◇師弟四景@新宿サザンシアター

五街道雲助一門による落語会。

五街道雲助「持参金」
 初めての噺、人間関係の面白さ、そして雲助さんの貫禄たっぷりの語り。
 人間国宝はさっさと一番目の出番で、お帰りだそうで。
蜃気楼龍玉「親子酒」
 独特の間がななんともいえず。
 龍玉さんの噺初めてでしたが、ぐんぐん引き込まれました。
 もっと聴いてみたいなぁ。
桃月庵白酒「付き馬」
 白酒さんの耳心地よい声で、たっぷりと。
隅田川馬石「おはつ徳兵衛、浮名の桟橋」
 あ、また聴けてうれしいな、船の情景が目に浮かぶ。
 うまい!
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◇三三・喬太郎二人会@渋谷さくらホール

渋谷さくらホールにて、柳家三三、柳家喬太郎の二人会。
開口一番はまつぼっくりさんの「のめる」でした。
三三「締め込み」
 いいですよね、落語の泥棒話、大好きです。
喬太郎「首ったけ」
 音源では聴いたことがあったけど高座で初めての噺。
喬太郎「夜の慣用句」
 新作でしたー、これはYouTube配信でみたことある。
 途中で「古典が良かったかなぁ?」っていうのも、もはや師匠の慣用句。
三三「黄金餅」
 月例でおお披露目だったネタ。
 こなれていい感じで。
   あー、今宵も楽しかった。
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◇月例三三独演会@イイノホール

開口一番、春風亭朝枝さんの「普段の袴」。
 一朝師匠の一番下の弟子、二枚目さんとのこと、うまいですねぇ。
「居残り佐平治」じっくり聴かせていただきました。
サゲは、ヒトが良くホトケと呼ばれるほどの大店の旦那、彼を騙して着物や履物まで自分のものにした佐平次の捨て台詞「また来るぜ、仏の顔も三度」。
「黄金餅」とことん欲の皮のつっぱった西念和尚と、死んだ和尚の金をどうにか横取りしようと画策する金兵衛。
死人の腹から出た金を元手に餅屋を開いたという噺の後の、「新春にふさわしい一席で」が三三さん流の〆でした。
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◇真一文字の会

今年初めの、真一文字の会。
「蝦蟇の油」一之輔節炸裂、酔っ払った油売りが、腕の止血ができずに焦る様は大爆笑です。
「二番煎じ」大好きな噺で、これも志ん朝さんの音源何度も聴いてて、だれかやってくれないかなーと思っていたので。
先月の「化け物使い」に続いで、うれしいな。
みんなで猪鍋をつつくところ、興がのって歌いだすところなど、隠れてこそこそ遊ぶ楽い感じがいいんだなぁ。
「按摩の炬燵」初めて聴く噺。
按摩さんに酒を呑ませ、温かくなった身体を炬燵代わりに番頭さんも小僧さんも温まってぐっすり眠ろう、という奇想天外な噺。
そんな申し出を受け入れる按摩さんも、店に火を出してはいけないから炬燵は使わない番頭さんも、なんだかみんな優しい人たち。

一之輔さんの落語に出てくる人たちは、いつも心が温かい。
同じ噺をいろんな噺家さんがやってるのに、なんだかそう感じるのです。
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◇月例三三@イイノホール

開口一番「そば清」でした。 二つ目さん、とちってたなー。

「しの字嫌い」 初めて聴きました。
軽やかな演目だけれど、とちりそうで難しそうな噺ですね。
「代脈」
「文七元結」
これまで聴いた中で断トツに素晴らしい文七でした、三三さん、こんなに素晴らしい話芸を披露してくれてありがとう。
佐野槌の女将さんが長兵衛親方を諭すところ、長兵衛が文七の身投げを止め、とにかく生きなきゃだめだと説教するところ、大勢の登場人物の演じ分けも見事。
 涙が出そうになりました。
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◇白酒・兼好二人会@日本橋公会堂

開口一番、三遊亭まんとさんの「半分垢」。
白酒「親子酒」
兼好「厩火事」
兼好「近日息子」
白酒「松曳」
お二人、笑いを誘う表現が共通しています。
ちょっとしたいまわし、言葉の調子、間合い、兼好さんは加えてとても表情豊か。
ずっと笑いっぱなしでした。
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◇真一文字の会

開口一番、貫いちさんの「幇間腹」。
一之輔さん、徹子の部屋のゲストに呼ばれたそうで、まくらはその話で大爆笑。
「呑める」
こういう寄席でよく聴く噺、一之輔さんがやると面白さ倍増なんだよなー。
この噺の旨さはいったいどこから来るのだろう。
理屈は抜きに、この話術に翻弄されるべく、落語を聴き続けるのだ。
「水屋の富」初めて聴く噺、800両の富を得た水屋の、大金が盗られないか心配しながらの日々、悪夢にうなされ追い詰められる様子が半端ない。
談志の落語論『落語とは業の肯定である』、まさしく。
「火事息子」
最後は親子の人情噺。
文七元結もそうだけど、笑いのタイミングが寅さん的だなーと思いながら。
この日本的な笑いの散りばめ方って、実は落語が基本だったのかも。
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◇月例三三独演@イイノホール

11月の月例三三。
「看板のピン」
うまいなぁ、体の中に噺が染み付いてる、そうじゃなきゃこんなに小気味よく言葉が出てこない。
さらさらーっとした感じが、聴いててとっても気持ちが良かったです。
「三方一両損」
「らくだ」
屑屋の久兵衛がだんだん酒乱になってゆくところ、良かったー。
本日も三三さんの世界を堪能しました。
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◇俺たちの圓朝を聴け!牡丹灯篭 談春&三三 その3

朝日ホールでの談春・三三リレー牡丹灯籠、今回が最終回。

談春「紙入れ」
三三「栗橋宿」
談春「関口屋のゆすり」
三三「粗忽の釘」
これにて、牡丹灯籠リレー落語は終了。

リレーにする必要があるのか、ってところに、自分としては行き着いてしまった。
『立川志の輔の牡丹灯籠』というのがすでに出来上がっているので、談春さんが一人で演じてしまうと、立川流の牡丹灯籠対決になっちゃう??

