喪中はがきの準備をしています
金曜日、ルーテル市谷センターで、3年ぶりに津田真理さんのリサイタルが開かれました。
私がもう10年近く師事し、毎回のレッスン、そしてコンサートで、先生の音楽に対する熱い思いを感じてきました。
この日のプログラムは、前半がシューベルトのソナタ21番(遺作)、後半はシューマンのアラベスクにはじまり、
クライスレリアーナというものでした。コロナでリサイタルができない期間、次の機会には・・・と心に決めて準備された曲目だと
思いました。大曲です。そして、何年も私がいろいろ聴かせて頂いている、ショパン、リスト、ドビュッシー、ベートーヴェン、モーツァルトと
おなじみの作曲家から、初めて聴くことになるこのプログラムに、私は期待でいっぱいでした。
シューベルトは4楽章、1時間近くかかるソナタですが、まるで聴きながら旅をしているかのように心が動きました。
素晴らしい表現力、そして集中力に、今まで以上に「先生凄い・・・・」と息をのみました。
シューマンのアラベスクは小品ですが、これほど心に染みわたる曲だっただろうか・・・と驚きが溢れていました。
単調だと思っていた曲なのですが、本当はこれほどドラマチックだった・・・と先生の感性にまた、感服でした。
クライスレリアーナ。こちらもドラマチックで、これまで聴いてきたり、自分で弾いてみて気がついていた以上に
ポリホォニックな作品として演奏されていました。美しい内声がたびたび聴こえ、何層にも音楽が豊かに膨らみ、
それは先生の技術力、解釈に裏付けされたものでした。そしてダイナミクスの幅の広さ音色の豊かさ、さまざまな音楽力に圧倒されました。
作曲家の音楽に対する愛、シューマンのクララに対する愛、先生のピアノ、音楽、作曲家に対する愛を私は客席で浴びていました。
このような素晴らしい津田真理さんに師事していることは恐れ多いことですが、ほんの少しでも先生が学ばれていることをこれからも吸収して
いきたいと思いました。もともとが違うとはいえ、一つしか年齢が違わない先生の何年もにわたる進化を目の当たりにしています。
私も少しでも・・・・と思うばかりです。
最後、先生のご挨拶、お話の後、アンコールはシューマン「トロイメライ」とシューベルト「即興曲第3番」でした。
本日の音楽・・・・・・・・Schuman アラベスク 津田真理(pf
金曜日、ルーテル市谷センターで、3年ぶりに津田真理さんのリサイタルが開かれました。
私がもう10年近く師事し、毎回のレッスン、そしてコンサートで、先生の音楽に対する熱い思いを感じてきました。
この日のプログラムは、前半がシューベルトのソナタ21番(遺作)、後半はシューマンのアラベスクにはじまり、
クライスレリアーナというものでした。コロナでリサイタルができない期間、次の機会には・・・と心に決めて準備された曲目だと
思いました。大曲です。そして、何年も私がいろいろ聴かせて頂いている、ショパン、リスト、ドビュッシー、ベートーヴェン、モーツァルトと
おなじみの作曲家から、初めて聴くことになるこのプログラムに、私は期待でいっぱいでした。
シューベルトは4楽章、1時間近くかかるソナタですが、まるで聴きながら旅をしているかのように心が動きました。
素晴らしい表現力、そして集中力に、今まで以上に「先生凄い・・・・」と息をのみました。
シューマンのアラベスクは小品ですが、これほど心に染みわたる曲だっただろうか・・・と驚きが溢れていました。
単調だと思っていた曲なのですが、本当はこれほどドラマチックだった・・・と先生の感性にまた、感服でした。
クライスレリアーナ。こちらもドラマチックで、これまで聴いてきたり、自分で弾いてみて気がついていた以上に
ポリホォニックな作品として演奏されていました。美しい内声がたびたび聴こえ、何層にも音楽が豊かに膨らみ、
それは先生の技術力、解釈に裏付けされたものでした。そしてダイナミクスの幅の広さ音色の豊かさ、さまざまな音楽力に圧倒されました。
作曲家の音楽に対する愛、シューマンのクララに対する愛、先生のピアノ、音楽、作曲家に対する愛を私は客席で浴びていました。
このような素晴らしい津田真理さんに師事していることは恐れ多いことですが、ほんの少しでも先生が学ばれていることをこれからも吸収して
いきたいと思いました。もともとが違うとはいえ、一つしか年齢が違わない先生の何年もにわたる進化を目の当たりにしています。
私も少しでも・・・・と思うばかりです。
最後、先生のご挨拶、お話の後、アンコールはシューマン「トロイメライ」とシューベルト「即興曲第3番」でした。
本日の音楽・・・・・・・・Schuman アラベスク 津田真理(pf