▼明日の休みは、知り合いを誘って、横須賀の三笠記念艦に行こうと思っていたのだが、産経新聞の映評『4分間のピアニスト』を読んだら、
「ああ、これは、俺の映画だ!」
と思い、すぐに、立川シネマシティに座席の予約を入れた(MOVIX昭島ではやっていない)。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/99445/
すっげえ楽しみだ。
内容は、お洒落なもんじゃなく、「熱血」らしい。
公式ホームページを見ると、後ろ手に手錠をされた美女が、ピアノを弾こうとしている。
このビジュアルを見ただけで、燃えてくる。
映画『4分間のピアニスト』公式サイト
▼・・・と、これでエントリーを終えたら寂しいので、ちょっと書く。
私は、生粋のフランス映画好きなので、ドイツ映画にゃ詳しくない。
ドイツ映画と言うと、パッと思い出すのが『ラン・ローラ・ラン』や『パリ・テキサス』『ブリキの太鼓』などだが、私の人生に一番絡んでいたのが、『ネバー・エンディング・ストーリー』や『Uボート』だった。
『ネバー・エンディング・ストーリー』の一作目は、原作者のミヒャエル・エンデの反感を買ったそうだが、そのミヒャエル・エンデが推奨した二作目『第2章』に、私は感動した記憶がある。
悪の女王に追いつめられた主人公・・・。
三つかなえられる願いも、二つを使ってしまい、絶体絶命の危機であった。
目の前には、悪の手先が迫っていた。
その時、主人公バスチアンが、最後の願いを叫ぶのだ!
「女王の心に愛を!!」
すると、それまで、眉間にしわを寄せ、毒々しい顔の黒装束の女王が、
「あら?」と、清らかな微笑の、白いドレスの女王に変わってしまうのだ。
私は、映画館で観ながら、「そんなのありかよ!」と呆れつつ感動するのだった。
私は、かような、瞬間にして状況が変わる幻想的な物語が大好きである・・・。
≪ 1991年1月22日の日記
ササキマキちゃんが久し振りに、お客さんとして店に来た。
彼女は舞台俳優を目指していて、なかなかデートに行けないのだが、こうして会えるだけでも幸せだ。
「日本文芸史Ⅰ」のテスト、簡単でした。
ピカデリー1のタダ券を持っていたので、テストを終え、新宿へ。
「ネバー・エンディング・ストーリー 第2章」がやっていた。
期待していなかったのだが、これが良かった~。
一作目よりも、はるかに分かりやすく面白かった。
子供向きの映画はこうでなくっちゃ!
少年バスチアン、いいねぇ、可愛いよ。
溜息をつくときの、口もとから頬にかけて実にいい。
彼をおとしいれる女王ザイーダも良い。
黒目がちの瞳と、その上のよく動く眉毛。
子供向けの作品にしてはオトナの女だ。
「おさなごころの君」・・・、丸顔でマキちゃんそっくり・・・^^ ≫
▼私は、瞬間にして状況が一変するイリュージョンが大好きである。
エドワード・ヤンと言う、今年の6月に亡くなった台湾の映画監督がいる。
この監督には『恋愛時代』と言う、少々青臭い韓国ドラマみたいな作品がある。
恋人同士のケンカ・仲直りが物語上続き、
その物語の終局、二人は、もうどうにもならなくなって、破局することになる。
・・・エレベーターに男が乗り、女は、その階に残り、永遠の別れになる。
エレベーターの扉がスルスルと閉まる。
ああ! この恋、かくして終了~・・・。
・・・・・、・・・・・と、エレベーターの扉が、再び、スルスルと開くのだった。
女が、笑顔で言うのだ。
「コーヒーでも飲んでいかない?」
男は喜んで降りて行くのだ。
・・・終劇・・・。
わずか3秒ほどのエピローグであった。
女王様の心に、愛が甦ったのである・・・。
私は、不覚にも、感動してしまったのだ。
(2007/11/09)
「ああ、これは、俺の映画だ!」
と思い、すぐに、立川シネマシティに座席の予約を入れた(MOVIX昭島ではやっていない)。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/99445/
すっげえ楽しみだ。
内容は、お洒落なもんじゃなく、「熱血」らしい。
公式ホームページを見ると、後ろ手に手錠をされた美女が、ピアノを弾こうとしている。
このビジュアルを見ただけで、燃えてくる。
映画『4分間のピアニスト』公式サイト
▼・・・と、これでエントリーを終えたら寂しいので、ちょっと書く。
私は、生粋のフランス映画好きなので、ドイツ映画にゃ詳しくない。
ドイツ映画と言うと、パッと思い出すのが『ラン・ローラ・ラン』や『パリ・テキサス』『ブリキの太鼓』などだが、私の人生に一番絡んでいたのが、『ネバー・エンディング・ストーリー』や『Uボート』だった。
『ネバー・エンディング・ストーリー』の一作目は、原作者のミヒャエル・エンデの反感を買ったそうだが、そのミヒャエル・エンデが推奨した二作目『第2章』に、私は感動した記憶がある。
悪の女王に追いつめられた主人公・・・。
三つかなえられる願いも、二つを使ってしまい、絶体絶命の危機であった。
目の前には、悪の手先が迫っていた。
その時、主人公バスチアンが、最後の願いを叫ぶのだ!
「女王の心に愛を!!」
すると、それまで、眉間にしわを寄せ、毒々しい顔の黒装束の女王が、
「あら?」と、清らかな微笑の、白いドレスの女王に変わってしまうのだ。
私は、映画館で観ながら、「そんなのありかよ!」と呆れつつ感動するのだった。
私は、かような、瞬間にして状況が変わる幻想的な物語が大好きである・・・。
≪ 1991年1月22日の日記
ササキマキちゃんが久し振りに、お客さんとして店に来た。
彼女は舞台俳優を目指していて、なかなかデートに行けないのだが、こうして会えるだけでも幸せだ。
「日本文芸史Ⅰ」のテスト、簡単でした。
ピカデリー1のタダ券を持っていたので、テストを終え、新宿へ。
「ネバー・エンディング・ストーリー 第2章」がやっていた。
期待していなかったのだが、これが良かった~。
一作目よりも、はるかに分かりやすく面白かった。
子供向きの映画はこうでなくっちゃ!
少年バスチアン、いいねぇ、可愛いよ。
溜息をつくときの、口もとから頬にかけて実にいい。
彼をおとしいれる女王ザイーダも良い。
黒目がちの瞳と、その上のよく動く眉毛。
子供向けの作品にしてはオトナの女だ。
「おさなごころの君」・・・、丸顔でマキちゃんそっくり・・・^^ ≫
▼私は、瞬間にして状況が一変するイリュージョンが大好きである。
エドワード・ヤンと言う、今年の6月に亡くなった台湾の映画監督がいる。
この監督には『恋愛時代』と言う、少々青臭い韓国ドラマみたいな作品がある。
恋人同士のケンカ・仲直りが物語上続き、
その物語の終局、二人は、もうどうにもならなくなって、破局することになる。
・・・エレベーターに男が乗り、女は、その階に残り、永遠の別れになる。
エレベーターの扉がスルスルと閉まる。
ああ! この恋、かくして終了~・・・。
・・・・・、・・・・・と、エレベーターの扉が、再び、スルスルと開くのだった。
女が、笑顔で言うのだ。
「コーヒーでも飲んでいかない?」
男は喜んで降りて行くのだ。
・・・終劇・・・。
わずか3秒ほどのエピローグであった。
女王様の心に、愛が甦ったのである・・・。
私は、不覚にも、感動してしまったのだ。
(2007/11/09)