そうそう、こないだ俺ね、神奈川とか行ったんだけどさ、
そこでね、ふと気付いたんだけど・・・・・ 鳴いてた蝉の多くが、ミンミンゼミだった。
みんみん蝉。
子供の頃を過ごした東京では、あぶらゼミももちろんいたけど、
メインはやっぱ、ミンミンゼミだった気がする。
ヒロシマ県に引っ越してから全然、ミンミンゼミの鳴き声は聞けなかった。
関西にもほぼほぼ、みんみん蝉は、いない。関東以北なのかな、生息地が。
その前に訪れた仙台ではみんみん蝉、鳴いてたもん。
いちばん好きな蝉はみんみん蝉だったな子供の頃。それはでも、今でもそうかも。
それで、神奈川で、それは「当たり前」みたいにミンミン蝉が鳴いてて、ちょっと嬉しかった。
で、思ったんだけどあの鳴き方・・・・・
あぶらぜみとかクマゼミにくらべたらちょっとだけ知的に高度じゃないか???
みんみん・・・ってまるでヒトが発語しているみたいだし。「見ん」ってか。
でも、それで言うとツクツクホウシのほうが一歩、先を行ってる。
ホウシッはたしかに「法師」に聞こえるし、ツクツク・・は「突く突く」・・に聞こえる。
ツクツクホーシの鳴き方は殆ど、ウグイスに近い、とすら言える。
ウグイスもそうだけど、ツクツクホウシも、はじめかっら完璧に鳴けるわけではなくて、
練習しているときがある。
彼らの楽譜はどこにあるのか????
まあ、それはさておき。
ミンミン蝉の「みーんみんみんみんみんみんみんみー・・・・・・・」という鳴き声は
僕にはちょっと哲学的に聞こえる。
彼らは何を「見ん」としているのか?
この場合の「見ん」は、意味的には「見まい」か、それとも「見よ」か???
「そんなことどうでもいいわよ!!!!!」って
思わないでいてくれたらすごく助かるんだけどな。