ロビー・ロバートソン追悼特集について。

2023-10-30 19:35:41 | Weblog

僕が毎週ほぼ欠かさず聴いている

ピーター・バラカンのラジオ番組「ウィークエンドサンシャイン」が、

ここ2週続けて、ロビー・ロバートソン追悼特集だった。

すごくよかった。深く心にしみた。

ザ・バンドに関しての多くのエピソード。

ディランとのエピソード。

そういうのを聞いたあとで曲を聴くと、さらにその曲に愛着がわく。

歌もいい。

ザ・バンドはメンバー全員歌う・・のだが、全員の歌がいい。

そしてコーラス・ワークも素晴らしい。

何よりも曲がいいのだが、

ロビー・ロバートソンのギターが、特にソロパートが、「ヘタウマ」的(失礼)に素晴らしい、

ということにも今更ながら気づいた。僕も、ああいうのを弾きたい。

2週目は、ロビー・ロバートソンのソロからも選曲されていて、

こちらも良かった。

ピーターさんが言っていたことで印象に残ったのが、

ロビー・ロバートソンはザ・バンドが終わってから

ソロ作品を出すまでに時間がかかっているのだが、

どうも彼自身が

「他人に訴えかけるべき何かが自分の中にあるかどうかわからない」

という意味のことをインタヴューか何かで言っていたらしい。

(正確な引用ではないかもしれない。)

その言葉に僕は、軽い衝撃を受けた。

「他人に訴えかけるべき何か」。

もちろん、それは表現欲求の原材料である。

でも思えば、そんなものなしに作品を発表してる人は多いだろう。

それで悪い、ということもないが。

ここで自分自身のことを考えてみた。

僕にあるだろうか?

・・・ある。

それで他人が感心してくれるかどうか?はともかく、

「他人に訴えかけるべきもの」は僕のなかにある。

「それ」がなかったら、やらないだろう。

「それ」の存在を感じられなくなったら、やめるだろう。

 

こんな根源的なことを考えたのは、ずいぶん久しぶりだった。

そんな堅苦しく考えなくてもイイじゃん、とも思う。

いや、普段は全然考えていない。

でも何だか

ロビー・ロバートソンがそんなことを考えてたのだ、と思うと

少し心がほっこりするのです。

,

あと、ロビー・ロバートソンの母親がネイティヴ・アメリカン

(昔ならインディアンと言った)の血を引く人だった、という話が

とてもとても興味深かった。

彼は「居留地」まで、母親に会いに行っていた、という。

ええええ?引き離されて暮らしてたのかな。

ちょっと・・・・壮絶な気がする。

 

 

「ウィークエンドサンシャイン」は時々、こんな風に

誰かの追悼特集をやるのだが、

普段のメニューの時より深く、重く、感じる。

 

 

 

 

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すべての小さな存在

2023-10-24 21:13:25 | Weblog

こないだも言ったけど

僕は

唯物論的に「神は存在しない」と思っている。

それは真実で、それを撤回する気はない。

でも

矛盾を承知で言うが

その反面、

実は   八百万(やおよろず)の神、という概念が気に入っている。

これは「神は遍在する」という考え方で、

八百万というのは 無限,という意味だと思う。

で、そう思えば ここにも、そこにも、どこにでも神はいる。

それがいいのかわるいのか、わからないけど、

そーゆーのっていいいなあ、と思う。

何か鷹揚で。

大らかで。

テキトーで。

「こだわり」とかなくて。

 

 

で、もう一歩踏み出して考えた。

「神」とはもしかして、微生物とか細菌とか、そういう小さなものすべて・・・なのではないか?

だから悪い細菌も神。バイ菌も神。

細菌の世界には大体において、良いも悪いもない。

すべてはヒトに有害か、それとも有益か、ということである。

 

神(細菌)は、ブドウ汁を発酵させてワインを造ってくれる。

体内の神(細菌)は、消化を助けてくれる、もしくは

悪い神(細菌)を撃退してくれる。

その他もろもろ。

 

細菌は、

我々の目には見えない。

 

見えないから「超自然的なチカラ」とも、思える。

宇宙人みたいな。奇蹟みたいな。

 

