れもん日和

日々の生活の報告

渾身の演奏

2023-10-30 08:46:25 | 日記
    連日、生ピーナッツを茹でています

今年も、津田真理先生のリサイタルが行われました。
夏に蓼科で聴かせて頂いたプログラムですが、ホールでの演奏はまた一段と演奏を多彩にしていました。
モーツァルト、ショパン、シューマン、どの曲も思い入れ深く、愛情が溢れ、曲が生き生きとして、会場に
響き渡りました。

私の大人の生徒さんお二人にもお出で頂け、弟も一緒に聴かせて頂きました。
魂のこもった演奏とパワーに圧倒されたそうです。

アンコールが演奏されてすぐに、雨の音が聞こえました。どこか開けられたのでしょうが、じきに雷も鳴ってきたのです。
私たちが席を立ち、外を見るともう土砂降りの雨と雷で、みなさん入口で立ち止まっています。
ホールの係の方が、しばらく客席を開放するので、座って待つよう案内されました。

少し雨が小降りになった時、夫が車を持ってくるからと、5分ほど歩いたところの駐車場まで先に出ました。
車が迎えに来るときには、雨は止みほっとしましたが、天気予報通り雷雨が来てしまったことにびっくりでした。
今年のリサイタルはこんなおまけつき。

昨日は津田先生のレッスンでしたが、終わってほっとされたのか、いろいろお話しました。
来年のプランについても、とても興味深い内容のお話でした。
私の方はこれから発表会の講師演奏に向けて、追い込みに入ります。


        本日の音楽・・・・・・・・・・Chopin      幻想曲       津田真理(Pf)
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ヤルヴィ・チューリッヒトーンハレ・リウ 音楽の森と泉

2023-10-21 05:43:48 | 日記
      今日から季節は冬に近づくよう

2021年のショパン国際コンクールは、リアルタイムではないですが、予選の配信から聴いていました。
1位のブルース・リウの演奏は、とにかく突き抜けていて、どの奏者もテクニック、表現力は申し分ない中、
私は珍しく感動の他に「感心」した演奏内容でした。
来日したら、是非生で聴きたいと楽しみにしていて、指揮者ヤルヴィがチューリッヒトーンハレ管弦楽団を率いて共演するコンサートに、
ソリストとして地元に来る!この情報に飛びつきました。
何日も前から、風邪などひかないよう、十分気をつけ、いよいよ当日。

ベートーヴェン 序曲「献堂式」、ショパン ピアノ協奏曲第1番、 ブラームス 交響曲第1番というプログラムです。

テレビではN響でおなじみのヤルヴィが登場し、オーケストラの音は夢にみていたものでした。
リウのピアノは想像以上で、その音、フレーズのすべてに驚きました。この年齢でこのような内容の音楽を作れること、
この先どうなっていくのだろうかと思うばかり。派手さはないので、ピアノや曲のことをあまり知らない人にはこの人の
素晴らしさは伝わらないかもしれません。
曲が進んでいき、3楽章になると、もう終わってしまうのが残念でしかたがありませんでした。
会場は最後のピアノの音が終わるとともに拍手、そしてスタンディングでした。

1音1音、全集中して聴いていたので、後半も楽しみにしていたのに集中が続くか・・それとリウの演奏が終わってしまったことが
残念でいつになく不思議な気持ちの休憩時間でした。
しかし、ブラームスが始まったとたん、素晴らしい音楽の渦に飲み込まれ、最後まで夢中で聴いていました。
オーケストラは詳しくないですし、この2年で3回ほどしか生で聴いていないのですが、日本のオケも相当にうまい・・でも、
根本的に違う世界です。森の中で森林浴をしているような気持ち良さ。
どの楽器のどのフレーズも自然に呼吸し、お喋りしているように聴こえてきます。
どんなに大きな音もうるさいものではなく、ピアニッシモ、ピチカート、トゥッティ、ソロ、すべてが美しすぎてこれがこの世のものか・・と
改めて音楽、楽器の素晴らしさに、頭の先から足の先まで感動していました。

しかし自分がこの人達と同じクラシックを専門に日々過ごしていることが・・・当然ながらとても不可解な感じがし、
いろいろな考えが浮かびました。
そうは言ってもこれがとても好きなんだというそれだけで、きっと今後も今まで同様、クラシック音楽、ピアノ演奏と向き合っていくしかないところまで来てしまいました。。

まだまだ感動を引きずっていて、他の公演に行ければとチェックしたところ、残すは2つが地方公演でした。
他の海外のオケも調べると、チェコフィルが来日していましたが、高い、、、この秋は今回で大満足にすることにします。


   本日の音楽・・・・・ Brahms     交響曲第1番      ヤルヴィ指揮   チューリッヒトーンハレ管弦楽団
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青春の地で

