想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

ランチョンマット

2016-05-07 22:10:22 | 日記
今月になってから、朝食用のランチョンマットが新しくなりました。
新しく…といいましても、買ったのは『昔』です。
それも、アメリカのシアトルで…。

主人と結婚した時、主人が言いました。
「カナダはとても良いところだったので、連れて行ってあげたいけれど、
今はまだゆとりがないので、3年後を目指して行くことにしよう。」と。

結婚式も挙げなかった私達ですが、
新婚旅行は、その頃の私達の身の丈に合った九州(福岡、佐賀、長崎、大分)に行きました。
ハウステンボスがオープンした、まさにその日、ハウステンボスにも行ったのです。

そして、3年後…。

約束の通り、私達は、カナダへの二人旅をしたのでした。
カナダが初めての私は、大自然の美しさに引き込まれてしまいました。
行けども行けども景色が変わらない雄大なカナディアンロッキー。
ルイーズ湖やモレーン湖の美しい色。
ヘラジカにも出会いました。

そうそう、今日の話題は、ランチョンマット…でした。

心に残るそんなカナダ旅行を終え、私達はその足で、シアトルの空港に降り立ちました。
シアトルに留学していた主人ですので、私を連れて行きたいと思っていたようです。

そのシアトルでは、知人ご夫婦とお食事やお茶を一緒にしたり、
街を散策したり、楽しい時間を過ごしました。
その時に入った一軒のお店が、キッチン用品の専門店だったのです。
日本では見たことがないものがたくさんあって、また来たいと思ったほどでした。

そんな一連の旅行の記念にと思って買ったのが、ランチョンマットだったのです。

買ったものの『もったいなくて』使うことができないままでしたが、
一度だけ使ったことがあります。
シアトルの知人ご夫婦が、山梨の我が家に来てくださった時です。
一晩泊まってくださいましたので、朝食の時に使いましたが…。
その時だけ。

今回は、我が家の中を片付けていて、そのランチョンマットが目に留まりました。
使わなければ、せっかくの思い出の品がかえって『もったいない』と思ったのです。

今では、毎朝、そのランチョンマットを見るたびに、
シアトルの知人ご夫婦や町やお店、カナダ旅行のことさえも思い出しています。
大事に…、大事に…と思っていた時よりも、すっきりとした気持ちです。

使うようにして良かったわと思う毎日です。


 ですから、買ってから21年になるのです。
 なんだか、すごいですね。
コメント
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