オリンピックの選手入場んときの国名のアナウンスを聞くのが楽しい。フランス語、英語、そして開催国の言葉(今回は韓国語)。国名の発音は日本語と韓国語でほとんと同じ(ただし、韓国の方が語尾の「ク」がずっと強い)。近い言語なんだなぁと思う。聖徳太子の時代はもっと言葉が似ていて通訳なしでも会話ができたのではないかと書いてる人もいる。イタリア語とスペイン語のように、はたまたドイツ語と英語のように(古いドイツ語(グリム童話にときどき出てくる)は今より英語に近いし、古い英語は今よりドイツ語に近い)。その入場行進で、国名を掲げた木の枝(みたいなオブジェ)を持って各国の先頭を歩く女性のいでたちがシルバーでバラの騎士のようだった。ところで、開会式の間中、なんどかIOCのバッハ会長の名前がアナウンスされていたが、その中で「トーマス・バフー」と呼んでるのがあった。え?韓国語ではバッハはバフーなのかい?はたしてそのとおりであった。すると大バッハもヨハン・ゼバスチャン・バフーということになる。因みにフランス語ではバークと言うそうだ。大昔、だれかが「フランス人に『バークは最高だ。君はバークを知らないのか?』と言われて、この世にバッハをバッハと発音しない人がいるのに驚いた」と書いていた。もっとも、最近はどこの国の人でも「バッハ」と呼ぶのが一般ではないか。事実、昨日の開会式でも「バフー」を聞いたのは一回だけ。あとは「バッハ」だった。
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