『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[「ヱヴァンゲリヲン:Q」覚え書き(3:「破」と「Q」・その1 サントラ)]

2012-12-08 08:51:52 | 物語の感想
☆昨日で、近所のワーナーマイカル系(日の出・武蔵村山)の『新劇場版 ヱヴァンゲリヲン:Q』の公開が終わってしまった。

 何でだろ? まだまだ稼げるだろうに。

 さて、『ヱヴァ:Q』のサントラ、段々と聞き込んで味わいが感じられてきた^^

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0
サントラ
キングレコード


 昨日のFM NACK5『ファンキー・フライデー』のアルバムTOP20で、このサントラがランクインしてて、あの渚クンのピアノ曲が掛けられたのだが、バイト作業しながら、町の空を見上げながら聞く『Quatre Mains (a quatre mains) =3EM16=』は、なんか青い空の雲の中からシトが荘厳に降りて来そうでなんとも鳥肌が立った。

 さて、『ヱヴァ:破』と、『ヱヴァ:Q』のサウンドトラックの、それぞれの「ディスク1」と「ディスク2」の関係性についてだが、もう少し書いておく。

 以下のようだ。

 どちらも、基本、物語に沿った曲順である。

     

     

 私が何をいいたいかと言いますと、『ヱヴァ:破』のほうは、「ディスク2」のほうで、物語の、更なるもう一つの新たな可能性を示していた。

 つまり、「パラレルワールド」でも良いし、「時間ループ」でも良し。

「ああ、ここで宗教色を出す手もあったのか」とか「おお、ここに叙情性を高める曲を入れる作りも構想されていたのね」とか、私に想像させるのである。

 それが、このサントラの構成に表われている。

 しかし、『ヱヴァ:Q』のほうでは、それがされてはいない。

 私、そこまで聴き込んでいないし、映画館にも『破』ほどは行ってないので断言できないが、『Q』のほうは、ディスク1も2も、一部を除いて作中で使われている。

 どうやら、これも厳密ではないが、既存曲のアレンジがディスク2に収められている傾向がある。

 私は、そもそもが、作り手は、「パラレルワールド」「時間ループ」ネタで、今回の「新劇場版」にオチをつけようと思っていたのでは、と思うのだ。

 だが、それは、この『Q』の製作途中で断念された。

 何故か?

 私は、昨年の3月、震災の間にテレビ放送されていた、極限の「パラレルワールド」「時間ループ」を描いた『魔法少女まどか☆マギカ』の影響があるのだと思う。

 あの作品は、その「時間」の重みを、一人の女の子(ほむら)に一任したことが大きくて、そのインパクトは凄まじかった。

 『ヱヴァ』においては、ほむらの役を渚クンに割り振っていたのだね。

 でも、結果的に、例えば、ミサトさんの豹変なんかにも転用されている。

 あちらもメガヒットしたし、

 テレビシリーズと映画版で、ああまで内容をさき越されたら、『ヱヴァ』としても、方向転換せざるを得なかっただろう。

 そういった曲折が、『Q』のサウンドトラックの構成に感じられる。

 ・・・しかし、「パラレルワールド」「時間ループ」ネタが大オチに使えないとなると・・・、

 ヤツは、また、やるぞ、『まごころを、君に』の後半展開!!!^^;

                                            (2012/12/08)

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2 コメント

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2枚目は没・副案集ではない (morubor)
2012-12-08 23:37:38
>>「パラレルワールド」「時間ループ」ネタで、今回の「新劇場版」にオチをつけようと思っていたのでは

サントラの構成を裏付けにした考えは非常に独特な視点で面白いですが、ちょっと無理があるかなと。

なんとなれば、破のサントラは採用版と没案に分かれているのではなく、映画サイズ(ディスク1)とフルサイズ(ディスク2:序と被るものは載って無い)に分かれた二枚組『SPECIAL EDITION』として発売したものだからです。通常版は映画サイズのみ収録の1枚です。序のサントラ無視されてますし。
パラレル示唆と取るには少々強引すぎます。