2023-10-16 10:47:29 | 日記
   金木製の香りが甘やか

母校の武蔵野音楽大学からは同窓会だよりなどが郵送されてくるほか、以前は公開演奏会の案内が来ていたのですが、
いつからか来ていません。
それが、先日指導者のための無料公開講座の案内が送られてきました。
講座がたくさんあり、昨日は1日がかりで4コマ、それぞれ1時間半の講座が組まれていました。
最後は1つ限りですが、3コマは、いろいろな内容の講座から選ぶことができ、私もピアノに関する講座を選び、
夫と一緒に出かけました。

江古田校舎が建て替えられてから、初めて入ることが楽しみで行きましたが、当たり前ですが、全く変わっていて、今時の感じ、きれいで
設備が整っています。この校舎はもともとはとてもレトロな感じの校舎であり、私も好きでしたが、なんだか寂しい思いもありました。
はじめの会場、「ベートーヴェンホール」に入ると、こちらはロビーから昔のままだったのです。ほっとしてしまいました。

私は3つの講座がこの会場、最後は新しくできた「ブラームスホール」でした。
全体の参加者はとても多くて、世代も様々でしたが、私くらいの世代は1%ほど。。
しかも、、ロビーに年代別の卒業アルバムが置いてあったのですが、1990年以降しかありませんでした。
80年代は、もう退職する世代で、参加は見込めないだろうとのことからか・・・。ちょっとショックでした。

講座はどれもとても良くて、いろいろ参考になりました。講師としては、直接の友人ではないですが、教授になった同級生や先輩、後輩、
顔を知っている方が登壇されていて、こちらも懐かしいような嬉しい気持ちでした。

帰りに江古田の街も歩いてきたのですが、私たちが集まっていた店は全く残っておらず、様変わりしていました。
もう40年近く前になるのですから、当たり前なのですが、それでもワープしたような気分になっていたので残念でした。

もしかしたら、ずっと会っていない同級生などに会えるかもと思いましたが、見かけませんでした。というよりも、お互い分からないと思うのです。
やはりあまりに時が経ちました。
親しくしていた友人とは年賀状のやりとりがありますが、地方に住んでいる方とは長いことお会いしていません。

昨日は元学生の皆さんの中にいて、武蔵野のカラーを感じました。それは実直な方が多いという印象なのです。
その空気に、うんと昔、この大学に入った頃の自分を思い出しました。
素晴らしい学びができ、温かい友人関係を築けた大学生活でした。
本当に幸せだったと思います。
それを無駄にするわけにはいかないと思いました。


     本日の音楽・・・・・・・プロコフィエフ  ピアノ協奏曲第5番         タッキーノ(Pf) フロマン指揮 ルクセンブルク放送交響楽団



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気分は秋!

2023-10-02 08:00:58 | 日記
短い秋になりそう

昨日はまだ気温も高くて蒸し暑く、10月がスタートしたというのにまだ残暑をひきずっている感じでした。
でも、やはり10月ということで気分だけは秋に!
今月はコンサートなどもたくさん聴きに行きますし、芸術の秋を楽しみたいです。

早速昨日は中・高生美術部の作品を見に行きました。というのも生徒のAちゃんが、私立中学で美術部に入っているのです。
A市内の公立学校が対象のようでしたが、今年はAちゃんの学校も声をかけてもらえて参加するというのです。
Aちゃんは、この催しのポスターにも挑戦して、最初の選考には残ったと聞いていました。
車で20分ほどのコミュニティセンターに、夫も一緒に出かけ、思いのほかたくさんの作品を見てきました。
まず、3枚の大きなポスターが貼ってあり、Aちゃんの名前がありました!
迫力のあるアニメタッチの絵で、頑張って描いた思いも伝わってきました。

びっしり飾られた絵の数々は、油絵、水彩、写実、抽象、そして様々な素材も使用されていて、とってもカラフル。
若さとパワーが溢れていました。

楽しく見て回り、このセンターにはプラネタリウムもあり、少し休憩してこちらも観ていきました。
丁度、プラネタリウム、そろそろまた行きたいと思っていたところです。朝、この場所を調べていたら、プラネタリウムがあることを知り、
ラッキー!!とワクワクしていました。

秋の星座と、太陽系の惑星、衛星の紹介をうなずきながら眺め、静かな時間を楽しみました。
秋のスタートは良い1日になりました。

今年の発表会は12月10日になりました。この秋は準備に明け暮れることになりますが、心の栄養もたっぷり取って、
冬には素敵な発表会を行えるようがんばっていきます。


        本日の音楽・・・・・・・・Debussy      管弦楽とクラリネットのためのラプソディ    アンセルメ指揮  スイス・ロマンド管弦楽団

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