どこにいるの？

「にゃん子、帰ったよ。」

お散歩に出掛け、森の中を我が家に近づいた時、主人が言いました。

我が家の前で、にゃん子が待っていたのです。
出掛ける前には、すでに玄関に来ていたのですが、
「行ってくるからね。」と言って出かける私達を見送ってくれました。

「あれ？　にゃん子はどこにいるの？」と主人が叱っています。

主人の少し後を歩いていた私には、
にゃん子が帰りを待っていた場所が見えていたのですが、
木々の陰になっていた主人には、よく見えていなかったのでしょう。

その場所とは…、我が家の愛車の上だったのです。
今まで、にゃん子がそこにいたことはなく、初めて見ました。
ただ、その場所は日が当たっていて、
この時期のにゃん子にとっては、暖かいし、安全ですので、
待っているには格好の場所だったはずです。

主人に叱られたにゃん子は、慌てて車から降りたのですが、
叱られたことがわかるらしく、しばらくは車の陰に隠れて(？)いました。
人の子供と同じですね。

その後、ソロリソロリと玄関デッキに来ていましたが、
ばつが悪そうな顔して目を合わせません。
ちょっとかわいい感じでした。
可哀そうではありましたが、いけないことは教えなければいけませんので
止むを得ません。

たぶん、賢いにゃん子は、もう車の上に上がることはないでしょう。


　ちょっと遠くからですと、玄関デッキのポールの上にいるようにも見えます。


　実際には、車の上です。


　その後、玄関には来ましたが、一番上の段には上がれません。
　ただいま、反省中なのかしら？