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小沢一郎”あまりもう自分勝手言わずにですね、協力しあう態勢をぜひ…”/ 2017 衆院選試算 立憲・希望競合区、一本化なら 自民、東京8現職落選 〔毎日新聞 2017.11.4〕

2017-11-04 11:24:41 | 第48回衆院選

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野党が今度こそね、あまりもう自分勝手言わずにですね、その大きな大義に向かって協力しあうっちゅう態勢をぜひ・・・

小沢一郎・自由党代表

2017年11月1日 自由党定例会見

引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000084-asahi-pol

 今度の衆院選はね、自民党の票は増えていないんですけどね、野党が一本で戦うことができなかった現状で、また負けたっちゅうことですね。(民進党の希望の党への合流で)いいところまでちょっと歩き始めたんだけど、残念ながらうまくいきませんでした。 

 ただ、再来年は参院選。参院で我が方が過半数を取ることは事実上、安倍内閣の退陣につながる話。私が民主党代表を務めた時にもそういう状況の中で始まり、2009年の衆院選での(政権交代を実現する)勝利ということになった。まずさしあたっては、再来年の参院選で自民党の過半数割れを実現して、安倍内閣を退陣に追い込む。 

 そのために、野党が今度こそね、あまりもう自分勝手言わずにですね、その大きな大義に向かって協力しあうっちゅう態勢をぜひ作りたいと思います。

 

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試算 立憲・希望競合区、一本化なら 自民、東京8現職落選

 

 先の衆院選では、立憲民主党と希望の党の候補者が39小選挙区で競合し、結果は自民党30勝、立憲民主党9勝だった。しかし、民進党を出自とする立憲、希望両党が候補者を一本化したと仮定すると、自民党は16勝にとどまり、「落選者」のうち10人は比例代表でも復活当選できない。同党が野党の分立に助けられたことが、このデータにも表れている。【中田卓二】

 

 まず比例代表の11ブロックで立憲、希望両党の得票を合算し、ドント方式で議席を配分し直した。「立憲・希望」は74議席になり、選挙で得た計69議席より5議席増えた。自民党は3議席減の63議席、日本維新の会は2議席減の6議席。公明、共産、社民各党の議席数は変わらなかった。自民党が議席を減らしたのは東京、北陸信越、東海の3ブロックだった。

 次に39小選挙区で立憲、希望両党候補の得票を合算し、自民党候補と比較した。その結果、14選挙区で「立憲・希望」候補が自民党候補を逆転した。

 

 さらに、もともと立憲民主党候補が当選した9選挙区を含めて、「立憲・希望」票を基に自民党候補の惜敗率を再計算すると、小選挙区当選の5人と、比例代表復活当選の5人が落選に変わる。

 特に比例代表の獲得議席が減る東京、東海で影響が大きい。東京では小選挙区で当選した石原伸晃氏や伊藤達也氏らが比例復活に回るあおりで、若宮健嗣、鈴木隼人両氏ら現職8人(比例単独の2人を含む)が「落選」。東海でも、小選挙区で勝利した熊田裕通氏と比例復活の池田佳隆、神田憲次両氏が「落選」する。

 39選挙区のうち16選挙区には共産党も候補者を立てた。共産票も加えると、自民党11勝、「立憲・希望・共産」28勝と、野党優位はより鮮明になる。

 

 

 

 

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元SEALDs諏訪原健「立憲民主党の大躍進を支えた#SNS戦略と8500万円のカンパ」 諏訪原健〔AERA 2017.10.25〕

2017-10-25 23:28:51 | 第48回衆院選

元SEALDs諏訪原健「立憲民主党の大躍進を支えた#SNS戦略と8500万円のカンパ」

連載「20代の処方箋」

 2017.10.25 07:00

東京・JR秋葉原駅前で開かれた立憲民主党の演説会に集まった聴衆たち。会場では枝野コールが巻き起こった(撮影/西岡千史)

東京・JR秋葉原駅前で開かれた立憲民主党の演説会に集まった聴衆たち。会場では枝野コールが巻き起こった(撮影/西岡千史)


