一番シアワセだった頃?

2024-05-13 19:54:27 | Weblog

僕は生き物なので、何事もなくこのままいけば、いつか死ぬのだと思う。

 

こういうこと言うと「縁起でもないこと言うな」と言われてしまうのだけれど、

まあいいじゃん。

あ、今はとりあえず、馬鹿だが身体は健康で、余命宣告もされてないのだけれども。

 

それで、死ぬ寸前に、

今までの人生を思い出すような余裕があればいいなあ・・・と思うのだ。

思い出して、あの頃が一番シアワセだったよな、って言うとして(思うとして)、

それはいつだろう?

 

 

 

やはり幼少の頃だろうか?

新宿・戸山ハイツで何も考えず、屈託もなく生きてた頃だろうか?

 

それか・・・・

 

中学でギターを手に入れて、何とか弾くマネゴトが出来る気になって、

それで知り合った 孤高の男 どいけん と放課後、ロックやその他のことで意気投合して

しかも彼(彼等)と人生初のバンド(当初は甲斐バンドのコピーバンドだった)を結成して、

有頂天になってた、あの頃だろうか?

 

もしくは

高校で岩佐と知り合って、不良でコワモテの岩佐に「オマエ、おもろいやんけ」

と言われて、佐治の家に連れて行ってもらって、彼らとバンド

(オリジナル曲をやる本格的なバンドだった)をイチから立ち上げた頃・・・

だろうか?

 

それか

窮屈で退屈で面白みもなく、カネも一銭もなくてひもじかったデザイン専門学校に

見切りをつけて、友達の紹介で大阪・アメリカ村の古着屋で働き出した頃だろうか?

 

もしくは

岩佐を事故で失ってとことんまで自虐的に落ち込んでいた人生最低の時期に、

佐治たちと一緒に立ち上げたバンド、(ネクスカ改め)ランブルフィッシュで

十三ファンダンゴに初出演して多くの人に受け入れてもらえて、

少しだけ救われた気がした、あの頃だろうか?

 

 

もしかして

ランブル解散後、

ばるぼら をボケロウとキヨシとマーボーと俺で結成して、

ポエジーでノイジーでジャジーでクレイジーでロックンロール!な音楽を

これでもか!っていうくらい好きなだけ追求して、そしたら

やることなすこと上手く行って、

自分たちに不可能なことは何もない、とマジで思い込んだあの頃

だろうか?

 

 

いや、もしかしたら「今」なのかもしれない。

ROCA’66を、現メンバーと演れてる今、現在。

相棒と死に別れたトビーと出会い、

赤井くんは瀕死の淵から見事復活し、そのギターは深みを増し、

伊藤克ちゃんは喜び庭駆け回る不老の妖精のようにキラキラと元気だ。

(さすがに「不老」であっても「不死」ではないと思うw)

 

 

 

あ、でも気づいたのだが、

死ぬときに思い出すヴィジョンを、

ひとつに絞る事など、必要ないかもしれないので(多分無いだろう)、

死ぬ寸前に僕は上記の出来事のあった季節を全部、鮮明に思い出すことだろう。

 

 

 

結論としては・・・・・

こんな風に追想すると気付くのだが、

もしかしたらアタシ(片山道子)は、ずっと過去も、今現在も不断なく、

ずっとずっとシアワセで居続けているのかもしれませぬ。

 

 

 

それは贅沢なことであるよな。

 

 

 

 

 

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