僕は細菌に、お祈りこそしないが、毎日感謝している。

細菌なしでは酒もない、納豆もない、漬物も味噌汁もない。

それどころか、UNKOも出ない。

細菌なしでは、ものが腐ることもない。

細菌はえらいのだ。

 

もしも本当にこの世に「神」が存在するなら

それは細菌の形をとってこの世にいるのかもしれない。

 

 

 

 

 

とか言って

本気でそんなのを信じてはいない。

ちょっとそう思っただけ。

 

 

 

エヴリ・リトル・シングっていうポップスのグループがあったが

あの名前ってビートルズの曲からとってるよね。

 

 

 

全ての小さな存在。

 

 

 

 

 

 

僕の座右の銘のひとつが「神は細部に宿る」というものなのだけれど

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なかなか難しい。

 

 

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「ハックニー・ダイアモンズ」を聴く。

2023-10-22 19:30:35 | Weblog

ストーンズの新譜「ハックニー・ダイアモンズ」を買って来て、聴いた。

いいと思う。

大体があの、「アングリー」という新曲を聴いた時に思ったのだが

期待されて、それに応えられるような曲を作るって、

ストーンズくらいのビッグネームになると、実はすごく難しいと思う。

(いや、誰だってムツカシイはずだそんなの。)

ほとんどの人が「アングリー」は、好きなんじゃないかな。僕も好き。

プロモ・ヴィデオは飽きたけど、曲は聴き飽きない。

アルバムの中では「メス・イット・アップ」っていう曲がいちばんよかった。

しかしやはり、最後に演ってる「ローリング・ストーン・ブルーズ」が極めつけだ。

渋い。それに、ラフだ。

これはマディ・ウォーターズの曲。バンド名の由来になった曲。

僕は二十代のいっとき、マディばかり聴いていたのでこの曲もお馴染みなはずなのだが、

マディのとは全然違う感じに聴こえた。全然違って、しかもすごくいい。

ミックとキースの二人だけでやってるのね。

歌詞がまたいい。昔聴いていたマディのレコードには訳詞なんかついてなかったから、

今回この「ローリング・ストーン・ブルーズ」の歌詞を初めて知った。

よくあるブルーズの歌詞・・・でもあるけど、深い。

訳詞と原詞を見比べるのも面白い。

ローリング・ストーンは「根無し草」という言葉で説明されている。

そしてOH,WELLは

「まぁ、いいけど いいけどね」というふうに訳されている。

なるほど。微妙で、絶妙でもある。

少なくともWELLは、肯定の言葉であるので、こんな感じなのかもしれない。

 

しかしこんな曲・・・マディの「ローリング・ストーン」なんか

アルバムの最後に演ると、

これはやはり、ストーンズ最後のアルバムになってしまう可能性が高い気がする。

これは完結にふさわしいエピソードだ。

ミックは「次のアルバムをもう録音中だ」とか言って

最後のアルバムではないことを強調しているが、さて、どうなりますことやら。

 

もし本当に次のが出るなら

前回みたいに全編ブルーズのカヴァーアルバムでもいいと思うな。

 

いや、もう何でもいいや。

生きててくれたらそれでいいです。

ローリングストーンズ、ニューアルバム「ハックニー・ダイアモンズ」を祝福する。

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バンドのこと、ライヴのこと。

2023-10-20 21:08:51 | Weblog

気のせいか、ここ2、3、日 このブログのアクセス数が妙に多い。

何か思い当たることが・・・ないようなあるような。

もしかしたら知らない人が読んでくれてるのかもしれない。それはいい機会なので

バンドのことを改めて紹介・宣伝しておく。

 

僕は片山道郎で、ROCA’66というバンドをやっている。

メンバーは歌とギターの僕と、ベース伊藤克浩、ギター赤井英俊、ドラムズ飛澤剛士。

もうこのメンバーで固定してからけっこう長い・・・4年くらいかな?

