◇手弁当

畑に行く時は、手弁当を持参します。

9月のお弁当。

いつも必ず入れるのは、玄米の梅海苔巻き。
練り梅を真ん中にして巻いた、玄米の細巻きです。
おかずは、卵焼き、茄子と茗荷の梅酢漬け、切り干し大根の煮物、南瓜の胡麻和え。

10月のお弁当。

海苔巻きは定番。
催事で購入した秋鮭、切り干し大根の煮物、蕪の甘酢漬け、蕪の葉の塩糀炒め。

以上、お弁当忘備録。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇秋の畑とインド料理

ずいぶん秋らしくなってきました。
朝から畑へ。
ずいぶん長い間収穫し続けたししとうを、さすがに量は少なくなりましたが、まだまだ収穫。
島オクラはさすがに今日で最後ですけど、花や蕾も美味しく頂けるので、これも摘み取ります。
お楽しみの落花生は、来月あたりに収穫できそうです。
白菜、スティックセニョール、黒キャベツ、ロメインレタスなど、とても調子良く育っています。
アブラムシがついているものは、極力指で潰します。
青虫がいるところは、糞があってわかるので、これも指で潰したり、卵を探したり。
そして最後に、ふだん草と手間ひまがかかる空豆を、丁寧に播種。


作業の後、畑作業の指導をしてくださっているY先生からインド料理の差し入れ。
これはインド料理マニアのサークルで20種類ほど作ったものの一部だそう。
サンバルというインド版の味噌汁のようなスープに、赤と白の米粉の麺を浸して食べます。
サンバルは2種類。
少し酸味のある赤いもの(写真のものですね)と、ダル豆のたっぷり入ったもの。
その後、冬瓜のような野菜のカレー。
そしてジャックフルーツのココナッツ煮。
ジャックフルーツって、面白い食感ですね。
そして豆、ナッツ、フルーツのココナッツ汁粉。

スパークリングワインを飲みながら。
で、インド料理を少しずつ食べた後、自分で持って行った手弁当も。

あー、よく食べた。

帰りの京浜東北線の車中、眠かった…。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇デパートの催事

日本橋高島屋で開催中の「味百選」という催事へ。
ジムでのトレーニング前の短い時間だったので、あまりじっくり見ることができませんでしたが、ものすごい賑わいでびっくり。
催事って、数年前までほとんど足を運んだことがありませんでした。
なぜなら…。
 …殺気だった人ごみが怖い…!
それが、少しずつ免疫ができてきたようでして。
というより、自分にも催事で買い物ができるくらいの迫力が身についてきたってこと?

ご贔屓の飯尾醸造さんのブースに行くのが第1の目的。
5代目とお母様にご挨拶して、四方山話を少々。
宮津から届いたばかりの、いよいよこれが最後の収穫の万願寺とうがらしと、精米したての新米を頂いちゃいました。
あたしからの差し入れは、湯島の竹仙のせんべい。

さて、会場をぐるりまわって、そのまま生でいただけるうす塩の秋鮭と、琵琶湖の鮒寿司を購入。
都内でも比較的買いやすいものもあれば、めったにお目にかからないものもあり。
奥井海生堂の削りたてのおぼろ昆布、おいしそうだったけど並ぶ時間がなくて断念。
甘味は独りじゃ買った分を食べきれないので、これもパス。

今日の晩ご飯は、生の秋鮭に玉ねぎスライスの甘酢添え、頂いた万願寺唐辛子をシンプルに網焼き、蕪を葉といっしょに塩糀でオイル煮、かぼちゃとくるみの味噌和え。
鮒寿司は、また後日。
これを食べるときは、日本酒がマストですね。

美味しゅう頂戴いたしました。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇そーんなにかかるのか

先月の石垣島旅行で作った、陶器のお皿。
そういえば、まだ届いてない! と思い立ち、工房に電話してみると…。
なーんと、3~4ヶ月待ちだって。

もしかしたら、釜の中で割れちゃったかと思ったけど、そうではなくて、ひと安心。
夏の思い出が我が家に届くのは、年明けくらいになるってこと。
忘れた頃に、よみがえる記憶、なのですね。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇映画4作品

