先日、父がゆうちょに預けていた定期預金が満期になったというので、その金を私の生命保険にしたいと言われ承諾した。
手続きをしながらつらつらと考えたのだが、今年78歳になった父が「受取人」になった私の生命保険というのは、実質、私が死ぬことを期待されているような気がして、改めて、毒親のもとに生まれてしまったんだなぁという感慨にふけることになった。
子供が死んだ時に、掛け金の3倍くらいの保険金を受け取れるようにする親って・・・。
しかも、自分がもうじき死ぬ年頃なのに・・・。
因果なものである。
まぁ、生命保険といっても入院などの傷害も保障するものだから、私にとってもベネフィットはあるわけだが、こと死んだ場合においては、父しか得しない。
そして、父は掛け金の3倍の金を受け取るわけである。
うーん・・・。
そして、それを臆面もなく一人息子に言ってくるというその神経は、もし私が子供を持って親になり、自分の子供に生命保険をかけようとしたら、とてもできるものではないと思った。
普通、生命保険というのは、一家の大黒柱(死語)が死んだ時に、残された家族が路頭に迷わないように掛けるものであって、子供にかける場合には、基本的に傷害保険だけでいい気がする。
おかしいだろうか?
こんな境遇だから病むのだ、というのは、言い訳に聞こえてしまうものだろうか・・・。
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