心が通じ合うメンバーというのはとてもとても嬉しい存在だ。

やってる音楽のことは到底、説明できない。ロック、としか言いようがない。

・・・・歌ものだ。

音も、言葉も、両方大事にしているつもり。

 

 

2023年の10月、11月は諸事情でライヴがない。

のだが、

 

12月からは、やるわよ。

 

まず

12月2日の土曜日は

奈良の、「宝島」という店に出る。

ここは実は、十代の頃、ランブルフィッシュで出演させてもらってた

懐かしい場所。

その店が40周年らしくて、友達のブルーズバンド「1967」が企画してライヴを、

久々に開催するらしい。普段はライヴやってない店なのだ。

その催しに、我々ROCA’66も、ゲストで出る。

 

そして

 

12月16日の土曜日は京都・四条大宮の素敵な素敵なライヴハウス、「夜想」に出演する。

詳細は未定だが、楽しみ。

 

年が明けて

 

2024年の1月13日の土曜日は、

大阪・新今宮に新しく復活オープンする「クラブ ウォーター」に出演。

ウォーターの復活は嬉しい。心から祝福する。

きっと、素晴らしいハコになるだろう。

 

そして2月10日の土曜日は京都・祇園の

僕の、大好きなライヴハウス「シルバーウィングス」に出演する。

 

 

 

いい感じでライヴが決まってきてるので、とても嬉しい。

見に来てくれたら、もっと嬉しい。

 

 

 

僕としては・・・

「陰謀論」を笑い飛ばしながら、唯物論的にロックしたい、と思っている。

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そんな風に生きていくしかないのだ。

2023-10-19 21:00:35 | Weblog

世界の情勢は流動的で、何がいつ、どうなるかわからない。

ここ何年か・・・って本当に激動だったし、まだ続いている。この後も続くだろう。

 

僕としてはアベ政権があの悪名高い「秘密保護法」を国会で無理やり成立させたのが

今でも忘れられない。(もちろん、忘れてはいけない。今からでも廃案・・っていうか廃法?にせねば。)

あれは何年前だったか?8年くらい前か?

そしてアメリカでの忌まわしい、トランプ大統領の就任と彼の様々な暴挙があり、

UKではブレクジットがあった。ユーロ離脱。悪い流れ。保守方向だ。民族主義的だ。

そしてCOVID-19の中国での大流行から飛び火して世界的パンデミック騒ぎ。

まあ大した騒ぎだった。多くの人が死んだし、ライヴがいくつも飛んだ。

それが終わりかけたころ、アベが奈良の西大寺の路上で手製拳銃で襲われ、死んだ。

ざまあみろ、とは思わなかった。彼は公の場で、法で、裁かれるべきだったのに、と思った。

 

その間に、近しいところでは

ネクスカのバンドメンバーで、友達だったモ吉が、恐らくは心臓疾患のために急逝した。

 

ロシアはウクライナへ攻め込み、戦争勃発。おびただしい数の人が亡くなった。

それは今も続いていて、終わる気配すら見えない。

そして一番近い災厄、イスラエルとパレスチナの紛争、再燃。

・・・再燃どころか、再爆発だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな激動の激震の非道い世の中で

臆面もなく言うが、

明日、ストーンズのニューアルバムが発売日なんだよ。

2023年のローリングストーンズの新譜。

 

僕は

明日は買いに行けないんだが、日曜日に買おう。

佐治や、岩佐や、モ吉と一緒に聴きたかったな。

 

誰も言わないが、これが最後のストーンズの新譜になっても全然おかしくない。

80歳だもの、ミックもキースも。

 

そのせいかどうかは知らんが、ラジオでストーンズの曲が かかりまくってる、最近。

30年ぶりくらい(いや、もっとか?)にストーンズがヒットチャートの最前線に戻ってきた感じ。

僕が高校生だった頃の新譜、「アンダーカヴァーオブザナイト」の時も

それなりにヒットしてたとは思うんだが。

でもあれ、新しいことに挑戦し過ぎてて、ちょっとイマイチだったんだよな。

でもちゃんとMTVでヴィデオがよく流れてたと思う。

現役感のあるストーンズ。

こんなのは「スタートミーアップ」以来かも知れない。

 

 

だからだから、

世界の激動と惨劇から心を離さずに、それでもストーンズの新譜を聴こうと思う。

そうするしかないのだ、

そんな風に生きていくしかないのだ。

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イスラエルその2

2023-10-18 20:53:14 | Weblog

生半可な知識でイスラエルのことなぞに言及するものではない。

 