スターチャンネルで録画視聴した4作品のご紹介。
   
新手のホラー・コメディー「ジェニファーズ・ボディ」。
「トランスフォーマー」シリーズを、生意気な発言で降板させられちゃったお騒がせ娘、ミーガン・フォックスが主演。
くりくりした目のアマンダ・セイフライドは、「マンマ・ミーア」のときには少々違和感がありましたが、眼鏡を外すと可愛くなる、ちょっと不思議ちゃんな役どころがいい味出してます。
アメリカの田舎の高校が舞台の悪魔払いのおはなし。
設定が面白いですね。
全然ドロドロしてないし。
不思議な匙加減の映画で、この手の作品はこれからもっと増えそうな予感。
内容はカルトだけど、きちんと撮ってるのでそうはならないホラーもの…。
例えれば「ゾンビ・ランド」なども、この類いかと。
   

ジム・キャリー&ユアン・マクレガー主演の「フィリップ、きみを愛してる」。
二人は題名通り、ゲイカップル。
配役がはまりすぎてて、正直、コワイ。
ふつうの芝居してても、それっぽく見えがちな二人の中年男優を、ほんとにこの役にあてちまって、よいのでしょうか?
実話らしいです。
愛する彼のために途方もない詐欺行為を繰り返す男のお話。
ジム・キャリー、もっといい役を演じられる人なのにね、いつもこんなんで、気の毒。
そして、だいぶ老けてきちゃってて、少し観てて苦しかったな。
コメディーとしてまずまずです。
   

アントニオ・バンデラス主演「ザ・エッグ~ロマノフの秘宝を狙え~」。
監督のミミ・レダーという名前、きいたことあるな、と思ったら「ペイ・フォワード」を撮った人でした。
よくありがちな盗賊もの、といえばそれまでなのですが、終盤はどんでん返しの連続。
アントニオ・バンデラスはちょっと弱気にフェロモン出してて、母性本能をくすぐります。
それなりに楽しめる作品なり。
   

スティーブ・カレル主演の「デート&ナイト」。
ひょんなことから事件に巻き込まれちゃった夫婦の、アクション系コメディ。
「40歳の童貞男」の印象が強い彼、なんともいえない善良でぶきっちょそうな雰囲気がぴったりの役どころです。
マーク・ウォールバーグが、スティーブ・カレルとは正反対のモテ系秘密エージェントとして登場。
ちょっと下品なアメリカンジョークもありますが、やっぱりね、なハッピーエンドで害のない映画。
主役二人の普通の夫婦の会話が、ほんわかしてていいんです。
幸せっな家庭って、これだよな、これ、って感じ。
日本未公開ですがDVDが出てますので、レンタルの選択肢にいかが。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇バッテリー…

今日は、予備バッテリーを携帯して出勤します…。
   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇iOS5 にしたら…

iOS5にバージョンアップした、わがiPhone 3G 。
バッテリーの減り方が尋常ではなく、大ピンチです。
自動接続はなるべくオフにしたのですが…、いかんですね。

朝満タンで職場へ。
昼過ぎに、一度充電。
とりあえず、明日の朝までは持つか…という感じ。

昨日に引き続き、悩ましい…。
このままでは、バッテリー不安が理由で、iPhone 4S に手が伸びそうです。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇iOSのバージョンアップ

iPhone 4S への買い替え、当然でしょ! と思っていましたが、夏にiPhone 5 発売の噂もあり…。
これは待つべきか、悩ましいところ。
とりあえず、iOS のバージョンアップだけしておくことに。
MacBook に接続して iTune からバージョンアップ。
少々時間はかかっても、賢いコンピューターがさくさくっと作業してくれるので、こちらは何にもしなくてよろしい。

ただし、このあとiPhone で購入していたアプリを再インストールしなくてはならず、こいつが面倒ですね。
それにしても、いろいろ買ってますね。
使う機会のないものを見きわめて、整理整頓。
かなり絞り込みましたよ。

一時ヒジョーに悩んだカレンダーソフトは「ハチカレ2」のみにして、「手帳の付録」があれば完璧。
「Facebook」もいつのまにかバージョンアップしてたんだ、iPhone らしい動きになってますね。
残念ながら「radiko」の動作の悪さは相変わらずで、すぐに落ちちゃう。これは使えませんね。
使用頻度の高い「乗換案内」、あると便利な手書きツール「SpeedText」、映画情報アプリも2つ、暇つぶし用に占いソフトと麻雀、花札。

