『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『アメイジング・スパイダーマン2』を観た]

2014-04-25 15:55:41 | 新・物語の感想

☆・・・かなり期待して観てきました。

 まあまあの出来でしょうか。

 私は、今回、三人の怪人が出てくるということで、スパイダーマンは、その三人と連続する死闘を繰り広げると思っていました。

 しかし、メインは電気人間で、グリーンゴブリンと、特に機械獣の活躍はささやかでした。

 冒頭、スパイダーマンが、本来の摩天楼滑空の活躍を見せるのですが、

 そこでの「魅せ方」が非常に素晴らしかった。

 これまでのスパイダーマンの飛翔も大抵 完成されていて、これ以上の表現は出来ないだろうな、などと納得していたのだが、今回、下腹部がヒヤヒヤするような臨場感もすごいけど、「ヒャッハー!」的な動きも凄かった。

 なんか「柱の男たち」のようなポージングも空中でするし・・・^^;

 ただ、その「ヒャッハー!」的な、スパイダーマンの個性なのだが、素顔のピーターに比べて、なんか軽過ぎるんだよな。

 だから、「この人、二重人格なのか?」とさえ感じてしまう。

 基本、グリーンゴブリンは、ハリーの時とは性格が違う、もろ二重人格なのだが、ピーターとスパイダーマンもその系列に見えてしまう。

 そう考えると、今回のメイン悪役のエレクトラも、変身前と変身後は全く性格が変わる。

 「バットマン」と言い、その最凶の敵「ジョーカー」も二重人格の極みだし。

 かなり長尺な割には、この、エレクトラになるマックスが、心酔していたスパイダーマンに、エレクトラ変身後、憎悪を抱くようになる過程が随分と簡単なのである。

 マックスは、世間に認められず、エレクトラになって、悪として注目を浴びるようになるのだが、その欲求も、戦いの全般を覆うわけでもなく。

 また、ハリーが病気のため、次第に狂気を宿していき、スパイダーマンに憎悪を抱く過程も、簡単である。

 また、ハリーは、会社内の策略にはめられ、警察に連れて行かれそうになるのだが、「自分で行けるよ・・・」と、自分を捕らえていた警備員からスタスタと去るのだが、そこも変なのだが、次にハリーは、スパイダーマンに第一ラウンド土つけられたエレクトラの収容されている特殊監獄に赴くのだが、「なんで、そこに行けるんだよ!?」と疑問が出てくる。

 更には、武器も持たず、単身で監獄に忍び込み、エレクトラを解放までしてしまうのである。

 ハリー、グリーンゴブリン変身前である・・・、最強である。

 スパイダー毒のエキスを体に飛び込み、グリーンゴブリンの素体に変身するのだが、副作用に苦しみつつ、何故か、空飛ぶボード&スーツを着るのだが、「なんでそうしようと思った?」と疑問を投げかけてしまう。

 ミュージシャンのプロモーションビデオを撮ってきた監督だそうだが、イメージで押し流す描写が多々ある。

 ヒロインのグエンが、伏間殿オズコープ社の秘密データに触れ、大きな社屋を追われるのだが、会社は脱出できたのはいいとして、その後、グエンは家まで追われないのか? 会社は退職したのか? ・・・不明なのである。

 電力ブラックアウトに陥ったニューヨークの電力供給を再開させるのは私しかできないと、たった一つのボタンを押すために、エレクトラとスパイダーマンの闘いの舞台にしゃしゃり出てくる。

 また、クライマックスは、なんか、時計台の中みたいな歯車だらけの塔で戦うのだが、その雰囲気ある状況も、あんまし効果を発していなかった。

 なによりも、スパイダーマンの存在意義は、ニューヨークを守ることよりも、愛する者を守ることにあったと思うんだけどね。

 また、ピーターだが、科学者であった父親への信頼と疑心が入り混じり、すっげえ日和っていた。

 この作品では、色んな人物が心変わりするが、全て、一言二言で、その生き方が180度 方向を変えてしまうようだ・・・。

 ただ、グエンの卒業時の言葉で、スパイダーマンを辞めていたピーターが復帰を果たすようになるとこや、

 凶悪な機械獣ライノに、子供ながらスパイダーマンのスーツで立ちはだかる少年・・・、を助けに現われる本物のスパイダーマンのシーンなど、ちょっとグッときた。

     

 なお、どうやら、続編へのおまけ映像で、スパイダーマンとX−MENが共演するらしいことが分かったので、嬉しい^^v

                                                 (2014/04/25)


コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | [映画『テルマエ・ロマエ2』... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オマケ映像は… (ナドレック)
2014-04-28 04:33:25
こんにちは。
残念ながらオマケ映像は続編とは関係ないようです。

マーク・ウェブ監督は20世紀フォックスで新作を1本撮らなきゃいけなかったのですが、ソニーで本作を撮ることになり、フォックスが「じゃあ、ウチのX-MENを無料で宣伝してくれたら、先にスパイダーマンを撮ってもいい」と条件を出してきたので、あんな映像を挿入することになったそうです。
しかもマーク・ウェブ監督はフォックスで新作を2本撮る契約をさせられたとか。

なんだか観客不在の取引ですね……。
浅い (ボー)
2014-04-29 09:25:41
そうですよね! 彼女、一度は逃げられたものの、それで終わりってわけじゃないのに…不思議。
そのほか、いろいろテキトーな映画でした。
御二方へ♪ (ミッドナイト・蘭)
2014-05-06 07:28:32
>>ナドレックさん♪
余韻に浸るエンドロールで、作品と関係ないことされると、作品が汚されますね。
DVDとかでもやるんでしょうか?

>>ボーさん♪
雑な映画で、これを見てから、「アメイジング」の「1」を見直すと、きっと、許せていた点が許せなくなっていると思いますよ^^;
映画 (iina)
2014-06-02 09:31:52
いろいろと疑問を感じながらみたのですね。
映画に意外性を持ち込むことで、観客は驚き満足しがちですから、映画会社の思惑とおりですよ。

でも、X-MENの予告編を見抜けなかったとは、・・・。

iinaさんへ♪ (ミッドナイト・蘭)
2014-07-06 10:31:09
意味がよくわかりませんが、前のシリーズのほうがよかったなぁ^^

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

新・物語の感想」カテゴリの最新記事