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 総選挙では自・公が定数の2/3を超える議席を獲得し、「安倍一強」は今後も続いていくことになった。しかしそんな状況の中で、ひときわ注目を集めているのが、立憲民主党の大躍進である。立憲民主党の議席数は、公示前の15から、55へと大幅に伸び、一気に野党第一党の地位に登りつめた。

 このような大躍進の原因を、希望の党の失速に伴って偶然に生じた「風」と見る向きもある。しかし私にはそうは思えない。あえて言えば、「風」に流されまいとする「草の根」の動きこそが、結果的に「風」を作り出すことになっているのだと思う。

 その「草の根」の動きを促進したのが、立憲民主党の「ボトムアップ」というスタンスだ。
 枝野氏は、「立憲民主党は『あなた』が作った政党だ」と街頭で語っていた。事実、立憲民主党が立ち上がったのは、「枝野立て」という市民の後押しがあったからだ。市民の声を受け、枝野氏はたった一人で記者会見を開き、ともに戦ってくれる人を募った。
 それを見て、自分こそがこの動きを作り出した当事者なのだ、何としても選挙戦に参加しなければならないと思った人が多くいたはずだ。

 枝野氏の言葉を聞いていて、真っ先に思い浮かんだのが、バーニー・サンダースのホームページ(HP)に書かれた言葉“This is your movement”だった。候補者のためではなく、あなた自身のための選挙なのだという打ち出し方に重なるものを覚えた。また立憲民主党の選挙戦自体も市民主体の選挙で、どこかアメリカ大統領選を彷彿させるものがあった。


 選挙戦の中で特に印象的だったのはSNS戦略だ。
立憲民主党のTwitterアカウントは、政党の「広報」にとどまらない、どこか「中の人」を身近に感じるような発信で多くの共感を集めた。フォロワーも選挙期間中に18万人にまで膨れ上がり、フォロワーの急激な増加自体がニュースになっていた。

 SNSは選挙への参加を呼びかけるツールとしてもよく機能していた。
街頭演説会の告知においては、「#大阪最終大作戦1020」、「#東京大作戦FINAL」のように毎回ハッシュタグが作られ、Twitterユーザーがつながりやすくなる工夫が見られた。また「ボランティア大作戦」と題して、選挙への参加方法が様々な形で提示されていた。

 さらにSNSの利用方法は、一方的な情報発信にとどまらなかった。
Twitter上で会話をする光景も多く見られたし、市民の自発的な動きも積極的に拡散することもあった。また演説会の参加者が自分で撮った写真や動画を、「#立憲カメラ」というハッシュタグでアップロードするように呼びかけるなど、市民の側からの情報発信も後押ししていた。

 こういった取り組みは、SNSを超えた勢いにつながった。
街頭演説会には、毎回多くの人が参加し、その様子はメディアを通じて、さらに広い層に届けられた。しかも伝えられる演説会の様子は、安倍自民党総裁の、ものものしい警備に囲まれ、聴衆と離れた街宣車の上から行われる演説とは一線を画していた。

 選挙ボランティアの促進にもSNSが貢献していた。
初めて候補者の事務所に足を運んでボランティアをした人、初めて家の前に政党のポスターを貼った人、そういう人が多く見られた。また立憲民主党への寄付も、短期間で8,500万円にまで膨れ上がった。このような様々な要素が連鎖的に作用し合うことで、「風」は作り出されていたと言える。

 さらに言えば、55議席を獲得するまでにいたったのは、安保法制以来の「市民と野党の共闘」の下積みがあってのことだ。
共産党は「見返りは民主主義」だとして、異例とも言えるスピードで67選挙区の候補者を取り下げた。取り下げを行えば、選挙区内での選挙運動は著しく制限され、自らの議席数に大きな影響が出ることは目に見えている。それでも「市民と野党の共闘」を重んじるという踏み込んだ決断だった。各地の市民グループも、地域事情に合わせて、迅速に最適な戦い方を作り出していた。目まぐるしく変わる政治状況の中でも、多くの選挙区で協力の枠組みが作れたのは、これまでの「共闘」の経験があったからだった。「大躍進」と呼べる結果の背景には、これまでの市民運動の積み重ねがあった。