こんなとこだね、使うのは。

夕方から初めて、もろもろ7時過ぎまでかかっちゃいました。
さて、と、晩ご飯…。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇海外ドラマ「ダウントン・アビー」


なぜか好きなジャンルの、英国貴族のお屋敷を舞台にした物語。
感情を表に出さずちょっと気取った感じの爵位を持った人々と、主人の前で我を殺して仕える執事や侍女たちのやりとりが、なーんだかツボなのです。

そして、始まりました。
スターチャンネルで日本独占放映の「ダウントン・アビー」。
女系伯爵一族の相続やら、召使いたちの確執やら、どろどろした人間模様。

おまけに、初回のエンディング10分前…いきなりの衝撃的展開。
 そう来ますか!
あ、ぜーんぜんわかりませんよね、観てないと。
 意表をついて、あの人とあの人が、ゲイカップルゥ~~~、という展開で、ぶっ飛びましたぁ。

全7話、しばし楽しめそうです。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇映画「エレファント・マン」その2

【 慈悲と偽善 】
病院を住処とするようになったジョンの慰問に来る裕福な人々は、モンスターに接する自分に満足を覚えているように見えます。
数々の贈り物に囲まれ、物質的に徐々に恵まれてゆくジョン・メリック。
ただ、華やかな物に囲まれても、ただ彼が切望するのは友達と呼べる人。
映画の中で「友よ」と声をかけるのは、トリーブス医師とケンドール夫人の二人だけです。

誰もがジョンの外見に恐れを抱く中、唯一例外は人気舞台女優、ケンドール夫人。
彼女はジョンが初めての慰問をうける外部者となりますが、その初面会から堂々と接し、彼に口づけさえします。
美しさを売り物にする女優であるからこそ、外見が特殊なジョンに対し格段の気持ちがあったのかもしれません。
ただ、うわべだけの気持ちではあそこまでジョンに近づくことはできないでしょう。
ケンドール夫人は映画では比較的さらりと描かれていますが、舞台ではジョン・メリックとケンドール夫人の関係がメインとなります。
偽善ではなく、慈悲をも通り越した、人間の本質のみを見つめる目。
それを持った人として描かれるのが、ケンドール夫人です。

かたや、トリーブスの心も大く揺らぎます。
病院でジョンにこのような生活をさせることは、見世物小屋で見物料を取りながら興行する卑しい男と同様の行いではないか、と。

【 異形について 】
ジョンに初めて会ったとき、誰もが一瞬の怯えた表情をみせます。
トリーブス医師も、ジョンを一目見て涙を流しますが、その涙ははたしてどんな意味だったか。
見世物小屋で見物代を払い、覆った指の隙間からジョンの容姿を食い入るように見つめる客たち。
病院の夜警の小間使いに至っては、秘密に酒場で客を募り、寝静まった病院に連れ込んでジョンを見せ物にします。

映画がはじまってしばらくは、ジョンは頭巾を被った姿を見せるのみで、その奇形は明らかにされません。
ジョンへの給仕を依頼された若い看護婦が、彼の住む隔離病棟にオートミールを運んだ際、何の予備知識もなくジョン・メリックを観た時の絶叫。
このシーンで、映画の観客も同時に彼の奇形した顔貌を目にします。

変形した顔面と身体は、正常とは逸脱した外観。
まして横たわって眠ることができず、発音も不明瞭になるほどの頭部の奇形は、明らかに病的なもの。
とはいえ、普通の人と同じに言葉を発し、食を楽しみ、考えることの出来る、人間なのです。
見世物小屋に引き戻されたジョンが、小屋の仲間の協力で脱走したときには、異様な顔貌の彼は好奇の人々に追いつめられ、「僕は動物や象じゃない、人間(human being!)なんだ」と叫びます。

知的で感性豊かな人間。
しかし…医師が学会発表に至るほどの外見的異常、人々が金を払って見物する物珍しさ。
逸脱した時の異常の境は、いったいどこにあるのか。
この映画を監督したデヴィッド・リンチは、フリークス嗜好と評されることが多いです。
しかし、この映画にひきつけられるわたしたちの中に、見世物小屋に集まる人々と同じ好奇心が皆無といえるのか?
デヴィッド・リンチ監督の「見せ方」によって、自身の異形趣味をみせつけられます。

