『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』を観た(第一印象)]

2013-10-26 15:14:31 | 物語の感想

 

  おおお! パックス・サタン・ホムラ~ナ!

                            (魔王ほむらの下での完全なる平和・・・)

   世界の事象は、等価交換!

   前作で失ったモノは今作で取り戻せるも、

               またかけがいのないモノを、貴方は失う。

☆朝一で観てきました。

 ちょ-っと、想像を絶する物語でした。

 女の子と観に行ったのですが、もう片側の隣りは見知らぬ男で、そいつ、途中から、その魔法少女のファンなのでしょう…、身を乗り出して、周囲をキョロキョロし出してました。

 自分の眼前で展開する物語が信じられないのでしょう。

 クライマックスで、幾つもの衝撃の事実と真相と、新たな展開が怒涛のように呈示されますが、

 私は、その最初から驚き、でも、それ(唯一無二の魔女の存在)は予想できうることだなぁ、と思い直したところ、続く、とある方の「豹変」で、私、唖然とした。

 なんて・・・、なんて、不憫な子だ・・・。

 そして、前回までの物語の中で、多くの魔法少女を絶望の淵に追い込んだ、この作品の作り手が、今度は、こっち(我々。まどマギファン)に絶望を送り込んできたことを理解した。

 ラスボスは、魔女でも、魔獣でも、ナイトメアでもなく、そして、「魔女」でもなく、「魔王」でもなく、<魔ストーカー>だったと言えましょう。

 その片鱗は、シリーズ全般を通して分かり得たことでもある。

 ジャンプマンガの「強さ」の如く、「まどマギ」世界の「悲劇性」は、今回、行き着くトコまで突き進みます!!!

   ◇   ◇

 前半は、「永遠の物語」からのつながりがなく、魔法少女5人が、新たな敵「ナイトメア」に戦いを挑む様が、散文的に語られ、非常に楽しい。

 ただ、戦いが散文的と言っても、戦いの内容自体は、「まどマギ」イメージのマスターピースとも言うべきだが、劇団イヌカレーのデザインが突出しすぎていて、戦いの勝ち負けの構図を楽しみ難いトコはあった。

 それぞれがダンスに乗って見得を切り変身する様は、王道の魔法少女のようでいて、これまでの「まどマギ」世界のダウナー系の世界観があるので、それとのギャップで、異常な魅力へと変貌している。

 ほむらが主役であるが、他の魔法少女も、ほどよく、異なった役割で、その魅力を発散させる。

 いやはや、マミさんのおっぱいが、更にたわわになっているのが驚いたし、

 これは、メンバー全般に言えるのだが、やたらと、机の下での下半身の動きがエロく強調されていた。

 椅子の上、テーブルの下の両足が、やたらと感情を表わす演技をかますのだ。

 ほむらなんて、まどかとの逢瀬で、両足を捩り合わせていて、なんか、「感じて濡れている」みたいだった。

 ・・・コホン、さて、物語は途中から、ほむら探偵によって、世界のほころびを徐々に露呈していく。

 面白いのが、どうやら、世界(見滝原町)は偽であるが、そこに集ってきた仲間や関係者は、神になったはずのまどかや、魔女になって死んださやかを含め、「偽物」ではないということだ。

 そこが、「偽り」に彩られたこの物語の正否境界線で、私が物語を信じられる境界線になった。

 少なくとも、魔法少女たちは真摯だ、と。

 全てを知りつつ、更なる探究をするほむらと、立ち止り、魔法少女としての仕事をそつなくこなすマミの戦いは、激しくも面白かった。

 そして、シンプルな生き方であったはずのさやかが、ミステリアスな存在としてほむらに対峙する様、

 そのさやかが、杏子を連れとして生活している様、

 ほむらが杏子と、偽りの街を探索する様も、これまでのシリーズでは異質のコンビやバトルで楽しかった。

 キュウベェが、前半は、小動物としての鳴き声しか出さなかったのに、後半は水を得た魚のように理屈を語りだすのも良かった。

 新魔法少女の渚には、もっともっと活躍して欲しかったな^^

     

 まどかは、相変わらず、優しさだけの存在であるのも可愛い。

     

 一緒に行った女の子が帰りに、「他のメンバーが不幸なのに、まどかって、もともと、幸せな生活を送っているよね・・・」と呟いていたんだけど、それって、面白かった^^;

 その、普通の幸福な女の子が、あんな天文学的な超魔法を願ったことに、この作品の素晴らしさがある。

 そして、そのまどかとのささやかな交流の思い出に、生きることを賭けたほむらの純粋性(執念)も凄いものだ。

     

 ・・・今は満腹だが、5年後に、続編が出来るでしょう。

         最後の戦い、描くんじゃないすかね。

     PS.こちらも読んで下さい。美樹さやかのテーマがばっちりと描かれていますよ!!!

              [『ショートカットの人魚姫/援交少女さやか☆レグナ(1)』(『魔法少女まどか☆マギカ』の2次創作)]

                                           (2013/10/26)


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