ちなみに序のサントラはShiro SAGISU Music from”EVANGELION: 1.0 YOU ARE (NOT) ALONE”(フル)バージョンとサントラ(映画サイズ)と二種類発売されてます。破はこの二種類を合わせて発売したわけです。
Qのサントラは今のところ序の時と同じ形態で発売しているわけですね。このあと映画サイズのサントラが出るかは知りませんけど。(序の時は映画サイズのサントラはフルサイズ版の約一年後に発売しています)
ここの考察は比べるべきものを間違えている気がします。破のサントラ二枚目(フルサイズ)は今回のQのサントラ2枚に相当するものですが、破のサントラ一枚目(映画サイズ)に相当するものはまだQに関しては発売されてないです。

いえ、まあ知ってるとは思いましたが、ツッコミ待ちかなぁと思ったので下手にツッコンで見ました。

ぶっちゃけQのサントラ……というかShiro SAGISU Musicが2枚組みなのも、映画サイズが無いのも、新曲が多くて数がかさばったからだと思いますよ。
返信する
moruborさんへ♪ (ミッドナイト・蘭)
2012-12-09 01:15:12
マジ有難う御座います。

>>いえ、まあ知ってるとは思いましたが、ツッコミ待ちかなぁと思ったので下手にツッコンで見ました。

知りませんでした。
ただ、どなたかが教えてくれるのは待っていました。

私、あまり情報を得ようとしないタイプなもんで^^;

では、幾つか気になる点を記させてください。
「序」については、私、物語が、旧シリーズと比べ、それほどの違いがなかったので、サントラを買うほどには夢中になれなかったことを、先ず記して起きます(今ならば買ってもいいかな。しかし、公開一年後発売ってのは凄い商売をやりやがる^^;)。

ただ、『破』と『Q』においては、公開中にサントラが発売されたので、条件は同じと考えていたので、聴き、その構成の違いに驚きました。

私なりに、必死で整合性をつけ様とひねり出しました。

ただ、『破』のサントラにおいては、分かりやすく言うと、「翼をください」も「今日の日はさようなら」もディスク2は「ボツ」版ですよね(少年少女合唱団を使っているので、完成度は高い)。

私は、「破」は、あまりにも面白かったので、何度も観て、ディスク2のアレンジの違いも感じ取っていたんですよね。

また、あの、物語通りの収録で、明らかに、本編にありえないシーンでの曲が何曲もありました。

他の曲のサイズの違いには納得いきますが、でも、ボツ案にしか思えないんですよ。

・・・ああ、作品に使われていないからといって、ボツってわけじゃあないか・・・。

で、「Q」については見切りで書いてしまいました^^;

まあ、こちらについては、満更間違いではないですかね。

それから、「パラレルワールド」「時間ループ」ネタへの、サントラ構成への強引なつなげ方ですが、これは、もちろん、本気で主張しているわけではなく、イメージ的につなげました。

ただ、例えば、『Q』サントラには、予告編のヴァージョンが三つ収録されていますよね。
あれだけで、三つの次作(予告編なので)のイメージがア湧いてきませんか?

先ほどの「翼をください」なども、2パターンの違いは、物語を左右しますよね。

また、「破」のディスク2の、弐号機と零号機の戦いの後と、初号機が復活するシーンの間に、数曲、使われていない曲が数曲あります。

本来は、上記の2シーンの間に、別のシーンがあったと想像できます。

しかも、悲しげな曲なので、こちらの情動を盛り上げるイメージの曲です。

また、「破」と「Q」の間の3年間で、全く考えられていなかった先の物語が、漠然とした「渚クン、全知の存在展開」から、方向転換を余儀なくされたのは確実だと思われるんですよ。

とは言え、今回のエントリー自体は不備だらけですよね^^

moruborさんのおかげで助かりました^^

これからも、ツッコミを入れて下さいな^^

>>ぶっちゃけQのサントラ……というかShiro SAGISU Musicが2枚組みなのも、映画サイズが無いのも、新曲が多くて数がかさばったからだと思いますよ。

なんか、ライナーノートを読むと、膨大な曲が作られたみたいですからね^^;

でも、天知真理が入ってませんでしたね・・・。
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