 このようにしてみていくと、立憲民主党の勢いは、一過性で実体がないものとは思えない。むしろ政党として市民を受け入れる体制はこれからもっと整備されていくはずで、今後さらに多くの市民を巻き込むものになっていく可能性が開かれている。

 多くの市民の参加は、政党の足場となり、ブレない軸をつくりあげることになる。「ボトムアップ」の政党である以上、政治家や党のスタッフは自分たちが誰を代表しなければならないのか、常に自覚的であることを求められる。仮に政治家が信念を曲げるようなことがあっても、その時は下からの突き上げによって軌道修正をせざるをえなくなるはずだ。

 多様な市民の参加は、政策的な厚みにもつながる。これまでなかなか代表されなかった市民の声が今後政策に取り込まれていくことになるだろうし、候補者自体を多様化していくことにも繋がるかもしれない。今の国会はジェンダーの観点からも、年齢層の観点からも偏りが大きい。政党を支える人が多様で、そして力を持っていけば、この状況も変えていけるはずだ。

 今回の選挙戦の何よりの財産は、より多くの市民が、民主主義の「観客」としてではなく、「プレイヤー」として政治に関わったことだと思う。「今の政治はダメだ」、「どこの政党にも期待できない」と言うのは簡単だ。でもそういうことを言っているうちは、政治が良くなることなどない。政治は政治家だけのものではない。紛れもなく私たち自身のものなのだ。私たちが変わらなければ、当然ながら政治も変わらない。

 選挙結果だけ見れば、現状では市民の力などそんなに大したものとは言えないのかもしれない。しかし民主主義は選挙結果が出たからと言って、終わるものではない。民主主義は様々なプロセスの積み重ねなのだ。今の状況に、次に何を接続できるのかが重要だ。そのように考え、地道に取り組むことが今まさに求められている。

 安倍政権は今後、自民党改憲草案に基づく憲法改正に向けて動くだろう。具体的にどの項目から着手するかはわからないが、いずれにしても改憲草案に通底しているのは、「公益及び公の秩序」を、私たちの尊厳や権利よりも重く見ているということだ。憲法改正が悪いとは言わない。しかしそもそも憲法を軽視する安倍政権の下で、自民党改憲草案に基づく憲法改正が行われるとすれば、それは何としても阻止すべきだ。そう考えた時、一番の武器になるのは私たちが主権者としての力を高めることだと思う。私たちの力で、立憲野党全体を押し上げることができるかどうか、あるいは憲法についての国民的な理解を広められるかどうか、憲法改正がどうなるかはこういった点にかかっていると思う。

諏訪原健

諏訪原健(すわはら・たけし)/1992年、鹿児島県鹿屋市出身。筑波大学教育学類を経て、現在は筑波大学大学院人間総合科学研究科に在籍。専攻は教育社会学。2014年、SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)に参加したことをきっかけに政治的な活動に関わるようになる。2015年にはSEALDsのメンバーとして活動した

 
【関連記事】

なぜ#立憲民主党 は議席を伸ばしたのか?裏方に徹した元SEALDsの力

立憲民主党・枝野代表「ツイッターを担当してくれた ... - キャリコネニュース

 

 

 

 

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マルクス主義に依拠しないリベラル政党の誕生は、民主性・民主制・民主政の基盤。 〔思索の日記 武田康弘〕

2017-10-25 23:03:51 | 第48回衆院選

マルクス主義に依拠しないリベラル政党の誕生は、民主性・民主制・民主政の基盤。

思索の日記 http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/04b05c6b34ee9d88932d2b843b7336a8
武田康弘  2017-10-24 