中東のことは難しいのだ。

でもだからこそ、「難しい」と言って思考停止してしまうのは今までの僕で、

それは良くない、と思ったから書いたのだ。

書くことで自分の中で対象化して、

他人事ではないのだ、ということを改めて自分自身に突きつけたかった。

稚拙でも ここから始めるしかないのだ。

関心を持って、少しづつでも勉強してゆこう。

そしていつか、何が正しくて何が間違っているのかを見極められるような人間になりたい。

 

ところで

「陰謀論」の困ったところはそれが面白すぎることで、

あまり大真面目に受け止めてはいけないし、

自分でもそうしているつもりではあった。

しかし現代という時代は

何がデマで、何が本当なのか、すごくすごく見えにくい。

アポロ月着陸がヤラセだ、スタジオ撮影だ、という説は非・知性的だ。鼻で笑い飛ばす。

ケムトレイル、というのも陰謀論としてはかなり突飛だと思う。馬鹿馬鹿しい。

でも例えば今よく陰謀論的に言われているシェディング、というのも悪質なデマなのだろうか?

科学的根拠や実験結果は見たことがない。だからデマだと思ってるけど。

ちなみに・・ワクチンは絶対安全、というのはデマだった。今後、薬害訴訟が勃発するだろう。

それとか、

昨年、応援演説中に射殺されたアベもと首相の事件も、様々な陰謀論があって、

不謹慎だが面白い。

完全なデマゴーグであった「ノストラダムスの大予言」を読むような感じで

そういう陰謀論に触れるのはちょっと後ろめたい楽しみ、であったりもする。

でもいつのまにか信じ込んじゃって・・・みたいなことに

ならないようにするのは大事だと思っては、いる。

 

話は戻って、ユダヤ。

ユダヤをめぐるエトセトラは、複雑怪奇で、それでいて妙に魅力的なのだ。

 

J ・D・サリンジャーの、略されているJ ・D・は

ジェローム・ディビッド、なのだが、この名前は

いかにもユダヤ人、なのだそうだ。研究本で誰かがそう言っていた。

彼の父が裕福なユダヤ人だった、という話だったと思う。

今は調べなおす時間も元気もない。

 

エルサレム、という街もしかし、恐ろしいほどに興味深い。

行けるものなら行ってみたい・・・が、今は剣呑だ。

ユダヤ教とイスラム教とキリスト教の聖地があるんだよね?

それは重要過ぎるほど重要な土地なのであろう。

僕の親(そして何人かの友達)が信仰している宗教の聖地は奈良県にあって、

それを大事にしている人たちの心情を 尊い、と思ってしまうので

「聖地」の意味が僕には少しだけわかる気がする。

奈良県の、その近く(それどころか真ん前)を通っても僕は参拝すら、しないのだけれど。

 

 

セックス・ピストルズは1977年に「アイアムアンアンチクライスト」と

「アナーキーインザUK」の冒頭でいきなりすごいこと宣言してるけど、

ああゆうのがキリスト教が深く根付いてる国で当時、どれくらい衝撃だったか?

っていうのは我々にはリアルに感じられなくて残念だ。

 

 

 

 

最後に・・・・

イスラエル軍のガザ地区侵攻に強く強く抗議するものである。

 

 

殺戮を止めろ、拷問を止めろ。

 

 

 

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イスラエル。

2023-10-17 21:38:31 | Weblog

イスラエル建国、というところに問題の種があるのではないだろうか。

 

そんな風に思えて仕方がない。

昔も今も イスラエルを、アメリカがごり押ししている。

あんなところに力づくでユダヤ人の国をつくって現住民のアラブ人たちを迫害したら、

それが紛争の火種になる・・・なんてのは

火を見るより明らか・・・っていうか子供でもそんなの想像つく。

そうなると

アメリカとユダヤの関係は??????と

勘ぐる人が多いのだがそれも当然で、

ロスチャイルドとか、ユダヤ資本とか、そういう

胡散臭い雑誌「ムー」に出てくるような話題が、何だか冗談ではない。

火種を作って、兵器を売りたいんですかアメリカは?

それって冗談ではなくて本当なんですか?