【 ジョン・メリックが望んだこと 】
「I am human being」は事実です。
しかし「普通の人」からは逸脱した彼。
それを最もよく知るのはジョン・メリック自身です。
大劇場の特等席でケンドール夫人に紹介を受け、ジョンは観衆に挨拶をすします。
大きな拍手をうける彼は、外見は醜いが心は美しい「あの」ジョン・メリック。
かつては醜さ故に蔑まれ、今はそれゆえにヒーローとなっています。

彼が部屋の壁に飾る何点かの額装の中に、ベッドで眠る男の子の絵画があります。
いつもその絵を眺めているジョン。
普通の人々のように眠りたい。
いつしかそれは、彼のいちばんの望みとなり、ある日普通に眠りにつきます。
いつもは上半身が起き上がるようにいくつも重ねて背もたれにしている枕を、少しずつはずしてゆく。
枕をひとつ置いたベッドに横たわり、絵に描かれた男の子のように。
死を望んだのではありません。
普通に眠ること、ジョンが望んだのはそれだけでした。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇映画「エレファント・マン」その1

映画「エレファント・マン」、スターチャンネルで録画視聴。

高校生の頃、学校観劇で劇団四季の「エレファント・マン」を観ました。
若かりし頃の市村正親さんが主演で、確か舞台には3人くらいしか役者さんが登場しない演出。
 (多分、ジョン・メリック、ケンドール夫人、外科医トリーブスの3人)
舞台美術が金森肇さんという方で、これがそぎ落とされた抽象背景を、場面によって傾け方を変化させて情景描写する…というすばらしさ。
毎年の学校演劇のなかで、この作品は特別に心に残っています。

その数年後、大学生になってからデヴィッド・リンチ監督の映画「エレファント・マン」を鑑賞。
当時は劇場版の崇高さとのギャップがあり、正直なじめなかった印象があるのですが、20年以上経った今、改めて。

モノクロがこれほど効果的な映画も少ないのでは。
フリークス趣味のリンチ監督ならではのストレートな感性があったからこそ、この題材が生き生きと描かれている気がします。


あらすじは…
体中にこぶが増殖する病気のため、エレファントマンとして見世物小屋に立たされている男、ジョン・メリック。
興行師は彼を動物のようにいたぶり、ジョンは人間的な生活から遠ざかっています。
そんなエレファント・マンの興行をたまたま目にした外科医トリーブスは、医学的興味から彼を分析して学会発表。
その後はジョンを病院内で生活させるに至りますが、彼の知的能力が正常な人と同等であることがわかり、更に彼の存在を知る文化人たちがジョンと面会することを誇るようになります。
ジョンの存在でトリーブスの名声は上がりますが、自分の行いは興行師と同様なのではないかと悩むように。
そして一方、ジョンを化け物として蔑む人々も、依然として多く存在。
一時は興行師がジョンを奪取して見世物小屋に再演させますが、このころから彼の体調の悪化も進んできます。
首の周りを圧迫する大きなこぶのため、普通の人のように眠ると窒息するので、いつも座った姿勢で眠るジョン。
こつこつと作り続けていた大聖堂の模型が完成した夜、ジョンは普通の人のように横たわり、そのまま永遠の眠りに。

ラストの切なさはなんともいえません。
興行師に「飼われて」いたころとは比べ物にならないほどの豊かな生活を送るようになったジョンですが、心の闇は何だったのか。
徐々に悪化する体調に、老い先が短いことを感じ取っていたのか。
あるいはごく単純に、枕に頭をあずけてすやすやと眠りたい、という願望から、死は意図せず、自ら眠りについたようにもみえるのです。

この映画を改めて観て、いろいろと感じるところがありまして。
続きはまた後日。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇栗の渋皮煮

急に涼しくなって、身も心も秋気分。
先日は季節はずれの暑さに、夏物のクリーニングをためらいましたが、もう未練無しです。
久しぶりに出かけたお茶のお稽古も、秋を感じさせる中置きの点前。
11月の炉開きももうすぐ…、早いなー。