 明治維新政府の天皇現人神(国家神道=靖国思想=国体主義=廃仏毀釈)という思想に対する自由民権派は、凄まじい弾圧を受け、伊藤博文・山県有朋らの国権主義の政治家により壊滅させられました。

 それに対して、庶民の側にたち、市民精神を育てるために奮闘したのが、白樺派の援助者にして同伴者であった実業家の太原孫三郎(中国電力やクラレの創設者)であり、日本における経済統計学創始者の高野岩三郎(東大教授・後に辞する)やその教え子たちでした。大原と高野は、1919年に官僚政府や既存のアカディミズムに依拠しない民間の「社会問題研究所」(現在も存続)を立上げて、労働問題の研究と改善に奮闘しました。

 彼らは、マルクス主義に依拠するのではなく、主権者を国民とする民主主義思想でしたが、これは今の言葉ではリベラリズム(自由主義)ともいえます。

 一人ひとりの人間につき、公共人=市民としての自覚をもつ人々によりつくられる政治を目がけるのがリベラル政党ですが、遅れた民主主義国である我が国では、それが育たずに、国家神道を是とする靖国主義者の右派とマルクス主義に依拠する社会主義の左派という両極に分かれてしまいました。

 ある偶然から追い詰められてではあれ、いまようやく市民意識をもつ主権者を基盤とする『立憲民主党』ができました。これは、日本の民主化(正常な理性ある政治)のためには大きな第一歩です。戦前の「日本主義」(明治政府作成の天皇教)やマルクス主義による「共産主義」というイデオロギーによらず、一人ひとりが感じ・想い・考えるところにつき、そこから妥当な線を見出す民主政治のためには、自由と理性を重んじるリベラル政党が大きな力をもたないと困ります。

 みなで応援し、育てていきましょう。
日本の国・社会に、民主性・民主制・民主政を花開かせるために。戦前思想(国体主義)はもうたくさんです。一人ひとりから出発し、一人ひとりによる、一人ひとりのための社会をつくるのです。それがほんとうの公共性。


 
武田康弘 (元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員。フィロソフィの基礎と「日本国憲法の哲学的土台」を国会職員に講義)

 

 

 

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女子高生も「エダノン」と叫ぶ 立憲民主・枝野幸男の変わらない政治の原点 澤田晃宏〔AERA2017.10.21〕

2017-10-25 21:18:58 | 第48回衆院選

女子高生までもが「エダノン」と叫んだ。
市民目線の立憲民主党を率いる枝野幸男氏。
彼の政治家人生をたどると、今につながるブレない芯が見えてきた。

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女子高生も「エダノン」と叫ぶ 立憲民主・枝野幸男の変わらない政治の原点

AERA https://dot.asahi.com/aera/2017102100006.html

澤田晃宏 2017.10.21 11:30 

東京・秋葉原駅前に集まった聴衆に「右でも左でもなく、前へ」「下から、草の根の民主主義を取り戻す」と枝野氏は呼びかけた(撮影/西岡千史) 
東京・秋葉原駅前に集まった聴衆に「右でも左でもなく、前へ」「下から、草の根の民主主義を取り戻す」と枝野氏は呼びかけた(撮影/西岡千史)

 
 女子高生までもが「エダノン」と叫んだ。市民目線の立憲民主党を率いる枝野幸男氏。彼の政治家人生をたどると、今につながるブレない芯が見えてきた。


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 民主党から政権を奪還した験担ぎで自民党の“聖地”となった東京・秋葉原。投開票日まであと3日と迫った10月19日、「枝野」「エダノン」と叫ぶ約3千人(主催者発表)の傘の花が咲いた。

 3カ月前の東京都議選では、聴衆の一部から「安倍やめろ」コールが起こり、自民惨敗の引き金を引いた場所でもある。聴衆を指さし、「こんな人たちには皆さん、私は負けるわけにはいかない」と発言した安倍晋三首相を意識したのか。マイクを握った立憲民主党の枝野幸男代表は演説終盤で聴衆を指さし、

「立憲民主党をつくったのは枝野幸男ではありません。私の背中を押して『枝野立て』と言ってくださったあなたがつくった政党、それが立憲民主党です」

 選挙戦終盤で台風の目となったのは立憲民主党だった。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の調査(10月12~15日)では、立憲は公示前勢力から大幅に議席を増やし、野党第1党に迫る勢いを見せている。「排除発言」で失速した希望の党の小池百合子代表が色あせる一方、安保法制廃止など民進党時代の主張を貫き、反自民の受け皿となって選挙戦の主役となった枝野氏。彼はどんな人物なのか。

枝野氏の趣味はカラオケ。福地氏は司法修習時代を振り返り「カラオケボックスにはよく行った。枝野が歌うのは演歌ばかり。歌う前後に一礼して、とにかく声が大きかった」(撮影/西岡千史)

枝野氏の趣味はカラオケ。福地氏は司法修習時代を振り返り「カラオケボックスにはよく行った。枝野が歌うのは演歌ばかり。歌う前後に一礼して、とにかく声が大きかった」(撮影/西岡千史)

 ■損得なしに動く人

 弁護士の福地直樹氏は1989年7月から1年4カ月にわたる司法修習時代を、枝野氏とともに仙台で過ごした。民進党が希望の党に合流するニュースに耳を疑ったと福地氏は言う。

「枝野が小池百合子さんと一緒にやるとは思えなかった。小池さんには、弱者に寄りそうような姿勢が見えない。だけど、枝野は損得なしに動く人だ」

 枝野氏は東京オリンピックがあった64年、宇都宮市のサラリーマン家庭に生まれた。祖父は政治に関心が強く、「憲政の神様」と呼ばれた尾崎行雄を尊敬していた。名字に合わせ画数の良いものをと、宇都宮の二荒山神社で同じ読みの「幸男」と命名された。

 小学校で児童会長、中学では生徒会長。宇都宮高校時代は校内弁論大会で「日教組問題」などをテーマに3年連続で優勝した。その一方で、中学、高校時代は合唱部に所属し、中学校ではNHK全国学校音楽コンクールで2年連続優勝している。

 枝野幸男氏の歩み(AERA 2017年10月30日号より)

枝野幸男氏の歩み(AERA 2017年10月30日号より)

  東北大学卒業後は24歳で司法試験に合格し、弁護士に。政界デビューは29歳のとき。日本新党の候補者公募に立候補し、地元ではなく、埼玉県大宮市(当時)を中心とする旧埼玉5区で初当選を果たした。都市部を選んだ理由を「地縁血縁などに頼らず、政策を主張して、それを支持してくれる人たちに投票してもらい、当選したいと考えた」(枝野氏の著書『それでも政治は変えられる』から)。

 初めての選挙戦を手伝った枝野氏の小、中学校の後輩の鵜山雄一氏はこう振り返った。

「お金もなく、すべてボランティアスタッフでの選挙戦だった。弁護士らしく公職選挙法を厳密に守り、当選直後に業界団体などが続々とお酒などを差し入れにきたが、それもすべて断っていました」

 前出の福地氏が政治家になった枝野氏に連絡をとったのは95年の1月。福地氏は血液製剤が原因でHIVに感染した血友病患者らが国と製薬会社を訴えた「薬害エイズ裁判」の原告側弁護団の一人だった。

「あらゆるパイプを使って国会議員に接触したが、動いてくれたのは彼だけだった」

 国はあるはずの行政側の過ちを裏付ける資料の提出を滞らせ、10カ月後に和解勧告が出るも厚生省(当時)の無責任な姿勢は変わらない。枝野氏は国会で森井忠良厚生相に「和解勧告を尊重するか否か」とただし、「謙虚に検討したい」と述べた厚生相の官僚答弁に強く反発した。

「役人のつくった答弁を棒読みするのだったら、政治家が大臣をする必要はない」


■民進参院議員が反論

 当時、さきがけの与党議員だった枝野氏が大臣を追及する前代未聞の事態は、与党内に波紋を広げた。さきがけ、民主党時代を枝野氏と共にした元衆院議員で、昭和音楽大学学長の簗瀬進氏はこう振り返る。

「検察ばりに尋問のように追及する姿から、『枝野検事』などと呼ばれていた。信念を曲げない激しさを持っている」

 枝野氏の動きをキッカケに橋本龍太郎内閣で菅直人氏が厚生相に就任。被害者への謝罪に至ったことは周知の通りだ。福地氏は枝野氏にエールを送る。

「街頭演説では、民主主義イコール多数決ではない、少数意見を採り入れ、議論して前に進める政治が必要と訴えている。彼の信念は変わっていない。ただ、問われるのはこれから。党の代表として演説で話したことを実際に実現してほしい」

(AERA編集部・澤田晃宏)

AERA 2017年10月30日号

 

 

 

 

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市民連合 【第48回衆議院議員選挙に関する見解】 2017.10.24

2017-10-24 18:38:17 | 第48回衆院選

市民連合 http://shiminrengo.com/

October 24 2017

10.23【第48回衆議院議員選挙に関する見解】

 10月22日に投票が行われた第48回衆議院議員選挙において、自民党・公明党の与党が3分の2の議席を確保する結果となりました。市民連合は、安倍政権がこの多数基盤の上に、憲法の基本精神を破壊する方向でその改定を具体化することを強く危惧します。

 選挙戦の中で行われたいくつかの世論調査では、内閣支持率が低下し、不支持率を下回るものもありました。その意味で、国民は安倍政権を決して信頼したり、評価したりしているわけではないことは明白です。投票率も戦後最低レベルに留まってしまいました。与党の巨大な議席は、勝者にボーナスを与える小選挙区制度がもたらした、民意からの乖離といわなければなりません。

 野党側では、民進党が分裂したことが与党の大勝を招いたことも事実です。総選挙における立憲勢力の前進のために市民と野党の協力体制の準備を進めていたことを無視し、前原誠司代表が希望の党への合流を強引に推し進め、民進党を分裂させ、野党協力の態勢を壊したことは、強く批判されるべきだと考えます。


 しかし、立憲民主党が選挙直前に発足し、野党協力の態勢を再構築し、安倍政治を憂える市民にとっての選択肢となったことで野党第一党となり、立憲主義を守る一応の拠点ができたことは一定の成果と言えるでしょう。この結果については、自党の利益を超えて大局的視野から野党協力を進めた日本共産党の努力を高く評価したいと考えます。社会民主党も野党協力の要としての役割を果たしました。

 そして何よりも、立憲野党の前進を実現するために奮闘してきた全国の市民の皆さんのエネルギーなくして、このような結果はあり得ませんでした。昨夏の参議院選挙につづいて、困難な状況のなかで立憲民主主義を守るための野党共闘の構築に粘り強く取り組んだ市民の皆さんに心からエールを送ります。

 与党大勝という結果は残念ではありますが、安倍政治に対抗すべき市民と野党の共闘のあるべき姿がこの選挙戦を通じて明確になったことには意味があると思われます。違憲の安保法制を前提とした憲法9条改悪への反対と立憲主義の回復などを共通の土台とした今回の市民と野党の共闘の成果を踏まえ、立憲野党が、無所属、その他の心ある政治家とともに、強力な対抗勢力を再構築することを心より期待し、市民連合もできるかぎりの応援をしたいと考えます。

 衆議院で与党が3分の2を確保したことにより、安倍政権・自民党は近い将来、憲法改正の発議を企てることが予想されます。もちろん、現在の国民投票法は、運動に関する規制があいまいで、資金の豊富な陣営がテレビコマーシャルなどを通して民意を動かすことができるなど大きな欠陥があり、市民連合は現行制度のままでの改憲発議に反対します。しかし、万一、与党が数を頼んで改憲発議を行った場合、市民連合は国民投票において、安倍政権の進める憲法改正に反対するための大きな運動をつくるために、立憲野党とともにさらに努力を進めていきたいと考えます。

2017年10月23日
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合

 

 

 

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