なんだかんだで2009年になってしまった。
年末に新書を2冊買って、ここ最近としては早く読めた。
読んだのはこの2冊。
『この金融政策が日本経済を救う』(光文社新書)(高橋洋一)
『金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉』(生活人新書)(水野和夫)
あと、もう少し前に買っていたのだが読めずにいたこれもなんとか半分以上は読めた。
『資本主義は嫌いですか―それでもマネーは世界を動かす』(竹森俊平)
どの著者もそれなりに好きな書き手だ。
しかし、どの書も2009年の見通しは暗い・・・
最低でも2年くらいは不況だというのが基本線。
下手するともっとひどくなるかも、とのこと。
私は、この半年ほど、だんだんと「戦争」に向かっているように思うようになった。
このぐちゃぐちゃの状況はいったんご破算にしてしまおうという動きがあってもおかしくないし
ま、世界大戦のような形はないだろうが、テロのさらなる広がりのような形で
ある種の「戦争」になるのでは、と。
と思っていたら12/28「たかじんのそこまで言って委員会」で
宮崎哲弥氏と勝谷誠彦氏がともに米国のイラン空爆の可能性に言及していて
こりゃ、下手すりゃ世界大戦か?とか思ったりした。
そしたら今度は朝まで生テレビで、
田原総一朗と佐藤優の共著で第3次世界大戦なんとかという本が出るとのこと・・・
まいったね。こりゃ。
ま、日本ではイスラム原理主義なんかはないが
これからそういうものの代替になるような考え方が出てくるのではないか。
自爆テロ的なものが増えるのではないか。
正直なところ、まさか、自分の世代で「貧困」などというものが
問題になるとは思っていなかった。
そして、自分がその当事者になろうとは。
就職氷河期どん底の2000年に(ブラック企業に)就職して
なんとか転職してようやく400万円台に到達したが、
それも08年度は業績悪化で、もう300万円台に戻った。
もちろん、派遣切りで切られた人々に比べれば
私はまだまだ恵まれているほうだろう。
しかし、先の見通しはなにもない。
どんどん状況は悪くなっている。
| Trackback ( 0 )
|