れもん日和

日々の生活の報告

40年前と一緒

2024-05-22 08:52:38 | 日記
  近頃1キロ太りショック

音大時代、寮で同じ部屋だったT先輩は佐賀の方で、私は浪人したため同じ年齢です。でもあくまでも私の中では
尊敬すべき大好きな先輩です。

T先輩は、卒業後佐賀に戻り、ピアノ講師として活躍する以外の演奏、研究にも力を入れられていて、
7、8年前に東京で二人で再会することができ、ゆっくりお話しする機会があったのですが、今回佐賀でのグループコンサートに出演される
ということを知り、佐賀まで聴きに行くことにしました。
本当は1日目にコンサートに行き、2泊で夫と旅行する計画で進めていたのですが、うっかり夫が本番仕事を引き受けてしまい、
少し迷いましたが、思い切って一人で1泊で行くことにしました。
今は手続き様々がデジタルなので、いろいろ不安ながら無事行って帰ってこれました。

初めての九州上陸!佐賀は空港おりてバスに乗ると本当にのどかな景色がずっと続いていて、心穏やかになり、
それでも、もうすぐコンサートというワクワク感もあり、会場に着きました。
昭和レトロな建物は、歴史民俗館になっている場所です。
コンサートは何名かの演奏者がソロや、プロのチェリストの原田哲男さんとのデュオで出演されます。
T先輩は悲愴ソナタ全楽章の他、最後のチェロとの共演もあり、そちらはラフマニノフ2曲でした。

悲愴ソナタは音楽への愛情たっぷり、そしてこれまでの音楽生活の蓄積が表出されているような表現で、
本当に今回学生時代ぶりに先輩のピアノが聴けたことを嬉しく思いました。
ラフマニノフはまた違ったきらきらした音色で会場に違う風が吹いたよう感じました。

終演後、抱きついてきてくれた先輩と涙ながらに再開し、あまりお話はできなかったものの、心から来て良かったと思いました。
そして、言葉の端々にこれからの音楽へのチャレンジが感じられ、私もすっかり刺激を受けました。
お互いずっと長い間音楽、ピアノを探求し続けているわけですが、やはり40年前の学生時代と同じT先輩でした。
私の一歩先を歩いてくれる、人間的にも一歩先で導いてくれるような先輩。
本当に出会えたことに感謝一杯でした。

そして、今回1人で行くことになったので、年賀状のやり取りだけになっていたやはりルームメイトだったK先輩にも声をかけてみたのです。
あいにく一緒に出かけることはできなかったのですが、ぜひ近いうちに池袋あたりでゆっくりお話ししましょうと言って頂けて、
6月初めにもう日にちも昨日決まり、再会できることになったのです。
佐賀の事を報告もし、彼女とは25年以上ぶりなので、お喋りに花が咲くことでしょう。
大好きな大学時代の友人との出会いの幸せに心が豊かになっています。


     本日の音楽・・・・・・・・Ravel           鏡           パスカル・ロジェ(Pf)


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