遡って、

ヴェトナム戦争というものの実態が何だったのか?というのも、本当のところは謎だ。

いや、それどころか日米開戦だって。

 

 

 

アメリカ。

我が国は、敗戦以降ずっと、柔らかく言ってもアメリカの「属国」だと思う。

別の言い方をすれば

敗戦からの占領が、まだ続いている。

我々には「制空権」ですら、ないのですよ。

 

 

「自由の国アメリカ」という幻想は

アメリカ人にとっての自由、というものだったのかもしれない。

日本における米兵の「日米地位協定」も、そういうものだ。

われわれは迫害される側なのだ。

 

 

 

そういう観点で 中東の件も、

僕はアメリカが、つまりイスラエルが間違っているように思う。

 

イスラエルよ、パレスチナを開放せよ。

 

 

 

ついでに言うが

我々だって韓国や中国と反目してる場合ではない。

我々は、なぜ尊敬し合えないのか?

いや、一部では韓国アイドルとかが尊敬されているようだ。

僕にはアイドルの魅力がわからないが、

彼らに憧れる人たちが多いのはいいことだ。

 

良質な漫画「はだしのゲン」の中にあった台詞

「わしらは中国や朝鮮のひとたちと仲良くするべきなんじゃ!」

 

 

僕も実にそう思うぜ。

 

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2023年10月のア・デイ・イン・ザ・ライフ。

2023-10-15 19:48:48 | Weblog

いい季節。

薄着で外出できるし、その気になったら革ジャンだって着れる。

今日は時間があったので近所の巨大な

古着屋・古本屋・中古レコード(CD)屋・中古楽器屋・ユーズド時計店が一緒になっている施設で

時間を気にせず、ゆっくりと買い物をした。

 

収穫としては

オカリナwを買ったし、クリップ・チューナーの初期型の、デカいものも見つけて、買った。

SEIKO社製のクリップ・チューナー。デカすぎて笑える。

今度ライヴに持っていくね。

オカリナは懐かしの「縦笛」みたいな音。ソプラノ・リコーダーか。

音程の法則が分からなかったが、10分ほど触ってたら理解できた。

ソプラノ・リコーダーと、ほぼ同じだった。

何かに、バンドで使えるかな?????

あ、ランブルの「宝物の歌」は三太が確か、ソプラノ・リコーダー吹いてたよ。

 

本は、嬉しいことにP・K・ディックの、未読の物がまだあった。「偶然世界」という長編。

ディックの、最初期の長編だそうだ。わくわく。

今日は読み始めず、そのうち、腰を据えて読もうと思う。

 

 

そして、とても魅力的なシングル・ライダーズの革ジャンも見つけた。

 

しかし・・・・・これ、以前好んで着ていたものと雰囲気が似ている。

失くしちゃったんだよなあれ・・・・・いや、家にあるかも?ということで

一度家に帰り(すごい近所なのです)、押し入れを大捜索したら出て来た。

1993年に大阪の古道具屋で発掘し、格安で手に入れた本革のシングル・ライダーズ。

「風の歌」のときも、「ばるぼら」のときも、

秋冬はそればっかり着ていた。今でも着れるなんて、すごいと思う。

 

今日店で見つけたシングル・ライダーズを、買わなくて良かったよ。

倍以上の値段してたしさ。

 

2年くらい押入れの奥で眠っていたシングル・ライダーズ。

久々に着ると、とてもとても新鮮だった。

「マッドマックス」の悪役が着ていそうな、ハードな感じが素敵。

 

昔、っていうかもっと若かった頃ってさ、

シングルじゃなくてダブルの、いわゆるライダーズ(ラモーンズみたいな)に憧れてたんだけど、

シングルも着ると意外と、すごく気に入ってしまった。

シンプルなのがいい。

ちゃんとライダーズ(バイク乗り用、という意味)だから、ジッパーを上げればバイクに乗っても

全然風が入ってこない。機能的なのだ。

 

 

 

 

そういう有意義な休日だった。

 

 

 

 

夕飯を喰うのを忘れてしまった。

 

 

 

 

 

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カネのことに言及する。

2023-10-14 18:50:43 | Weblog

ロックンロールスター達は皆、大金持ちなのだそうだ。

 

キースリ・チャーズはプライヴェート・ジェットとフェラーリと何台かの車を保有し、

そういえば60年代の有名なキースの家「レッドランズ」も豪邸だったな。

 

もとポリスのスティングもロンドン市内に3軒、家を持っているらしい。

オアシスのノエルの家も有名な「スーパーノヴァ・ハイツ」で、大豪邸だったな。

忌野清志郎が極貧からのブレイク後、

ポルシェを乗り回していると知った時は、けっこうショックだった、

あまりにもイメージと違い過ぎて。

 

