林道の木漏れ日
清流の音も涼しげに
昨年も尋ねた県北の湿原に咲くサギソウ、Windows 8にするとき
誤って写真を消去してしまったので、再び撮影に行った。
今年の変な天候のせいか、サギソウはまあまあだったが、他の花は
ビークを過ぎていたり、まだ咲いていなかったり、特に昨年は4日に
行って満開だったフシグロセンノウは、一株も咲いていなかった。
期待していたオオウバユリは、一本も咲いておらず、わずかに
ウバユリが数本、ピーク過ぎで咲いていた。
昨年10数本の花をつけて、オオウバユリとおぼしき株は、昨年の
花柄がそのまま残って、根本から出るはずの今年の株は無かった。
ピークを過ぎているウバユリの香りをかいでみると、薬くさい
ような変なにおいだった。
ウバユリは、一般に香りが良いと言われているのだが、ピークを
過ぎているせいだろうか、私の好みではなかった。
湿原の草むらに咲くサギソウ
サギソウは距が長く垂れ下がる
林道に咲くクモキリソウなどのランは、すでに花が終わっていた。
カンカン照りの湿原は、強烈な蒸し暑さで、林道を歩いて帰ると
シャツも汗でビショビショになっていた。
林道脇の渓流に降りて、冷たい水につけたタオルで体を拭くと
まさに生き返ったような心地よさだった。
行くときは高速を使ったが、帰りは一般道を走って、吾国山と
筑波山を越えてきた。
早くもヒグラシが一斉に鳴き、そこはかとない寂しさを感じる
山越えだった。