☆・・・これは、傑作なのだろう・・・。
が、私には、不愉快だった。
その前半部だ。
10歳の少年がいつしか狂気を宿し、大量殺人を犯す。
作中に登場する精神科医が、「先天的に持っていた悪魔的な因子が、後天的な環境と合致し」とかなんとか、この殺人少年を評し、作中でも、その評価が覆ることなく進んでいく。
その役を演じた子役の表情や、ザラついた、一昔前風の映像や、リアリティある少年を取り巻く環境が、なんとも、私の心を暗澹たる思いにさせた。
◇ ◇
この作品は、ジョン・カーペンター監督の作品のリメイクだそうだが、私はカーペンター作品は好きでよく観るのだが、この作品は未見だった。
まさか、こんな、ドキュメントタッチの作品に仕上がっているとは思わなかった。
オリジナルから、どれ程のグレードアップをしているのだろう。
身近に感じて怖いのだ。
少年が、ハロウィンで貰ったジェリービーンズ(かな?)を、ひとしきり食べ終えた後に、「さあ、やるか!」てな風情で、無表情で殺戮を始める。
お面の顔は無表情で、おそらく、お面の下も無表情なんだろうけど、お面の穴から覗ける視線は、人々が苦しみ死んでゆく姿に興味深々なのが分かる。
◇ ◇
物語は、収監された殺人嗜好少年の収監時代を描き、15年後に進む。
少年は、刑務所でも殺人を犯す。
もう、殺したくて殺したくてたまらないらしい。
◇ ◇
15年後には、未成年凶悪犯罪の括りはなくなり、元殺人少年の、ハロウィンの夜の大殺戮が、上質のホラー映画として語られる。
この作品の殺人鬼は、ターミネーターのように強烈に力強く、ヒロインをゆっくりと追い求める。
ここら辺にくると、私も、恐怖映画として楽しむのだが、なにぶん、ジェイソンやフレディのような娯楽ホラーとは違って、現実的な緊張感に満ち満ちていて、私は、文字通り、心臓の鼓動を早くした。
定番なのだが、殺人鬼が、突然に襲い掛かるシーンが幾つかあるのだが、
私は「ウオッ!!!」と叫び、椅子から飛び上がった^^;
一緒に行った娘が、「そんな風に、マンガみたいに怖がる人、初めてだ^^;」と言った^^;
◇ ◇
先日観た『ゾンビ・ストリッパーズ』(クリック!)に負けず劣らず、この作品も「おっぱい祭り」であった。
くしくも、主人公の母親はストリッパーで、ステージの上のポールを支柱として踊るシーンを見ても、既視感に襲われた^^;
・・・これまた、恐怖物の定番だが、この作品でも、カップルがいちゃついているシーンで、殺人鬼に襲われる。
それまで、普通に役柄を演じていたティーン・エイジャーの娘が、突然におっぱいを出している姿が新鮮でした。
そんな、盛りのついたカップルが3組出てくる。
そんな状況に出くわす殺人鬼は、「おいおい、またかよ・・・」と思ったとか・・・。
もち、全員、血祭りだ。
しかも、彼氏のほうは、瞬殺されるのだが、女のほうは、必ず、半殺しで苦しまされる。
おっぱい血だらけだ。
考えるに、この作品と、『ゾンビ・ストリッパー』は、表裏一体を為すものだとわかる。
こちらは陰陰滅滅であり、あちらは陽性の作品構成だ。
どちらも、それぞれのリアリティに溢れている。
だから、どちらも完成度は高い。
・・・で、私は、どちらを好むか?
私はこう言う。
「どちらも好きではない^^;」
(2008/10/25)
が、私には、不愉快だった。
その前半部だ。
10歳の少年がいつしか狂気を宿し、大量殺人を犯す。
作中に登場する精神科医が、「先天的に持っていた悪魔的な因子が、後天的な環境と合致し」とかなんとか、この殺人少年を評し、作中でも、その評価が覆ることなく進んでいく。
その役を演じた子役の表情や、ザラついた、一昔前風の映像や、リアリティある少年を取り巻く環境が、なんとも、私の心を暗澹たる思いにさせた。
◇ ◇
この作品は、ジョン・カーペンター監督の作品のリメイクだそうだが、私はカーペンター作品は好きでよく観るのだが、この作品は未見だった。
まさか、こんな、ドキュメントタッチの作品に仕上がっているとは思わなかった。
オリジナルから、どれ程のグレードアップをしているのだろう。
身近に感じて怖いのだ。
少年が、ハロウィンで貰ったジェリービーンズ(かな?)を、ひとしきり食べ終えた後に、「さあ、やるか!」てな風情で、無表情で殺戮を始める。
お面の顔は無表情で、おそらく、お面の下も無表情なんだろうけど、お面の穴から覗ける視線は、人々が苦しみ死んでゆく姿に興味深々なのが分かる。
◇ ◇
物語は、収監された殺人嗜好少年の収監時代を描き、15年後に進む。
少年は、刑務所でも殺人を犯す。
もう、殺したくて殺したくてたまらないらしい。
◇ ◇
15年後には、未成年凶悪犯罪の括りはなくなり、元殺人少年の、ハロウィンの夜の大殺戮が、上質のホラー映画として語られる。
この作品の殺人鬼は、ターミネーターのように強烈に力強く、ヒロインをゆっくりと追い求める。
ここら辺にくると、私も、恐怖映画として楽しむのだが、なにぶん、ジェイソンやフレディのような娯楽ホラーとは違って、現実的な緊張感に満ち満ちていて、私は、文字通り、心臓の鼓動を早くした。
定番なのだが、殺人鬼が、突然に襲い掛かるシーンが幾つかあるのだが、
私は「ウオッ!!!」と叫び、椅子から飛び上がった^^;
一緒に行った娘が、「そんな風に、マンガみたいに怖がる人、初めてだ^^;」と言った^^;
◇ ◇
先日観た『ゾンビ・ストリッパーズ』(クリック!)に負けず劣らず、この作品も「おっぱい祭り」であった。
くしくも、主人公の母親はストリッパーで、ステージの上のポールを支柱として踊るシーンを見ても、既視感に襲われた^^;
・・・これまた、恐怖物の定番だが、この作品でも、カップルがいちゃついているシーンで、殺人鬼に襲われる。
それまで、普通に役柄を演じていたティーン・エイジャーの娘が、突然におっぱいを出している姿が新鮮でした。
そんな、盛りのついたカップルが3組出てくる。
そんな状況に出くわす殺人鬼は、「おいおい、またかよ・・・」と思ったとか・・・。
もち、全員、血祭りだ。
しかも、彼氏のほうは、瞬殺されるのだが、女のほうは、必ず、半殺しで苦しまされる。
おっぱい血だらけだ。
考えるに、この作品と、『ゾンビ・ストリッパー』は、表裏一体を為すものだとわかる。
こちらは陰陰滅滅であり、あちらは陽性の作品構成だ。
どちらも、それぞれのリアリティに溢れている。
だから、どちらも完成度は高い。
・・・で、私は、どちらを好むか?
私はこう言う。
「どちらも好きではない^^;」
(2008/10/25)