何だか・・・ロックで金持ちって、イメージが合わないなぁ。

 

ロックは、どうしてもどうしても、赤貧のイメージがある。

 

でも、ロックも売れれば、カネになるんだよな。

 

甲本ヒロトは、以前はハーレーの883を無改造で乗っていたそうだが

今はオールド・トライアンフらしい。英車の旧車は、カネかかる。

故障しても部品とか皆無だからさ。

 

奥田民生はクルマとか乗らないからその分、いいだろう・・ということで

1千万越えの希少オールド・レスポールを買ったと以前、インタヴューで言っていた。

 

 

ロックがカネになる、ってなんか不思議な気がする。

 

当たり前だが、僕と僕の周辺はそういうのと無縁だ。

 

自慢にも何にもならないが。

 

いいのか悪いのか。

 

でも

 

でもそれでいい・・・ような気がする。

 

カネの分配はバンドの結束にヒビを入れるし、

カネなんて・・・・・・・・・・バンドの運営に介在して欲しくない。

 

極端に言えば、ロックでカネなんか稼ぎたくは、ない。

 

アートなのだロックは。

 

いやそうか、アートだって所詮、金勘定か。

 

かのヴィンセント・ヴァン・ゴッホだって

生前に売れた絵は一枚だけだった、と聞く。

 

かの宮沢賢治だって、

生前に刊行された本は一冊だけだったのだ。

 

ゴッホにも、賢治にも、ほとんどカネなんて入ってないはずだ。

 

 

僕は毎日朝から晩まで、ヒィヒィ言いながらカネを稼ぐために働いている。

肉体労働だ。へとへとになる。

だから休日は、至福である。

 

ライヴは休日に設定している。

僕としては、

ライヴ演れるだけで、それだけでただただ、幸せである。

 

だから、それでいいのかもしれない。

 

 

カネ。

 

 

僕はまだ若かった20歳代前半に、

お世話になってたファンダンゴの、紙マッチをかなり無駄遣いしていたことを思い出す。

煙草一本火をつけるのにわざと、、紙マッチひと箱を使ったりしたのだ、虚勢で。

 

あんなしょうもないことをするくらいなら

千円札とか一万円札に火をつけて煙草に発火させるべきだったのだ、

全盛期のスコット・フィツジェラルドみたいに。

 

でも当時の自分としてはゴージャスな気分だった。

 

いまでは、反省している。

 

 

エコでない。

 

 

 

 

 

煙草も、十年前に・・・・止めた。

 

 

 

 

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最近のストーンズのこと。

2023-10-11 22:12:24 | Weblog

ローリング・ストーンズが巷でチヤホヤされていて可笑しい。

自分の事ではないのに、何だかくすぐったい気がする。

新曲「アングリー」がよくラジオでかかるし。

もう一曲の方はタイトル何だったかな?

サザン・ソウルの雰囲気丸出しで、こういうのはやはり、良い。

「アングリー」のプロモーションヴィデオも、良かったのだが何回か見ると飽きた。

エロい格好の若い女の子というのはロックでいいのだが、

エロスが重要事項・・・という時代は我々にとっては、とうに過ぎ去ってしまった。

楽曲は画像なしで曲だけ聞いた方が100倍いい。

もう一曲のほうもそうで、画像なしの方が100倍いい。

しかしやはり80歳のロックバンドというのは奇蹟だ。

現時点で公表されている2曲はどちらも、

過去のストーンズのイメージそのまんま、だ。

みんなそう思ってると思うのだけれど、

ほとんどの人がそれで喜んでるような気がする。

僕も、素直に喜んでいる。

ストーンズはこれでいいのだ。

むやみに新しいことなんて、してくれないほうが有難い。

本当ならデイサービスに行っててもおかしくないような年齢の人達なのだし、

ある種の(サウンドの)伝統芸能化は、それはそれでいいのだ。

ニューアルバムが出たら、僕も買うかもしれない。いや、買うだろう。

そして聴くだろう。

お爺さんになってもロック出来る、という実証実験のようなストーンズ。

やはり彼らは

祝福された存在なのだ。

 

でもやっぱ、ラジオでストーンズがかかると素直に嬉しいよね。

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