ミーハーでもいい

　　　　能登半島の被害は甚大

この所、我が家は大谷ブームです。
偉業をなすか・・というカウントダウンに入ってから、少しでもリアルタイムで観たいとテレビを気にしていたのですが、
金曜日には8時に家を出る用事があり、直前までテレビをつけていたところ、５０号ホームランを観ることができて、
なんとラッキーなことか！と上機嫌で出かけました。
その後ふと、「試合はまだ続いている・・・」とネットをのぞくと５１－５１の数字が出ていて３連続ホームランと知りました。
家に帰ってきて、番組のはしごの１日でした。

人間業と思えない偉業を成し遂げ、さらに期待を持たせてくれる大谷選手ですが、日頃野球に関心はない私もＷＢＣの時には
大騒ぎし、なんども試合を見返して感動していました。大谷選手を見ていると、元気をもらえるのは事実です。
春には試練もあり、少し心配もしていたのですが、逆境をばねにとはまさにです。
走りに関してはここ最近の進化ということで、勇気づけられます。
進歩したいと思ったら、進歩できる・・・という希望を持てます。
金曜日に興奮した私は大谷グッズが欲しい！と、Tシャツはまだ色を迷っていて、とりあえずタオルを購入しました。
ユニフォームも買いたいのですが（パジャマ替わりに）、高いのでちょっと検討中。。

只今も試合を観戦です。ホームでの試合なので歓声はすごくて、大谷が立つと観客は「MVP」コールで湧いています。
第一打席は快音ながら取られました。

なんとなくテンションが高いミーハーな私ですが、暗いニュースが多い中、大谷選手にありがとうの思いです。
まだしばらく大谷劇場を楽しみます。


　　　　　本日の音楽・・・・・・・・グリーグ　　　　　ホルベルク組曲　　　　　　　スイトナー指揮　　　シュターツカペレ・ベルリン

身体が楽器

　　いつになれば爽やかになるのか

夫は演劇の音楽を舞台上で演奏する仕事が入り、今年は稽古を含め本番もあちこちに出かける土曜日が多くなりました。
監修に舞踏の先生、声楽の先生がおられるのですが、この度声楽の先生のワークショップが開催され、私も参加することができました。

歌は歌いたくて、習った時期もあったのですが、もうコロナ最中はレッスンでも歌がなくなり、やっと声を出したときには自分で違和感がありました。
声が低くなったのは年齢のせいかもしれないのですが、音域はぐっと低くなっていて、話す声も低くなったと思うのです。
それはともかく、少しでも良い声、そして楽に声が出せればと期待してワークショップに出かけました。

先生は７０代の女性の方で、小柄ながらパワフルで明るい先生です。
まず身体をほぐすことから始まり、呼びかけに返事をする発声をしたり、そのたびに先生のご指導が入り、私たちも発声を試していく・・・
和気あいあいと、様々な練習を楽しくさせて頂きました。
声はどんどん出ますし、しかも１時間半終わって全く疲れていないのです。
先生も、メンバー全員が表現者としてのプロだからと、計画していた内容を変えて進めてくださったようです。
そして充実の内容をさらに深めたいと、次回も計画され、私も参加します。

夫も一緒に参加していたのですが、笑ってしまうほど大きな声が出て、本当に私は笑いのツボにはまってしまいました。
うちの夫はふだん、本当に声が小さいので。テノール歌手のように高らかに歌っていました。。


　　本日の音楽・・・・・・Brahms　　　　　　ヴァイオリン協奏曲ニ長調　　　　　　　ムター（Vｎ）　　　　　カラヤン指揮　　ベルリンフィルハーモニー

芝居

　　　毎日秋の虫たちの大合唱

先日、久しぶりにお芝居を観てきました。
実はすぐ下の弟が出演しているものです。もともとは舞台役者を２０年していて、その後、フリーでやりつつも、ここ１０年以上、
舞台音響の仕事を専門にしています。
１０年以上前に客演した舞台の再演ということで、楽器を弾く役だったことからか、今回もオファーが来たのでした。
ロシア人の演出、ロシア役者も出演したゴーリキーの「どん底」。

前回も観に行ったものの、セットはよく覚えているのと、筋があるようなないような・・・というくらいの記憶です。
休憩挟み３時間にわたる芝居でしたが、視覚的にも工夫がされているのと、年齢を重ねてセリフの意味も吟味できるようになったせいか、
時間を忘れて見入りました。見ごたえがありました。

