http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/1360f391219ab0048940c929deaf0fdcより転載
篭池理事長と同じく「戦前思想」への回帰=教育勅語肯定という思想の持ち主である安倍首相サイドは、篭池氏が可視化してしまった愛国主義教育への国民とマスコミの反発ー忌避に慌てて、篭池氏の法令違反や個人的な問題にみなの意識を向かわようとしています。戦前思想の肯定というドイツでは犯罪として処罰される罪を犯している安倍政権の思想問題(=これが本丸)に目が向かぬよう、必死です。
その路線を進めるのが、テリー・伊藤などの芸能人であることは、今朝のテレビでよく分かりました。問題の本質=思想的同一性を突くのとは逆に、篭池という人間の特殊なキャラクターにずらし、「あんな教育、現代に通じる訳がない、まっとうなウヨク!?が気の毒」という意味不明のコメントで、唖然です。
1948年6月に国会で廃止が決議された「教育勅語」をよしとする閣議決定をした安倍内閣、国権の最高機関である国会での議決を無視し、それを内閣で覆すという正真正銘のファシズムの政権が「よい右翼」!?で、篭池は「悪い右翼」。
ほんとうは、篭池理事長は私人としての右翼で、安倍政権は、国家権力を私物化して事を進める右翼、ということです。反論出来る方、いますか? 悪さの程度で言えば桁違いの悪=公共悪です。繰り返しますが、ドイツでは戦前思想は、民主主義の敵として取り締まりの対象です。公職にはつけません。わたしたちも物事の本質を知らないと怖いことになります。
武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)