョ(第四部)の主人公がリーゼントヘアーだったので、非常に驚いた記憶がある。

 さて、今日発売であるが故に、ファンは、既にその内容を知っていると思うが、発売記念に一筆書く。

 特典DVDは、四つのコンテンツからなる。

  1・荒木飛呂彦 インタビュー
  2・ゲーム『ジョジョ』テレビCM&撮影風景
  3・ゲーム『ジョジョ』プロモーション映像
  4・映画『ジョジョ ファントム・ブラッド』予告編

 深い意味はなく、「4」から遡ってみた。

 「4」は、面白そうだが、45秒ほどの映像で、物足りない。

 「3」は、なかなか見ごたえがあったが、今、手元にあるゲームの映像を見せられても、解せない。

 「2」は、面白く、特に、「ダルマさんが転んだ」と言う遊びをモチーフにしたCMは、何度見ても笑える^^

 CMの撮影風景も、少女の「ダルマさんが転んだ!」の言葉とともに大勢の大人がポージングを決める様が、ちょっとシュールで抜けていて面白かった^^

 かなり多くのエキストラを使っていて、金が掛かっているCMだなあ^^;

 多人数の大人が、「ジョジョ立ち」を決めている様は壮観だ。

 確か、そんな演劇集団のホームページもあったよね^^

 話が前後するが、「1」の荒木先生インタビューで語られるのだが、「ジョジョ」のポージングは、イタリアの彫刻に由来するようだ^^

 さて、コンテンツの「2」「3」「4」を見たが、総計で7分程度であるし、さほどの希少価値のある映像とも思えない。

 うへ、予約して損はしないけど、得もしないなあ、などと思いつつ、「1」の荒木先生インタビューをクリック!

 これが、三十分くらいの映像で、私は満足した。

 『ジョジョ』第三部のビデオアニメの巻末には、同じく荒木インタビューがあったが、ちょっとよそよそしい雰囲気があった。

 だが、今回のインタビューは、気軽に荒木先生がインタビューを受けていて、なごやかな面持ちが感じられた。

 おそらく、荒木先生宅なのだろうか、高級感漂う居間をバックに、第六部のディオのような、なよった感じの荒木先生が登場している。

  (少しだけ内容紹介・私の知らなかった情報を)

 ・第一部の主人公ジョナサンの名前の由来は、新連載の打ち合わせをファミレス『ジョナサン』で行っていたから^^

 ・ディオの名前の由来は、へヴィメタが好きだったので、そこから。

 ちょうど、本日の『2ちゃんねる』にこんなスレッドが立っていたよ^^

 【音楽】ディオを含むブラック・サバスが復活! ただし名義は“Heaven and Hell”
   http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1161842506/1-100

 ・荒木先生が、第四部の主人公「東方仗助」を好きなのは知っていたが、今のところの全シリーズで「第四部」が一番好きだとのこと。

 荒木先生は、「杜王町の物語は終わってない」とし、続編が書かれるのを匂わしている。

 しかし、吉良吉影以上の魅力的な悪役は、第四部の設定では考えられないのだが。

 ちなみに、私は、この第四部、デビッド・リンチの『ツイン・ピークス』に多大な影響を受けていると思っている。

 ・また、これも何度も聞いた話だが、荒木先生が横山光輝『バビル二世』を非常に参考にしていると言う話。

 でも、初期の頃は、横山作品以上に、白土三平の影響が、画・マンガ表現ともに濃かったと思う。

 ・第三部でのDIOの復活は、「一度死んだ最強の悪役を復活させてみたく、その間に別の話(第二部)を置いた」とのこと。

 いやはや、それにしちゃあ、第二部の完成度は高いぞ!

 私は、カーズが「究極生物」になってしまったので、これ以上の敵は現われないだろうと思ったものだが、第三部から出てきた「スタンド(幽波紋)」の概念が、それを吹き飛ばしてしまった^^;

 ・スタンドの最初のイメージは、「頭の中から飛び出てくるパンチ」^^;

 そのパンチには、能力を持つ個々人で、力強いものもあれば、緑色の薄っぺらいものもあり、刺々しいものもある。そんなイメージだったそうだ。

 ・昔は、戦う女性など、自分(荒木自身)の中に存在しなかったが、時代が流れ、今なら描けると思いそれが徐倫(第六部)に結実したそうだ。

 ・連載中の第七部については、ネタバレになるので、荒木先生の微笑んでいる映像でお茶が濁らされた。

 ・第一部から第三部までは、神話上の闘う男を描いていたような気がしているが、第四部からは、「等身大」のジョジョを目指していると言う。

 第五部のジョルノなどは、思いっきり身体を細く描いたと言う。

 ・独特のポージングは、イタリアの彫刻に感銘を受けたことに由来するが、人間の身体ってものの動作機能をデフォルメすると、ああなるのだそうだ。

 ・擬音は、ホラー映画とプログレッシブ・ロックの影響。

 どうしても、描いた情景に、それらのサウンドを鳴らしたくなるのだそうだ。

 「キュイィィィィン!! チュイン! チュイン!! チュイン!!」だそうだ。

 ・多くの人が、初対面のとき、自分(荒木)を岸辺露伴の如く思って、ビビってやってくるのは困る^^; とのこと。

 いっそのこと、あの岸部露伴のキャラで通そうかと思ったことも・・・。

 てな訳で、露伴先生…、もとい、荒木先生、これからも『ジョジョ』描き続けてください!

 最後に、『ジョジョ』で私の好きなキャラ・ベスト10!

  1・空条承太郎(不動の一位)

  2・DIO様(第三部の時のね)

  3・吉良吉影(最悪で、最高! マギーッッ!!)

  4・カーズ様(考えるのをやめた…、と言う結末には唖然)

  5・リゾット(ボスに挑む一匹狼)

  6・重ちー(不覚にも死に様に泣いた)

  7・杉本玲美(この頃の絵はうまい)

  8・ジャイロ・ツェペリ(生き様に欠点があるのがいい)

  9・ジョセフ・ジョースター(第三部の初老の頃ね)

  10・岸部露伴(言葉が勉強になる。リアリティ!)

 てゆ~か、今、コミックスを見返していて気づいたのだが、私、吉良吉影よりも年上だよ^^; ドギャーーンッ!!

                                      (2006/10/26)

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