最近はコンサートも馴染みの会場にばかり出かけているので、初めて訪れる劇場に心が弾みました。
心の栄養は意識しないと取れないので、これからはいろいろな場所で芸術や文化を楽しむことを大切にしたい思いです。


　　　　　本日の音楽・・・・・・・チャイコフスキー　　　　　　弦楽セレナーデ　　　　　カラヤン指揮　　　ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

年月を超えて旧友と

　　　暑さも峠超えか

5月末に佐賀で音大の寮で同室だった友人との再会があり、その後６月に千葉に住むもう一人の同室だった友人と
都内でランチすることもできました。
彼女とは２８年ぶりだったのですが、まるで大学時代の当時に戻ったようにおしゃべりに花が咲き、お互いに環境が
違う今ではありながら、とても分かり合える仲なのだということを確認して、嬉しい気持ちいっぱいでした。
彼女はシングルで育て上げた息子さんも独立し、ご実家でお母さまの介護に務め、前向きに生きています。
涼しくなったら、我が家にお招きするお約束もして笑顔で別れました。

もう一人、同じように年賀状のやり取りだけを続けていた友人は、結婚して水戸に住まわれた後、もう１０年も前に都内に越してこられていました。
その頃から「お会いしたいね」と年賀状に書き合いつつ、時が流れていたところ、私も今年は・・・と気にとめていました。
先日、その彼女から残暑見舞いを頂き、会えると嬉しいという旨と、メールアドレスも記載されていたので、さっそくメールで返信しました。
メールだと、つい近況も少し詳しく書け、彼女の返信にも現在お二人の娘さんが独立され、ご自分はジャズのレッスンに励んでおられるということでした。お互いのスケジュールや、どこで会おうかということも出し合い、９月末を予定していよいよ３０年ぶりに再会できるのです。

メールの文面から、彼女の温かい思いやりやメッセージが千葉の友人と同じように心にとても響き、思わず涙ぐみました。
３０年、お互いに様々な苦難もある中、今一息ついてすがすがしい気持ちで語り合えること、とても楽しみでなりません。


　　　　　　　本日の音楽・・・・・・・・グラナドス　　　　　「ゴイエスカス」より　　　　舘野泉（Pf）

夏の旅行

　　　スイカに、氷小豆、炭酸水に・・・冷たいものだらけ

今年の夏はとんでもなく暑く、どこにも行きたくないと思いそうですが、やはり一休みの旅行は楽しみでかかせません。
毎年蓼科で行われる津田真理先生のコンサートを目的に1泊しますが、今年は伊那。
ずいぶん昔に行った記憶より開けていたのですが、それでもしっとりした町です。行ってみた美術館は定休日で残念でしたが、
高遠城址公園を歩き、歴史を感じる熱田神社に参拝しました。

翌朝蓼科に車を走らせ、待望のコンサートは素晴らしく、先生のファンタジー溢れる演奏からたくさんパワーを頂きました。
曲目はBach「イタリア協奏曲」、Beethoven「ワルトシュタインソナタ」、ショパン「エチュードOp.２５」全曲という
充実のプログラムで聴きごたえたっぷり。学ぶこと多い時間がとても貴重です。
終演後、先生ははるばる駆けつけた私たちに笑顔で声をかけてくださり、私も「ゆっくり休んでくださいね！」とご挨拶しました。

蓼科の最後は日帰り温泉、夕食もすませて19時半に高速に乗りました。
案外渋滞もきつくなく、家についたのは11時半でしたが、楽しい思いで疲れもさほどありません。
行きの高速は私も1時間ほど運転し、ほとんど20年ぶりでしたが、しかも中央高速はデビュー。
カーブが多いので敬遠していたのですが、乗ってみたらなんとかかんとか、快適に運転できて少し自信が持てました。
帰りも運転してもいいかな・・と、ビールは飲まずにいたのですが、やはり夜暗い中はまだ心配で、夫に任せました。
乗っているだけは気楽です。でも中央高速チャレンジも、嬉しい夏の思い出になりました。



　　　　　　　本日の音楽・・・・・・・・・・Bach（ブゾーニ編）　　　　　目覚めよと呼ぶ声あり　　　　　高橋悠治（Pf）