最後、三三さんの粗忽の釘が、ついこの間聴いたばかりなのに、さらによかったです。
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◇新宿末廣亭→居酒屋→どん底

文化の日の祝日、新宿末廣亭の昼席でKちゃんKさんと待ち合わせ。
桂文治さん以外、実はあまり馴染みのない落語家さんばかりの登壇でしたが、実はアタクシのお目当てはボンボンブラザース。
芸歴60年以上、ちょこっと大神楽曲芸の帽子を使った芸をYouTubeで見たことがあって、訥々とした芸がとっても面白く。
そして、本日それを生の舞台で。
薄っぺらな細長いテープ状の紙を、繁二郎さんが鼻の上に乗せてバランスを取る…、そしてバランスをとりつつ、フラフラ揺れるテープの動きのままに、舞台から降りて客席にまで。
続いて、勇二郎さんと繁二郎さんの帽子のかぶせっこ、最後は桟敷席のお客さんに帽子を投げて被せて、大喝采。
 あー、今日は彼らの芸を見ることができて大満足なのでした。

落語だけではない、手品や漫談など、色物さんの芸も楽しみつつの寄席体験。
続いて3人で、末広通り界隈でのお楽しみ。
日本酒を楽しめる居酒屋でお腹を落ち着け。
続いて老舗バーどん底へ。
どん底、初めて入ったけど、店内が複雑な階層になっていて、洞窟みたい。
また行ってみたいお店です。
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◇真一文字の会

笑点登壇以降、めっきり予約が取れなくなってしまった一之輔さんの勉強会。
国立演芸場から場所を移して、日本橋公会堂にて。
「不精床」
初めての演目。
さらっと楽しい、とんでもない床屋のおはなしでした。
「化け物使い」
亡き志ん朝師匠の音源で何度も耳にしている大好きな演目、だれかやってくれないかなぁと思っていたけれど、なかなか聴く機会がなかったので嬉しいな。
さすが! 一之輔さんの化け物使いは面白さ倍増でした。
「居残り佐平次」
こんなに大サービスの演目でいいのか!
だらだらした感じはなく、佐平次が店で重宝されてゆく様もきっちり描いてバランス抜群。
途中、お客さんの携帯が鳴っちゃって、おまけになかなかオフしなくて、近くの客が消せよと小言を発する出来事あり。
一之輔さんもちょっと調子がくるって扇子が行方不明になったりしたけど、そこからはまた盛り返しての正統派のサゲ。
そして最後はサービス精神旺盛にお茶目な挨拶、あー大満足。
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◇どっさりまわるぜ 一之輔@なかのZERO大ホール

開口一番 いっ休「やかんなめ」頭つるり、の彼のためにあると言ってもよい噺、とってもいい感じでした。11月に二つ目昇進、おおめでとうございます。

そして一之輔さん登場。
「抜け雀」絵師の父親が描いたのは、鳥籠ではなく松の枝に巣。
つがいの雀は松の枝の巣に卵を産み、戻った絵師の目の前で雛に孵る。
旅館の主人が、父上の待つ(松)ところに帰りなさい、雛が先にかえりました、でサゲ。なるほどー。
「鼠穴」夢オチですが、今日は抜け雀に続いて家族がテーマなのですね。
そうそう、はじめのトークでは、2世落語家のはなしで盛り上がったし。
 それにしても喜久蔵と三平をそんなにいじって大丈夫なのかぁ?
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◇気になる三人会@めぐろパーシモンホール

気になる三人会、林家たい平、桃月庵白酒、柳家三三の落語会へ。 
桃月庵白酒 「甲府ぃ」
柳家三三「粗忽の釘」
林家たい平「幾代餅」
 はじめの二人が上手すぎて、たい平さんの人情噺が少々かすんだか…。
 三三さんの粗忽の釘、くすぐりの入れ方も絶妙で、ほんとによかったなぁ。
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◇春風亭小朝独演会@千住1010劇場

北千住駅、マルイのはいるビルの11階にある劇場にて、春風亭小朝さんの独演会。
落語会では聴いたことがあったけど、独演会は初めてです。
「宗論」「忠臣蔵」に続いて、のだゆきさんが登場してピアニカとリコーダーで登壇。
そして最後の一席は「扇の的」
とにかく小朝さん、語り口がなめらかでよどみなく。
何度も脱線しつつも本論に自然に戻る噺のうまさ。
しゃべる天才、ですな。
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◇月例三三@イイノホール

二つ目の金原亭馬太郎さん、「三人無筆」
そして、三三さんの本日の演目は。
「野ざらし」
「権助提灯」
「二十四孝」
どれもよかったなぁ。
いつもいつも、軽妙にして愉快なり。
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