『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『パラノーマル・アクティビティ 3』を観た(短信)]

2011-12-09 23:59:30 | 物語の感想
☆近所のシネコンでは、軒並み上映終了していて、唯一、やっていた<ワーナーマイカル・武蔵村山>の最終上映に姪っ子と行った。

 いつもの映画館よりも長い道中を、私は、姪っ子に『パラ1』や『パラ2』の内容の丁寧なレクチャーを受けた(私はシリーズをはじめて見るのだ^^ だが、姪っ子の説明で、支障なく見ることが出来た)。

 もう、とにかく、今回、美幼女が出てくるのは知っていたので、私はなりふり構わず見たかった。

 けれど、一人では怖くて観に行けなくて、姪っ子の、一緒に行くにあたっての都合がいい時を待っていたのだ。

 世間では、今日から『リアル・スティール』が始まっていると言うのに、私は『パラ3』だ。

   ◇

 明日も仕事が早いので短信です^^

 私は、これは美姉妹の物語だと思っていたのだが、姉・ケイティはそれ程ではなく、歯の生えかわる年頃の妹・クリスティの、くちゃくちゃってした顔や、あごのラインのちんまさが可愛かった^^

 私は今日はバイトでして、橋本で京王線からJRに乗り換えたのだが、JR橋本駅のパン屋から「焼きたてのマドレーヌ」と思われる香りが漂っていた。

 きっと、クリスティを抱っこしたら、そんな匂いがするんだろうな^^

 ・・・さて、毎度おなじみ、引っ越してきた新居は、家族のほかに「何か」が居ついているらしく、

 旦那が、その正体を突き止めようと、親と子それぞれの寝室と居間にビデオを仕込むのだった。

 すると、どうやら、真夜中、クリスティは、家に巣食う悪霊と疎通がはかれているらしい。

   ◇

 家にいる悪霊の痕跡は、当初はささやかだ。

 雑音であったり、戸棚の多くのガタガタ音であったり。

 だが、大人はそれをクリスティに問い詰めるも、相手が幼児なので、話の合点がいかない。

 話していても幼児らしく、体を落ち着きなくさせて、いかにもリアルだ。

 おしゃまな喋り方も可愛い^^

 固定したビデオの、特に居間に設置した場所が秀逸だった。

 カメラは、首振り扇風機の土台に設置され、居間からキッチンまでを首振りながらゆっくりと撮っていく。

 その、右の方向から左の方向、左の方向から右の方向と、ゆっくりと1タームを形成し、

 基本、居間とキッチンは続き部屋だが、そこの場所を隔てる太い柱があり、「何かが起こる時」、その柱が絶妙の間を生み出す。

 シーツを被ったお化け状の物体が、二階から降りてくる場所に近い、居間に忽然と姿をあらわす。

 普段の生活空間に、突然に異形のものが出現・・・。

 そういったシュールさは、この作品の真骨頂だ。

 その左手から、首振りカメラは、右手のキッチンのテーブルで勉強しているホームシッターのお姉さん・リサ(^^)方向に被写体を変えていく。

 太い柱の画像が過ぎ去った時、画面上、背中を向けて勉強しているリサの背後に立っているのだ。

 ホラー映画なので、突然の「驚かし」が随所にあるが、それ以上に、キリコやマグリット、エッシャーの絵でも見ているかのような「通常なるべき場所の、通常ならざる不安定感」を作品の随所に漲らせている。

 面白かった。

 全編を通して考えると、クリスティが必死で怪異と折り合いをつけようとしているのがよく分かるのだ。

 最終的には、あのような結論になってしまったが・・・。

 もっと語りたいが、眠いので、床に入らせて頂く。

 しかし、この映画を見た後では、「歴史は夜作られる」じゃないが、「恐怖は夜のうちに起きている」って感じで、うかうか寝てもいられないな^^;

                                                      (2011/12/09)
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