間取り好きから

今日のお散歩の時の話題で思い出しました。
その時、私が間取りを見るのが好きだという話になりました。

そうです。
私は、若い頃から住まいの間取り図を見るのが好きでした。
昔、新聞を取っていた頃、チラシの中に必ずと言っていいほど
一戸建て、マンション、アパートなどを販売するチラシがありました。

それらを買う気持ちは全くありませんでしたが、
それらのチラシには、間取り図が載っていましたので、
私にとっては見るのが楽しかったのです。

間取り図ですから平面なのですが、
見ているうちに立体的に見えてくるような気がしていました。

ドアひとつにしても、片開きや両開きがありますし、
押して開けるのと引いて開けるのでは、使い勝手が違います。
自分がもしも住むならば…と考えながら見ていましたので、
ここは押して入るドアがいいわ…とか、
お台所の隣に小部屋があるのは利用しやすくていいわ…など、
見飽きることがないほど楽しんでいました。

私たちは結婚以来、賃貸の住まいでした。
会社勤めの頃は転勤もあって、３度の引っ越しをしました。
でも、そろそろ自分たちの住まいを持ちましょう…ということで、
住宅展示場に何度か行ったことがあります。

その当時は関西に住んでいたのですが、あちこち見に行っても、
自分たちが欲しいものに出会えなかったのです。
自営業を始めた時期でもありましたし、
そのお仕事は、どこにいてもできるということから、
じゃあ、自分たちが好きな場所での暮らしを考えましょうということで、
行きついたのが、ここ山梨の八ヶ岳南麓だったのです。

今の我が家は、間取りを見るのが好きな私が取り寄せていたカタログから、
モデルハウスを見学させていただいたのです。
そのモデルハウスを見たその日、「これがいい。」と決めたのが主人。

『えっ…』と驚いたのは私です。

私もこのカタログの住まいは気に入っていましたが、
あまりにも早い決断でしたから、驚いてしまったのです。

でも、その決断は間違っていませんでした。
なぜなら…、
今もこの場所、この住まいを、私たちが気に入っているからです。


　お散歩で歩いている時、『これ』が目に入りました。
　「あっ、若葉マークが落ちているわ。」
　そう言った私に、主人が驚いたように言いました。
　「裏返っているけれど、見ただけで若葉マークだということが分かったの？」と。