れもん日和

日々の生活の報告

おめでとう・自分

2023-07-29 04:38:21 | 日記
  お祝いのプレゼントに感謝

今日は私の誕生日。その年60。
ここのところ、いわゆる還暦の年を迎えるということについて、
「よく60年間、がんばってきたなあ」と安堵の気持ちが生まれています。
「もうこんな年になっちゃって」というネガティブな気持ちはなぜかなく、確かに人生の早さには
驚くばかりですが、これからのことが楽しみなのです。

こんな私が、いろいろな苦しいことがありながらも、今元気で、充実した人生を送っていることに感謝し、
もちろん生まれてきたこと、育ててきてくれた家族、一緒に生きてきてくれた周りの方々に感謝するばかりです。

これからは55年も共にしてきた音楽を大切にしながらも、生活をもっともっと楽しんでいくつもりです。

今日は暑い中、従妹夫婦がお祝いをしに来てくれるので、本当に嬉しく、思い切り楽しい時間が過ごせると思うと、
とても幸せな気分の目覚めでした。
人生の仕上げ?スタートは上々です。


       本日の音楽・・・・・・・・・フォーレ      ドリー Op.56      ジョワ/ボノー(Pf)
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一瞬女優気分

2023-07-18 08:02:24 | 日記
  酷暑でも食欲は変わらず

先週の金曜日、渋谷パルコ劇場での「堀尾幸男 舞台美術の記憶Ⅰ」を観てきました。
堀尾さんの奥様の絵画教室に通って早20年、ご主人が様々な舞台のお仕事で活躍なさっている様子をよく知っていました。

何年か前の個展は伺えずとても残念だったので、楽しみに出かけましたら、思ったよりも広い空間にたくさんの
模型や設計図が展示されていて見応えたっぷりでした。
なかなか観ることができない貴重な展示です。

それぞれの作品の展示に、堀尾さんのコメントがついていて、それがまた裏話的なものや、その時の心情などで、
さらに興味を持ちました。
常づね、演劇も観たいと思いながら、なかなか行けないでいる中、そのコメントと模型を見ると、やはり本物で役者さんが演じているものを
観てみたいと思いました。
堀尾さんの今を時めく演出家の方々とのお仕事は、多く話題になり、名誉ある賞も受賞されていますが、作品も多岐にわたっています。
ゆっくり眺めていると、どこからかご本人によく似た声が聞こえてきました。
やはり堀尾さんです。いつもと同じ堀尾さんで、間合いをみてご挨拶しました。

展示は劇場内の舞台に「笑いの大学」のセットが組まれていて、舞台に上って小物なども触ってよいというものがあったのです。
この日は空いたせいもあり、ステージに私だけ。
舞台から無人の客席を見ながら、一瞬女優になった気分で回りの空気を感じてみました。

日曜日には「笑いの大学」のビデオ上映と、堀尾さんと三谷さんのトークショーもあって、大勢のお客様だったようです。
堀尾さんは、また来年にでも次の機会を作るようです。
次は夫と一緒に観に行きたいです。

今回の展覧会は明日が最終日です。


     本日の音楽・・・・・・・・・ラヴェル       左手のためのピアノ協奏曲       パイク(Pf) ベルティーニ(指揮)シュツットガルト放送交響楽団

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上野でマティス

2023-07-13 06:23:20 | 日記
   危険な暑さが続きます

学校が夏休みになる前に、マティス展に行きたいと思いながら、日にちが経ってしまい、夫と休みが合った先週、
焦るような思いで行ってきました。
私の知らなかった初期の油絵の色彩の素晴らしさに、入場して早々心打たれ、さすがに混んでいる中、人生の歩みと共に変わっていく作品を、
内心「もっとゆっくり見たい」と思いながら、先に進み、切り絵、そして教会へと至りました。
躍動感溢れ、人生を、人間を大肯定しているかのような絵の数々に囲まれ、なんとも普段味わえない気持ちになりました。

旅先の美術館で静かに出会って、ゆっくり味わうことの素晴らしさと、大作家の回顧展は同じ楽しみ方はできません。
半分、人混みに疲弊することはどうしようもないことで、なんとか集中して大切なものを持って帰りたい思いでした。

あれから日が経って、またゆっくり観たいものだ・・・と何度も思うのは、やはり素晴らしかった証拠だと感じます。
我が家のトイレには、壁にいろいろなカードや、写真が貼ってあり、ずっと以前の展覧会で買ったマティスのカードも貼ってあり、
長い年月毎日見ているせいか、親近感がある作家なのです。。

マティスに限らずですが、死ぬまで自分の芸術に前向きであった人生に、少しでも近づきたいと思います。

話は全く変わりますが、若い芸能人の自殺ニュースに心が痛みます。誹謗中傷があったようですが、「好き・きらい」はあっても、
なぜ誹謗中傷するのでしょうか。そんな権利が誰にあるのでしょう。犯罪を犯しているわけでない、ただ個性がある、個性が強いだけで、
そんなに苦しい思いをし、人生を終わらせてしまう(理由はそういうひとつだけではないでしょうが)ことに、その方と、全く関係なく、
日頃関心を持っているわけでない私がひどく悲しく残念な思いになります。
今、マティスの生き方を少し想像し、人間って素晴らしいと思う反面、そうではなく・・・と思わされる日々のニュース。
打ち消すように、気持ちを切り替えなければなりません。


     本日の音楽‥・・・・・・・・・Debussy       ピアノのために      パラスキベスコ(Pf)

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早1年

2023-07-07 05:15:25 | 日記
  今日は七夕

先日、母の1周忌の法要を行いました。
母が亡くなって、もう1年が過ぎたことに驚くばかりです。
この1年、あまりにも早かった。
「違うよね・・」と思うくらい早くて、頭の中が混乱するほど。
なんとなく、亡くなったあの時の状況そのままのような感覚に陥ります。

今もって私の仕事量は減らず、日々追われるように過ごしていることは、母を亡くした喪失感を
感じ過ぎず、落ち込まずにいられるのかもしれません。
母が仕向けてくれたのかも・・・と思ったりしています。

法要の日は今月2日でしたが、この日は真夏日、晴天でした。
弟2人と私たち夫婦、叔父で法要後は食事を共にし、生前の母のことをゆっくり話す時間を持ちました。
そして、母が亡くなったことによって、「父の時、実はこうだったのか」と改めて振り返り、理解できたこともありました。

この1年の早さは、理由があってなのか、これからどんどんこんなに早いのかわかりませんが、
やりたいことを、「そのうちやろう」ではとても時間は足りないでしょう。
この年になって、若いころより慌ただしいというのも妙な気がしますが、自分にとって大切なことを選んでいく今後になると思います。


        本日の音楽・・・・・・・・・・Mozart      ピアノ四重奏曲 K.478       シュナーベル(Pf)
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