週末に買った大粒の栗。
渋皮煮の仕込みです。
昨夜鍋で一煮立ちさせて鬼皮をふやかしておいたので、それを剥く作業。
そこから、どうしようか迷ったけれど、一気に重曹を使いながら渋皮のおそうじと灰汁抜き。

ここまでくればしめたもの。
甘く煮含めるのは明日にしましょう。
仕込み作業に、自己満足。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇こんなのも、あり

こんなのも。
「ゾンビの作法 もしもゾンビになったら」。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇No pain, no gain…ですけど。

今朝は5時前に自然に目覚め…さてランニングの支度を、と思ったものの。

金曜午後の、いつものトレーニングの後遺症。
筋肉痛が…。
…いててててて…。

ばっちり筋肉に効いているのは、久しぶりに行ったサイドランジのせい。
左右に10回ずつ交互に合わせて20回。
これを3セット。

ほかにもいろいろやりましたけどね、サイドランジはたまにやると、必ずがつんとくるんです。
昨日の午後に既に前兆はありましたが、ピークが休日の朝にきましたね。
大腿部の内側、背面、痛いのなんの。
動作は完璧にゾンビ化。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」の、ゾンビの真似して襲撃を回避する技、今日なら完璧でしたよ。

あー、朝のランニングどころじゃなく、午後までカウチに埋もれて過ごすていたらくと相成りました。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

◇モダンスパニッシュ

麻生十番のスリオラ(Zurriola)というお店に、スペインで修行したシェフのお料理を食べにうかがいました。
モダンスパニッシュって呼んでいいのかな。
そういう垣根は超えたレベルの昇華された料理の数々。
脱帽ものです。

まずはブータンノワールにビーツを合わせたアペリティフ。
きれいに四角く形成されて、ビーツの赤がアクセントに、薄いパン生地にのせてあります。

続いて焼き茄子と馬肉のタルタル。
香ばしくローストされた胡桃がアクセントで、茄子の甘みと旨味が引き立ちます。

始めは遠慮してたのですが、あまりに美しい皿なので、このあたりからカメラを取り出し…。

フォアグラのムースの中にプラリネソースがフォンダン状に。
ナッツの香ばしい香りの甘いソースが、フォアグラによく合います。
味のコントラスト、特に塩味と甘みの組み合わせが面白い。
特に塩は粒子の大きさを感じられ、舌先でそれらが弾けます。


62度で1分間火を入れた鯖。
ほぼ生なのですが、この低温は油がちょうど旨味を凝縮して軟らかくなるところ、そして蛋白質が凝固しない温度と時間。
繊細です。絶対に真似できないプロの仕事。
最近、温度をメニューに入れるお店、すごく増えてますが、…更に火入れ時間も、ですから。


仔牛のローストとちいたけ。
レモンの酸味で味付けしたちいたけと、クレソンのソース。
仔牛はなんと、生後3ヶ月。
とってもきれいなピンク色の断面です。


イベリコ豚のタンと頬肉のコロッケ。
シェリーとバルサミコで仕上げたソースがぴったりで、堅気なキューブ型。


落花生入りのリゾット。
落花生の青みのあるほのかな甘みがいい感じ。
ブロートももちろん絶品。


チーズ好きには、コースにチーズが組み込まれていると嬉しくなりますね。
左からシェーブルにトマト、羊のハードに柿のシロップ煮、スパイスを練り込んだウォッシュ、…あ、失念、と白ワインのジェリー。
…ロゼの泡を食前に頂き、5種類のワインを食事に合わせて出していただいたので…もう相当に酔っぱらってます、です。
あ、この木のプレート、ゼブラ・ウッドというものだそうです。


ベリーのムースにローズマリーの泡。
蜂蜜のジェラートは爽やかな甘みで、ブルーベリーはきれいに半分だけアイシングされてます。

スペインの伝統菓子にトゥロンというアーモンドと蜜を使ったものがあるようなのですが、それをあしらった2番目のデザート。
 これは写真、忘れました。

更に小菓子は右が爽やかなブラッドオレンジのジュースに、左が柑橘のソースの入った生チョコレート。
エスプレッソを頂きながら。

この日は畑仲間や、そのお友達のスパイス名人との会食。
シェフの才能を感じる品々に、お腹も心も満足な夜でした。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