どこかの誰かが
人間のDNAの情報を解析したのだという。そうすると、、
人間の寿命は40歳くらいなのだ、ということが解った、という記事をこないだ見かけた。
DNAにそう書いてあるのだそうだ眉唾だが。
でも
なるほど・・・と思ってしまうのは
江戸時代の人間の寿命が40歳くらいだった、という話を以前、
何かで読んだことがあるからだ。この話は、ジョーシキみたいなものだと思う。
50歳なんてもう完璧に「ご隠居」である、落語なら。
還暦はもう、お爺さんだ。赤いちゃんちゃんこだ。
恐ろしいことに、僕もあと何年かしたら・・・・還暦、と言われる年齢になる。
この、暦が一回り、というのはつまり暦は、60歳まで人が生きるということを
想定に入れていないのだと思う。
だから一回りしてしまうのだ。
もうひとつ。
最近、厳格なヴィーガンの(有名な)人が39歳で亡くなった、というニュースを見た。
ヴィーガンというのは‥説明するまでもないと思うのだが
菜食主義のキツいやつで、卵も、牛乳も食べてはいけない。もろちんチーズも駄目。
肉食なんか問題外。魚も駄目だから
カツオ出汁も、もちろん駄目。革製品も使っては駄目である。
ガソリンはいいのかな、使っても。そう、あれは化石だからいいのだ。
以前知っていたヴィーガンの、とある人は、蚊も殺さない。追い払うだけ。
まあいいや、それでヴィーガンの人が39歳で・・・・というのはもしかして
草食動物としての人類はそれくらいの歳で死ぬのがもしかしたら、自然なのかも
・・・・とちょっと思ってしまった。
もしそれが真実なら、僕も当然、長生きし過ぎだ(僕は肉も好んで喰うが)。
でも全然・・・歳喰った気はしないのだ。
怒髪天が「オトナノススメ」の中で「大人は最高、青春続行~!」と歌っていたが、
冗談抜きで、
16,17の頃の気分と今と、大して違いはない。
あ、でも身体は確実に劣化しているし、疲れも取れない。あちこちが痛い。
若い生意気な奴らにナメられがちだ。
それで生きづらいか?と聞かれれば、そう・・・・・・・・・
若かった頃の方が圧倒的に生きづらかった。
昔の僕は、今よりさらにナイーヴ(悪い意味で)で、傷つきやすく、しかも馬鹿だった。
今はあの頃よりだいぶ、図太く(悪い意味で)なれた、と思う。馬鹿は治らないが。
しかし、それにしても人類寿命40歳説は、興味深い。
それが本当に本当なら、
2024年の今、僕は「余生」を生きてることになるし、
そう思えれば困難な気がする様々なことが少しくらい、
楽になるような気がする。
でもね・・・・・・・・・・・・ナメとったら、息の根止めますわよ。おほほほ。