幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

ここで断ち切る

2016年05月13日 22時56分50秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、ツイッターでも紹介させていただいたこの記事ですが、
改めて読み直してみると、いろいろなことを考えさせられます。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160512-00117426-toyo-bus_all

この記事の中にもいろんなフレーズが出てきますが、
その中でも印象的だったのは「マイナスの再生産」という言葉です。

塾という教育の現場にいると、この言葉に当てはまる事例をたくさん見ます。
「勉強ができない」ことが拡大再生産されていってしまうケース
「自信がない」ことが拡大再生産されていってしまうケース
「受験に対する誤った認識」が拡大再生産されていってしまうケース…
など、塾の現場でもいろんな「マイナスの再生産」を見かけます。

このマイナスの再生産に一度はまってしまうと、ここから抜け出すのは容易ではありません。
もちろん、チャンスをつかんで自ら脱出する人もたくさんいるのですが、
多くの場合は、誰かが手をさしのべて
「あなたには、プラスの面もたくさんある」ということを伝えていかないと、
なかなかこの負のスパイラルからは脱出することは難しいのではないかと思います。

塾で生徒さんを見ていると、
このマイナスの再生産に陥っている人が、ある程度の数はいるなぁというのが実感です。
「できない」「自信がない」など、そういう人を塾でもよく見かけます。

この記事を副室長の小島先生と読みながら、2人で話したことは
「だったら、塾がこのマイナスの再生産を断ち切る場にしよう」ということを話しました。

今までよりも成長したところがあるのなら、その成長を喜び、褒めていこう
もっと自信を持っていい生徒さんには、前へ進む元気と勇気を与えていこう、
間違った認識を持っているのならば、叱ってでも認識を改めてもらい、
前向きな正しい意識を持ってもらおう


そんなことが実践できる、塾をそんな場にしていこう、そんな話をしていました。

この記事にもありますが、いちど抱いたトラウマは、なかなか手放せないものだと思います。
それが長い年月がたつと、その人の意識の中にこびりついてしまい、
「自分は何をやってもダメ」という、過去のトラウマに囚われてしまうように思います。

中学生という精神的にも一番成長する時期に、その負のトラウマを抱いたままでは
本当にもったいないことになる、私はそう思います。
だからこそ、塾の中で少しずつそのトラウマをはがしていき、
マイナスの再生産を止めてあげる、そんな役割を担えたらいいなと思っています。

もちろん100%成功するとはいえません。
でも、動かなければ何も始まらないのも事実です。
少しずつでも、いろんなトラウマを持った生徒さんに寄り添い、
マイナスの再生産を止めて、
プラスのほうへ明るく元気に歩き出す、そんなお手伝いができれば嬉しいなと思います。

今の自分は、あくまで今の自分でしかありません。
それが未来永劫続くわけではありません。
中学生の皆さんは、先はまだまだ長いのですから、未来なんて白紙同然です。
だからこそ、今の自分に縛られずに、もっと夢を持ち目標を定めて、
新しい自分を創造するつもりで、一生懸命に生きていって欲しいと思います。

(こちらも気になる記事)
スマホ漬けの子は、スマホ漬けの親のせいだ
http://president.jp/articles/-/17949
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする