異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

下村元文科相党支部:政治資金で自著購入 1900冊分…問題ではないのか? 2017.11.21 毎日新聞

2017-11-21 19:32:47 | シェアー

政治資金で自著購入 1900冊分

毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20171121/k00/00m/010/120000c

2017年11月21日 07時00分(最終更新 11月21日 07時00分)

 
政治資金で1900冊購入していた下村元文科相の著書「教育投資が日本」を変える


 

 下村博文・元文部科学相が代表を務める自民党東京都第11選挙区支部が2016年5、6月、下村氏の著書1900冊分の購入費として、計287万2800円を支出していたことが、都選挙管理委員会公表の16年分政治資金収支報告書などで分かった。

 

著書は昨年5月に出版された「教育投資が日本を変える」(PHP研究所)。1冊1512円(税込み)で、教育を取り巻く現状や教育政策の提言などが記されている。

 

 報告書によると、同支部は昨年5月19、20日と6月17日、都内や名古屋市、横浜市などの書店13店で100~250冊ずつ購入した。

 

 下村氏の事務所は毎日新聞の取材に購入を認め「政治資金規正法にのっとり、適正に処理している」と回答。「購入した書籍は政治資金パーティーで来場者の方々に配布するなどした」とした上で、さまざまな書店で購入した理由について「出版元の担当者から指示があった書店から購入した」と説明した。

 

 下村氏のフェイスブックでは、昨年5月26日に「先日出版しました、下村博文代議士の著書『教育投資が日本を変える』が各書店でベストセラー、各部門で1位に選ばれています」と、書店に陳列されている本を写真付きで紹介している。

 

 政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授は「印税が本人に入るようになっていれば、政治資金を使って収入を得ていたことになり、政治家としての資質が問われる。また、書店の売り上げランキングを上げるために政治資金を購入費に充てたとすれば、使途として問題だ」と話している。【柳澤一男】

 

 

 

 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「性暴力被害・告発手記出版の詩織さん会見」書き起こし 〔望月 衣塑子さんFBより 2017.10.27〕

2017-10-27 13:34:30 | シェアー

 画像に含まれている可能性があるもの:1人、テキスト画像に含まれている可能性があるもの:2人、テキスト

心から応援したい!潰されず、めげずに、正しい問いかけを続けて欲しいです。諦めて欲しくないです。(H・F氏)

 

望月 衣塑子さんFBより
 
2017.10.27 

元TBS記者の男性から受けた性暴力被害を告発し、手記「Black Box」(文芸春秋)を出版したジャーナリストの伊藤詩織さんが二十四日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見した。

詩織さんは「捜査や司法システムの改正に加えて社会の意識を変えること、そして被害者を救済するシステムの整備が必要だ」と手記に込めた思いを語っている。

 詩織さんは2015年4月、就職相談のため、当時TBSワシントン支局長の男性と都内で飲食後、意識を失ってホテルに連れて行かれ、「性的暴行を受けた」として警視庁に被害届を提出。高輪署が準強姦容疑で逮捕状を取ったものの、警視庁の中村格刑事部長(当時)の指示で逮捕が見送られた。

東京地検は昨年七月、嫌疑不十分で不起訴処分とした。これを不服として詩織さんは、検察審査会に審査を申し立てたが、今年九月に「不起訴相当」の議決を受けた。伊藤さんは同月、男性に一千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。一方、男性は一貫して犯罪行為を否定している。

24日の会見のメモを掲載。動画でも配信されているので関心のある方は是非みてほしい。今回の問題は、刑事罰としての準強姦が問えるか問えないかに留まる、問題ではない。

人事権を持った人間が、人事の話しを口実に若い女性を酒の席に誘い、酔わせた揚げ句、自宅に送るでもなく、自らが泊まるホテルへと連れ込み、性行為を行った。このことをもってしてだけでも、刑事罰に問えずとも、充分に元記者の取った行為は非難されるべき問題だ。

アメリカでは、著名な大物プロデューサーが、セクハラをしていたとモデルや女優らが告発したことで、映画界を追放処分された。それと連動して、性的被害に遭ったという人々が一斉にME・TOO(私も)と自分の体験を語り始めた。同様の動きが、フランスでも起きていると聞く。しかし、今もって、日本ではME・TOOと内なる叫びはあっても声をあげられないような閉塞した状況が続いている。実際、日本社会では、性的暴行を訴える人は受けた人の5%程度だという。

「被害に遭っても言うだけ無駄」「黙っておとなしくしておくのが一番」という暗黙の空気が日本の社会全体に漂っているのは事実だろう。「これを変えていくべきではないのか。そうでなければ、また第二の私をこの社会は産み出しかねない」、会見での言葉には、彼女の切実な思いが溢れていた。

「どういう動機があなたをここまで動せるのか」。記者に聞かれ、詩織さんは「個人的な話しでないからこそ話せた。個人的な話しだと思ったら思い出さなくてもよい。思い出したくない。被害者の状況を周りの人が理解することが大切。これが自分の妹や友人におきたらどういう道を辿るのかなと思った時、同じことが起きて繰り返される事の方が苦しい。私のケースが特別なことと思っていない。友達や家族のケースに置き換えて考えることが大切なことだと思う」と話した。

自分のことだけのためだったらここまで詩織さんは事件に関して、練り強く調べ、書き上げ、会見することなぞ、到底できなかったと思う。彼女の勇気にそして「我慢し黙っていればいいんだ」とただただ沈黙する日本の社会を変えたいという、その切実な思いに応えなくてはいけない、沈黙こそが、いまこの日本社会の闇そのものではないか。会見での詩織さんの言葉を聞き、感じた。

会見起こしは以下(一部省略)

詩織さん 

私は、二年前にレイプされた。NYで写真の勉強後に戻ってきた。ロイター通信で大きな夢であるジャーナリストになろうと思っていた。2015年4月TBSのワシントン支局長と就労ビザの話しをするために会った。食事をしたあとに目を覚ました。そして、起きた時は、今日まで私が直面している悪夢のはじまりだった。

食事をしたあとに意識を失った。気付いたら元記者がのっていた。病院、レイプ救援センターに助けを求めたが、助けてくれなかった。日本の社会や司法は、性犯罪の被害者のためには機能していないことがわかった。そして、こういうことはよく起きていることがわかった。警察はこの事件の被害届けを出すことも(初めは)許してくれなかった。事件化することも、性犯罪を捜査することも難しいと言っていた。

私は沢山の疑問をもっていた。警察は何故、私の被害届けを出してくれないのか。捜査するようお願いした。ホテルのカメラ、DNAの検査結果、タクシー運転手、ホテルの従業員の証言などを調べてくれることになった。捜査員の努力により、捜査も終わり、裁判所から逮捕令状も出された。しかし、成田空港で捜査員が元記者を逮捕しようとしたら上からの命令で逮捕が見送られた。

中村格、当時の刑事部長が捜査員に逮捕やめるよう命令したということだった。説明もないまま、そういった命令が許される警察組織の在り方に疑問をもっている。中村氏にインタビューするよう努力してきたが、質問にいまだに答えてくれていない。

世界中で報告されないことがある、日本でも5%しか(性的被害は)報告されないことはよくあること。スティグマとタブーがすごい。私はこのタブーを破りたくて顔も名前も出して告白することを決めた。

日本では、社会もメディアも隠した方が言いと言われた、それは私達のためでもあると言われる。実際、捜査員にも「告訴しないように」と、勧められた。「報告すれば、ジャーナリストとしての仕事も失い、業界としての仕事もできなくなる。人生もこれで終わりだよ」と言われた。

その主な理由が、私が訴えた人が、知名度が高く、業界でも尊敬されている人だからです。公にしてからは、バッシングも迫害も受けた。前のように生活することもできなくなった。でも隠れなければいけないのは、私達被害者ではない。問題は私達を受け入れてそして信用する準備ができていない、この社会にある。私達は、話しをすることで良い変化をもたらすことができる。そして性暴力を無視することはもうできません。

 先週10月18日にブラックボックスを出した。2015年に私が経験した性暴力を被害と、そのあとの、病院やホットラインの体制問題、捜査の在り方、司法のシステム、会見後の社会の様々な反応を、これまでの記録や調査、経験もとに書いたノンフィクション。

密室の出来事であり、ブラックボックスということを検察や捜査員からうかがった。警察や検察そのものにも沢山のブラックボックスが存在していることに気付いた。

このブラックボックスにいかに光を宛て、箱を開くか、少しでもそのきっかけとなればとこの本を執筆した。本の中で自分の経験をさらすことになったが、その結果、身近に似た経験をされ、その傷みとともに生きている沢山の方々が居ることを知った。これは遠い誰かのはなしではないと知って頂きたい。どんな時代でもどんななところでもおこることだし、それについてはどう改善できるかを考えて行く必要がある。

ただ特定の誰かやシステムを非難するだけれは改善できない、私達一人一人がどう改善できるかを考えていかなくてはならない。本書ではたまたま私の身に起こったことを例にして話しているにしか過ぎない。でも何がこれから必要かを話すため、過去の話をする必要がある。

前回5月29日の(顔出し)会見で話したように、検察審査会の申し立てを行った。検察審査会より不起訴相当の議決が出された。現在の司法では私の訴えた準強姦の事件は起訴ができないとなった。

 検察審査会は検事が出した答えを再度見直し、精査するもの。そのため必要な資料や証言を集めて提出した。審査会の場には申立人が呼ばれ、事情を聞かれることもある、代理人が呼ばれることもある。今回は私も弁護士も検察審査会に呼ばれることなく、議決が出た後もそれに対する説明はなかった。

不起訴を覆す理由がないということだったか、その内容の具体的説明はなかった。申し立てを行った際にとくに注意をつけてお願いしたことある、私がタクシーを出て引きずられ、降ろされる映像を静止画ではなく、防犯カメラを動画でみて頂きたいといった。しかし、動画が証拠で出たかどうかもわかりません。

検察審査会に質問を出したが、検察審査会法26条を根拠に一切の回答を貰えなかった。検察審査会は非公開であるとはいえ、説明の機会がなかったことはさらに疑問を得た。この時に聞いた質問のうち審査員の男女比と平均年齢には回答をもらった。
 
それは男性が7人女性が4人、平均年齢は50.45歳だった。男女で問題のとらえ方が異なるものについて男女比を半々に近づけていただけなかったことは大変残念に思う。
この本の最後に書いたが、認めている事実は以下だ。

1 当時TBSの元記者と私が働くために必要なビザを話すために話し合った。

2 元記者に会ったのはそれが三回目。二人きりであったのはそれが初めて。

3 そこに恋愛感情はなかった。

4 私が泥酔した状態だと元記者は認識していた。

5 元記者は自身の滞在しているホテルに私をつれていきました。

6 性行為があった。

7 私の下着のDNAの染色体が、元記者のものと過不足なく一致した。

8 意識のないまま引きずられる私がうつった映像、降ろして欲しいと繰り返し言っていた証言を集め、逮捕状を請求、裁判所がそれを許可した。

9 逮捕の当日、捜査員が成田空港で待ち伏せる中、中村格刑事部長の指示で、逮捕が突然とりやめられた。

これだけの事実があってもいまの日本の司法は起訴することさえできない。中村格氏には逮捕の当日やめた理由を何度も聞いているが、何の回答も得られていない。先日おこした民事訴訟の場ではこれまでと違い、初めて法廷でお互いに事実関係をのべあい、第三者による公平な判断がくだされる、このブラックボックスが少しでも開かれることを祈っている。

 そして外国特派員協会で話せる今日、この問題を報じるメディアの問題についてです。判断が見送られて以来、二年間メディアに協力してきたが、この問題を正面から報じてくれるメディアはいなかった。逮捕見送りの問題点を報じてくれたのは、週刊新潮だけだった。

今回の経験から、仮に国や司法で間違った判断が行われた場合、メディアがどう検証するのか。本当に正しい判断が出されたのか。という視点を持ってくれることを願う。それだけで沢山の人が救われる可能性があるのです。

 最後に私がこの本で一番述べたかったのは、捜査や司法のシステムの改正に加えて社会の意識を変えて行くこと。そしてレイプにあった人々への救済システムへの整備が必要だということ。

これについては他国の取り組みを取材した内容も記載したので是非、本書を読んで欲しい。7月から改正刑法が施行され、強姦罪は強制性交等罪と言われるようになった。まだ不十分な所はあるが、変化したという事実は多くの人に希望を与えました。今回、強姦罪に大幅な改正を加えるには110年という長い時間がかかったが、性被害にあった方が声を上げた結果、変えることができた。

私達が広く問題意識を持つことでこのように長い間待たなくてもきっと変化が起こせることになると思った。今回の改正法では、暴行や脅迫要件の緩和がされませんでした。被害者が抵抗できないほどの暴力、脅迫がなければ罪に問われないという現状はかわっていません。

しかし、ある調査結果ではレイプ被害者の7割がフリーズ(膠着)状態に陥るという結果が出ている。この点については三年後の見直しの機会についてさらなる見直しの議論が行われると言われている。この本がその助けになればいいと思う。

イタリア人記者の質問
 日本の女性からの連帯など、言葉などはないのかあるのか。

詩織さん
日本の中では女性の弁護士からは連絡ある。団体からはない。イギリスからはあった、日本の動きについて話しをした。

イタリア人記者
 週刊新潮に出ていた中村格・刑事部長の引用「女も就職の世話が欲しいという思惑があったから飲みに行ったのであって所詮男女のもめ事。彼女は二軒目にも同行しているんだしさ」とあるが、どういう意図があると思うのか。

詩織さん
 中村氏の言葉の意味はわからないが、NHKの「あさイチ」のリポートで、二人きりで食事をしたら、性行為の同意があっても仕方がないと思うもの、という調査で11%もいる。中村氏もそういう風に思うのか。

(告発後に)女性からのバッシングも受けた、ネガティブなコメントもうけた。(日本社会の女性達は)この社会で生きるためには忍耐しかないと思っているのではないか。スウェーデンの職場での男女平等が進み、高いポジションの人も3割を占めている。女性の地位、権力、高いものを占めている。自分とは、違う意見の人とももっと話しをできたらと思っている。

 ブラックボックスが沢山ある。検察にもある。警察にもある。中村氏から答えを貰っていない。国会で議論していってもらえればと思う。スウェーデンには30%女性の警察官がいる。日本ではわずか8%のみだ。

ジェームズ・ディフェンス・ウィーク記者
日本では、アクセスジャーナリズム 権力にすりよって出世していくジャーナリズムはある。それは、権力や権威に強い人が上がっていく。けれど、社会の苦しみや葛藤から、下から救い上げていくような、ジャーナリズムが少ないのではないか。

 

=====================================================

<関連>

山口敬之氏が詩織さんへあまりにも卑劣な反論! 核心からは逃げ、印象操作陰謀論詩織さん攻撃 ...

hanada_171026_top.jpg
「月刊Hanada」(飛鳥新社)12月号

 ・・・元TBS記者・山口敬之氏からのレイプ被害を告発したジャーナリストの伊藤詩織さんが、今月24日、外国特派員協会で記者会見を行った。会見で詩織さんは、日本の司法や社会システムが性犯罪被害者のために機能していないことを指摘しながら、捜査の過程で明らかにされない「ブラックボックス」に光をあてることの必要性をあらためて語った。

 そんななか、本日発売の「月刊Hanada」(飛鳥新社)12月号が、「私を訴えた伊藤詩織さんへ」と題した山口氏の“独占手記”を掲載。「週刊新潮」(新潮社)の第一報後に雲隠れしていた山口氏は、Facebookや代理人弁護士を通じてしかコメントを出しておらず、本人がメディアに寄稿して“反論”するのは初のことだ。

 しかし、その内容は、自分の一切の非を認めないだけでなく、詩織さんへの誹謗中傷・人格攻撃と陰謀論、そして矛盾だらけの自己弁護が混在したもの。納得できる反論どころか、山口氏の行為の悪質性を逆に浮き彫りにしている。

 

 

 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

"レイプは魂の殺人です"─詩織さん事件と日本におけるレイプ事件の実情 〔アジア太平洋ジャーナル「ジャパン・フォーカス」2017.8.1〕

2017-09-09 01:21:33 | シェアー

"レイプは魂の殺人です"─詩織さん事件と日本におけるレイプ事件の実情 


前川喜平 氏「彼女の方が私よりも100万倍、勇気があると思います。
私が現職中に加計問題を告発したとしても、それよりもよほど勇気がいることだと思いますし、彼女が問題提起をした権力の闇の方がずっと根深い気がします。」
 
 
"レイプは魂の殺人です" #詩織さん 現在の心境を語る。
完全修正版+資料集 #JusticeForShiori #山口敬之
 
2017年8月7日
2017年7月13日,奇しくも性暴力犯罪を厳罰化する刑法改正の施行日に,英紙日本特派員のデビッド・マクニール記者(5月末に詩織さんの会見要請を却下した外国特派員協会FCCJの内部委員会の委員でもある)が詩織さんを取材していた。
26日,マクニール記者の記事がアジア太平洋専門誌『ジャパン・フォーカス』に掲載される。その要約に思わぬ反響が有り「全訳を読みたい」という要望を多くいただいたので日本語の記事調で全訳することにした(小見出しは適宜追加)。
 
【はじめに】国外では,”まるで蓋がされてしまったか”のよう全くといっていいほど報じられないジャーナリスト・詩織さんの昏睡レイプ事件。以前,詩織さん本人が日本外国特派員協会(FCCJ)に記者会見を申し込んだが却下されたことがあった。
「詩織さん」の会見から約1か月後,FCCJのPAC委員全員宛に公開書簡を送ったところ,回答は「協会の標準会員の中で十分な関心があると判断した場合にのみ開催する」―つまり,関心が十分になかった,ということだった。PAC委員の中でもマクニール記者の対応は良心的なほうだった。

そのマクニール記者がこの回答から約1か月後,やっと記事を書いてくれた。詩織さん本人にきちんと取材した包括的なものだった。とはいえ,「アリバイ記事のようなものだ」と憤慨した私は,これを全訳せずTL上で甚だ乱暴な要約をしただけだった。

     
     その後の詩織さん,心境を語る。 #FightTogetherWithShiori 「レイプは魂の殺人」@tkatsumi06jさん訳

                                     

だが,その要約に思わぬ反響が有り,「全訳を読みたい」という要望を方々からいただいたので全訳することにした。
ただ,より日本人に伝わりやすいよう日本語の記事調にすることにした。
 

**********************************


<以下、続きは下記ぶろぐより転載> 
https://tkatsumi06j.tumblr.com/post/163821661316/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%97%E3%81%AF%E9%AD%82%E3%81%AE%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E3%81%A7%E3%81%99%E8%A9%A9%E7%B9%94%E3%81%95%E3%82%93%E5%BF%83%E5%A2%83%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E8%A8%B3%E7%89%88-japan-focus

(小見出しは適宜追加)

アジア太平洋ジャーナル「ジャパン・フォーカス」

2017年8月1日 第15集|第15号|No. 3

 「魂の殺人」──詩織さん事件と日本におけるレイプ事件の実情

2017年7月26日

著:デビッド・マクニール


よみがえるトラウマ

屋内にプールがある「東京サマーランド」に彼女の母親が連れていってくれたとき,詩織さんは10歳だった。新品の水着を着ながら水の中で楽しく遊んでいると,とつぜん,男から性的暴行を受けた。

「男の人が私の後ろから,体のあらゆるところをまさぐったんです」

詩織さんは泣きながらその時のことを語った。

恐怖に怯えながら周りに大人に訴えたが,その反応は思いがけないものだった。

「友だちの母親が,それはあなたがビキニを着てるからよと言ったんです」

そのときに彼女の心に永遠に刻みつけられた無力感,恐怖,そして屈辱の感情が,あの会見を行った後で,6月に一気に噴き出した。

28歳になった詩織さん──姓は伏せたいと本人が希望──は今年の5月末,会見を開き,同僚の記者たちの前で自分がレイプされたことを告白した。彼女が期待していたのは性暴力被害者の待遇について改善を求める議論が高まることだった。だが,彼女のもとに洪水のように寄せられたのは,大量のヘイトメールだったと,詩織さんは言う。その多くは彼女を「自分から誘いをかけた”売春婦”」として捉えていた。記者会見でブラウスの一番の上のボタンを外していたことも,彼女の『罪深さ』として受け止められたようだった。

 

あの日に起きたこと

2015年4月9日の土曜の深夜,詩織さんが都内の高級ホテルの一室で目を覚ましたとき,男は彼女の上に跨がり,彼女の中に入っていた。詩織さんは男をはねのけ,トイレに逃げ込んだ。足元がおぼつかず,痛みをおぼえながら,彼女はなぜそこにいるのかを思いだそうとした。

その夜,詩織さんはその男と恵比寿で外食をしていた。その時に酒に薬物を入れられたのだと彼女は確信している。詩織さんの最後の記憶は寿司店のトイレを使用したところで止まっている。

トイレの中で詩織さんは自分が裸であることに気付き,服を取りに戻ろうとした。「体のあちこちが痛みました」と彼女は言う。

部屋に戻ると,男は再び彼女をレイプしようとしたと,詩織さんは言う。

「激しく抵抗しましたが,痛めつけられました」

男は,「君の下着,記念にもらっておくよ」と言ったという。

「日本語でどう罵ればいいのかわからなかったので,英語でこう言いました。”What the fuck are you doing!(何てことすんだこの野郎!)”と。男がコンドームをしていなかったのでこう訊きました。”私に何をしたの?!”と。すると男はこう言いました。”ごめん。アフターピル (morning-after pill) を後で薬局に買いに行こう」と,そしてこんなことを言い始めたのです。”ぼくは君,好きだなあ。アメリカに連れて行ってあげるよ。君はいつも強そうにしているけど,今はまるで子どもみたいだね”と。彼のトーンがこれまでとまるで違ったので,私は混乱しました。とにかくそのとき考えていたのは,”早くどこか安全な所に行って自分を洗い流したい”ということでした」


警察や周囲の反応

その後,ひとり自分のマンションに戻った詩織さんはすぐにレイプのホットラインに電話したが,応答した女性は,カウンセリングするから事務所にきてほしいと伝えたという。だが彼女はベッドから起き上がることもできない状態だった。後で婦人科医を訪ねたときに「アフターピル」 を処方してくれたが,医者はカルテを見つめるばかりでロクに彼女の方を見ることも,なぜピルが必要なのかを尋ねることもしなかったという。看護師は,薬物の痕跡はすべて体から消え去っており,それが体内にあったことを証明する術はないと言った。友人たちは「[諦めて] 前に進むしかないよ」と言ったという。

詩織さんの頭がはっきりして,原宿警察署に向かったのはそのさらに5日後だった。

「警察署の受付で,私は女性の警察官に話したいと伝え,その婦人警官に何が起きたかを話しました。とても辛い経験でした。2時間も話すと,その婦人警官はこう言いました。”私は交通課の担当なので,捜査官に話してほしい”と」

詩織さんは男性の警察官に最初からすべてを話した。すると,その警察官は管轄が違うといって, 彼女が暴行された現場により近い 高輪警察署に訴えを出してくれと言う。詩織さんは高輪警察署で再び,男性の警察官にいちから,暴行の件をすべて話す羽目に陥った。

その男性警官は親身になって話を聞いてくれたのだが,最後にはこう言って詩織さんにすべてを忘れなさいと伝えたという。

「その警官はこう言ったんです。”こういうことはひじょうによく起きるんです。でも証明する術がない。人生が台無しになりますよ”と」


日本のレイプ被害対応の実情

[被害を受けた直後に] 自宅で血を流し,震えながら,日本の被害女性の多くが最初にすることのひとつが,ネット上で他者の経験を読み比べることだという。そして,最終的には追究する価値はないと諦める。仮に警察や検察がレイプの立件にまで至ったとしても,有罪判決に至るまでのハードルは依然高い。多くの場合,警察や検察はレイピストと被害者の間で何らかの金銭的和解が成立するように導き,法廷で証言がなされるリスクを避けようとする。

著名人が関わった最近のケースでは,昨年,ホテルのメイドをレイプしたことを謝罪した高畑裕太容疑者のケースが挙げられる。群馬県の前橋地方検察庁は [容疑者と被害者の間に示談が成立したため] 高畠容疑者を不起訴とし,高畠は公判を免れた。前年の2015年には,15歳の少女に暴行を加えた男を, 少女が「十分に抵抗しなかった」ことを理由に 無罪とした事件もあった。

しかし,詩織さんは食い下がった。高輪警察署で親身になってくれた警官に,暴行の現場となった「シェラトン都ホテル東京」の監視カメラの映像を見るよう説得したのである。その映像は,少なくとも,詩織さんが任意でホテルに連いて来たのではないということを証明していた。

タクシーの運転手が後に語ったところでは,詩織さんは最寄りの電車の駅で降ろしてくれと懇願していたという。だが,その願いは無視された。ホテルのロビーにある監視カメラの映像は,詩織さんがホテルのロビーを担がれて連れられていく様を映し出していた。

またタクシーの運転手は,詩織さんが口に出して訴えていたことや,車内で消化されていない寿司を吐き出したことなど,状況の異常さを伝えるいくつかの詳細を明らかにした。 ホテルのベルボーイは,意識を失っている詩織さんをタクシーから出すのに,連れ込んだ男が3分ほど奮闘していたことを証言している。

詩織さんの下着からはDNAが採取され,その検証作業中に詩織さんは一連の屈辱的な”儀式”に付き合わされることになる。男性の警察官らが見下ろしながら写真を撮影するなか,自動車事故で使うダミー人形のようなものを相手に,レイプの状況を再現させられたのである。

日本におけるレイプの件数は,先進国の中でも最も低い水準にある。同時に,日本で性暴力の被害に遭う者は,他のどの先進国よりも警察に訴える可能性が低い。公式な統計によれば,レイプ被害を通報する日本女性は5%に満たないという。2014年に内閣府が行った調査によると,家族・親戚や友人に被害の事実を話す女性は三分の一に満たないという。活動家たちは, レイプや性暴力被害の実際の件数は,検察に送致される年間1,300件といわれる件数をはるかに上回ると訴える。

日本の検察が有する広範な裁量権は,検察側がレイプ犯罪を起訴するという決定にさえ至れば,有罪になる確率が高いことを意味している。

「正義がなされることへの最も高い障害は……公判前の段階にある」

(※記事には全文は未記載)

英シェフィールド大学東アジア学科に在席 (当時) したハリエット・グレイ(Harriet Gray)博士は,論文でこう述べている。 [現在はスウェーデンのヨーテボリ大学でポスドク研究員を務める]

とくに懸念されるのが警察の対応,と言うのは,自身が性暴力の被害者でもある活動家の山本潤さん。

被害者の多くは,初めて警察に通報しに行く経験を辛いものとして記憶している。被害者に対応できるよう十分に訓練された警官は少なく,多くの場合,街を巡回するお巡りさんたちは,女の被害者を疑いの目で見るのだという。採取可能な筈のDNA証拠等は,ほぼいつも無視される。

部屋一杯の男性警官たちの前で性暴力の被害を訴えるという詩織さんがした経験や,「忘れなさい」という助言を受けるのは典型的な対応であると山本さんは言う。多くの事案は,金銭による示談成立に基づく「起訴猶予処分」,すなわち容疑は認められるが起訴はしないという処分に終わると。

詩織さんは,性暴力被害の捜査を行うよう警察に疑問を浴びせ続け,そしてこれを公表するというひじょうに希な決断を行った。詩織さん自身,何も言わずに終えていたかもしれないという。 しかし芽を出したばかりのジャーナリストとして,この事実と向き合わずに,どうしてこの道を続けられるのか,という思いがあった。加害者が彼女に何をしようとも,自分から逃げるという精神的痛みに勝るものではなかったと。

 

逮捕執行停止にまつわる疑惑

暴行のあった2か月後,同意が不可能な状況での準強姦であるとが認められ,当時TBSワシントン支局長であった山口敬之に対する逮捕状が発行された。2015年6月8日,捜査官たちは成田空港で山口を逮捕すべく待機していた。しかし詩織さんによると,捜査官の一人が彼女に電話をかけてきて,山口の逮捕を見送るよう指示されたことを伝えてきたという。

image

山口敬之氏(※オリジナルの記事には記載なし)

「いまでもあの電話のことははっきりと覚えています」と詩織さん。「その捜査官はこう言ったのです。”山口は私の目の前を通り過ぎるところでした。しかし上から逮捕するなという指示がありました。私は捜査から外れます”と。」

捜査権は警視庁に移り,昨年7月,東京地方検察庁は本件を不起訴とした。詩織さんには,弁護士と警察を介した山口から「和解金」の申し入れがあった。

「信じられませんでした」と詩織さんは言う。

この政治的な策動の匂いが漂う衝撃的な幕引きについて,警察側は否定するが反論もしていない。山口は安倍晋三首相のことを持ち上げる書籍を2つ出版しており,二人は近しい仲にあるという。  山口は,ベトナム戦争時に韓国軍が南ベトナムで軍の慰安所を運営していた疑惑を報道し安倍の支持層から称賛を持って迎えられた。彼らからすれば,日本が戦時中に朝鮮で運営した軍の慰安所に関する長きにわたる外交戦で相手に事実を突き返す決定打になると思ったのだろう。そうして国粋右翼らのスター記者となった山口が,今では性暴力を行った疑いをかけられているのである。

 

報じようとしない日本のマスコミ

日本の主要マスコミがほとんど無視するなか,タブロイド誌(週刊誌)はこの事件を報じた。2017年5月18日付の『週刊新潮』は,レイプ疑惑を詳細に報じた。この報道には,高輪警察書の権限を越えて,発行された山口への逮捕状を取り消した中村格刑事部長のコメントも含まれていた。記事には山口の写真が掲載されており,安倍と「ベッタリ」であると書かれていた。疑惑はネット上で急速に広がり,安倍政権は身内は助けるが敵は誹謗中傷するとして,人心を疎かにし腐敗しているという批判が吹き上がった。

今年5月,国会でレイプ犯罪に対する処罰法の改正準備が進められるなか,詩織さんは事件を公にすることを決断する。法務省で行った記者会見の直前,詩織さんの友人たちは,ビジネス・スーツを着て,「でないと信じてくれないから」と,涙も少し見せるようにとアドバイスしたという。

「これはとても悲しかったです」と詩織さんは振り返る。

「そんな風に見られてしまうのならば,私に何ができるのというのか。ジーンズやTシャツしか着ない。それが私なのだから。 ある人は,"ボタンを最後まで閉めて"と言いましたが,私は”イヤ”と言いました。50人からのジャーナリストが部屋に詰めかけていて,カメラがこっちを向いていて,フラッシュを焚かれるのだから,息が出来なかったんです」

image

 詩織さん(右)

「自分自身がレイプの被害者となることで,私たち [被害者] の声がどれほどか細く,そして社会になかなか伝わらないものであるかを思い知らされました」

詩織さんはこう,記者団に語った。 [※訳注: 実際の日本語での発言ではなくあくまで英文を日本語に翻訳しています]

 「同じ経験をして, 深く傷つき,打ちのめされてきた女性は数え切れないほどいるでしょう。そして過去から現在にわたって諦めてきた女性たちも。いったいどれだけのメディアがこれらの出来事を報道してきたのでしょうか。山口さんが強力なコネを通して自分側のストーリーを展開していたとき,私は息ができない思いをしました。言論の自由はどうなっているのでしょうか?法やメディアは何を,誰から守ろうとしているのでしょうか?」

詩織さんから見ると,会見の後に行われた報道の中身は「薄かった」という。主要マスコミのほとんどは事件を黙殺し,日本テレビは当時の刑事部長にインタビューを行い,起訴するには証拠不十分(嫌疑不十分)であるという言質をとった。 
 

一方で,[会見への]「反発」は凄まじいものであった。自ら暴行を誘い込んだのではないか,政治的思惑があってのことではないかと批判された。一部では,倒閣を目指す民進党との繋がりがあるのではないかと疑う声もあった。

両親や家族が好奇の目に晒されないよう,姓を隠していたのに,あっという間に暴かれてしまった。憔悴した詩織さんは,病院に行き,4日間ベッドに引きこもったという。

「パニック発作を起こしました。自分なら耐えられると思ったのですが,耐えられなかったんです。レイプ被害に遭っても声に出して訴えていいんだということを他の女性たちに示したかったのに,逆にこんな惨めな姿を晒してしまいました」 と言いながら,詩織さんは再び涙を流した。

 

詩織さんがやり遂げたいこと

レイプを行ったことを否定する山口はTBSの職を追われ,公にはほとんど姿を現さなくなった。詩織さんは東京検察庁に対して [検察審査会による審査を通して] 再捜査を求める申し入れを行った[1]。詩織さんは,政府や,彼女をレイプしたと信じる男に対してでさえ,復讐する気持ちはないという。

「誰もが,私が安倍晋三と戦おうとしているように見せようとします。私にはどうでもいいんです。山口すら,どうでもいいんです。私にとって重要なのは,司法制度がちゃんと機能しているかなんです。 私の周りの人は怒り狂っています。でも,私はとても堪えきれないので,そういう感情を持たないようにしているんです 」


性犯罪の厳罰化に対する思い

詩織さんの友人の家でインタビューを行った日はちょうど,1907年の性犯罪を処罰する刑法の改正がなされた日だった。これにより,罰則が強化され,レイプ(強姦)の定義が,男性も含むものへと拡大された。改正は歓迎すべきことだが,詩織さんのケースには役立たないと前出の山本さんは言う。

「それが起きるには,色々なことを変えていかなくてはなりません。時間がかかります」

 

絶望と向き合うということ

警察が捜査を取りやめたときの無力感は「決して忘れられない」と,詩織さんは言う。かつてプールで怯えていた,あの10歳の少女の頃のように,与えられない保護を [誰かに] 求め続けている。

「法律は私たちを守ってはくれません。捜査当局に自ら逮捕状を取りやめにすることができるなんて。私は,日本に住むすべての人びとに訴えたいです。本当にこのままでいいのですか?と」

詩織さんは現在,検察審査会の審査結果を待っている。立件するには,11人いる審査会のメンバーのうち8人を納得させなければならない。

「 過去2年のあいだ,私はなぜ自分が生きているのか不思議でした」

5月の会見で,彼女はこう語っていた。

「 レイプという行為は、私を内側から殺しました レイプは魂の殺人です。もう肉体しか残っていませんでした。私は,抜け殻になってしまったという思いに苛まれていたのです」


 注記

[1] 5月,詩織さんは日本外国特派員協会(FCCJ)に対し記者会見の開催を申し入れたが却下されていた(全面告白すると,筆者は記者会見等について評決をとるFCCJの報道企画委員会(PAC)の12人の委員の一人である)。安倍政権の政治圧力に屈したのではないかと,FCCJの各メンバーを中傷する抗議のメールが殺到した。旧民主党参議院議員の元秘書である勝見貴弘氏 [←本記事の訳者] はわれわれに公開書簡を送りつけ,詩織さんの申し入れがなぜ却下されたのか回答を求めた。


関連記事(すべて当ブログ内)

  1. 2017.06.03 【記事飜訳】著名ジャーナリストに性的暴行を受けた被害者の闘いをツイッターのハッシュタグ #FightTogetherWithShiori が支援
  2. 2017.06.23【公開書簡】FCCJ報道企画委員会(PAC)共同委員長・神保哲生氏を含む外国特派員協会(FCCJ)宛て公開書簡(日本語要旨と回答)
  3. 2017.07.03【書き起こし】清水潔氏が語った #詩織さん事件 の深層と「共謀罪」の関係(整文版) #JusticeForShiori via Tumblr
  4. 2017.07.07【書き起こし】月刊『紙の爆弾』が捉えた詩織さん事件の「本当の衝撃」 
  5. 2017.08.10【記事飜訳】 被害者の苦しみに光を当てたかった"──TVジャーナリストにレイプされたと告発した詩織さん,その後を語る|The Japan Times (2017.07.13)

関連モーメント(ブログ外

  1. 2017.06.02【匿名寄稿】 匿名の女性が勇気を出して語ってくれた性暴力という「魂の殺人」の体験
  2. 2017.06.03【支援呼びかけ】  #JusticeForShiori Call for Global Support 詩織さんのためのグローバルな支援の呼びかけ (※バイリンガルでの支援呼びかけ)
  3. 2017.06.05 【記事飜訳】「著名ジャーナリストに性的暴行を受けた被害者の闘いをツイッターの #FightTogetherWithShiori タグが支援」Global Voices
  4. 2017.06.11【匿名寄稿】  匿名の女性が勇気を出して語ってくれた性暴力という「魂の殺人」の体験の「その後」
  5. 2017.07.04【書き起こし】  2017/7/3放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」でジャーナリスト・清水潔氏が語った詩織さん事件の深層と共謀罪の関係
  6. 2017.07.06【書き起こし】  TW連投版「山口敬之レイプ疑惑はどうなったのか? 詩織さんに相談されていた記者が証言! 作家の中村文則も不起訴の経緯に鋭い分析」byリテラ
  7. 2017.07.16 【記事要約】  2017.07.11放送フジTV『ユアタイム』+07.13英紙マクニール記者のインタビューに答える #詩織さん (※当ブログ要約版)
  8. 2017.08.02【記事要約】  その後の詩織さん,心境を語る。 #FightTogetherWithShiori 「レイプは魂の殺人」(※他者によるモーメント)
  9. 2017.08.05【記事飜訳】 レイプは魂の殺人:詩織さん心境を語る(完全版)@tkatsumi06jさん訳 (※他者によるモーメント)
  10. 2017.08.07【記事飜訳】 “レイプは魂の殺人です” #詩織さん 現在の心境を語る。(2017.07.27)完全訳版+資料集 ※山口画像版
  11. 2017.0810【記事飜訳】 2017.08.10【記事飜訳】被害者の苦しみに光を」「自分のこととして考えてほしい」詩織さんが会見後の苦悩を初めて明かす+呼び掛け

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

三浦 瑠麗さん、懸賞論文で自民党総裁賞をもらっていた。最初から御用学者になる気、満々?〔想田和弘ツイート 2017.8.13〕~その論文とは

2017-08-14 14:58:10 | シェアー

 【関連記事】 最近、人気の?「三浦瑠麗を真似してみた」 北原みのり 〔AERAdot.〕 / まんが・三浦瑠麗さん

 

**************************************

画像に含まれている可能性があるもの:テキスト

 **************************************

 

 https://www.jimin.jp/involved/campaign/pdf/1-1.pdfより転載

第 1 回 国際政治・外交論文コンテスト 自由民主党 総裁賞

「日本の国際貢献のあり方」を考える

三浦 瑠麗  

1、国際貢献とは日本の生き様を示す舞台でなければならない 日本の国際貢献のあり方について考える際には、その前提として、そもそも国際貢献とい うものをどのように捉えるかについて明確にしなければならないだろう。と言うのも、国際貢 献という言葉ほど、使う者によってその内容が異なり、その目的と手段に様々な議論がある 言葉も尐ないからである。

思うに、日本の国際貢献のあり方を考えることは、単にイラク復興支援にいかなる貢献を 行うか、或いはODAの望ましい形とはいかなるものであるべきかを問うことにとどまらない。 国際貢献の究極の目的は、国際社会の住人としてその責任を果たすことであり、日本の信 じる正義を実現することである。そのためには、世界全体が抱える課題を主導して解決して いくことも必要であろうし、日本ほど恵まれない国々に手をさしのべることも必要であろう。ま た、時には、日本が信じる正義を阻もうとする勢力に厳しく対処することも必要かもしれない。 しかし、私は、日本の真の国際貢献とは、国際社会に日本の生き様を示すこと、日本の理想 を高く掲げることでなければならないと考えている。
 我々日本人は、過去10年間の長引く不況と漠然とした閉塞感の中で自らの姿でさえ見失 いがちだが、国際社会において、日本は類い稀な国であることを今一度自覚すべきである。 日本は、アジアの諸国家の中で最初に近代化を成し遂げ、戦後は、平和主義の理想を高く 掲げつつ世界有数の経済大国・技術大国となった。日本は、世界一の長寿国であり、世界 一安全な国である。世界に誇れる独特の伝統を保持しつつ、世界にも例を見ない美しい国 土を持った国である。我々日本人は、国際社会においては、まさにジャパニーズ・ドリームの 体現者であることをまず自覚すべきである。その上で、どのように具体的な国際貢献をなし 得るか考えてみるべきであり、国際貢献とは、日本の生き様を国際社会に示す舞台でなけ ればならない。

2、国際貢献を取り巻く議論の特徴 過去10年の日本の不況は、バブルの後遺症であり、中小企業不況であり、金融不況であ ったというように様々な性格付けができるであろうが、何よりも、日本人の自信の不況、理想 の不況だったのではないだろうか。国際貢献をめぐる議論の設定もまた同様であり、日本の 考える理想の姿が映し出されていない昨今の状況は真に由々しき事態である。
 例えば、イラク戦争後の復興支援をめぐって展開された議論も、「日本は自衛隊を派遣す るのか」、「イラク復興で日本の分担資金は幾らか」或いは、「日米協調と国際協調主義の矛 盾にいかに対処するか」等々であった。いかにも自信がなく、ほとばしるような理想の力は微 塵も感じられない。問われるべきは、むしろ「世界の平和と安定は如何に確保されるべきで、 日本はいかにしてリーダーシップを発揮できるか」或いは、「中東の未来をどのように描き、 日本の貢献はいかにあるべきか」ではなかったか。イラク復興をめぐっては、第2次世界大 戦後、外国の軍隊による占領の経験を持つ日本の経験を生かす余地は大いにあったはず である。また、北朝鮮による大量破壊兵器の脅威を身近に感じる日本は、イラクの周辺国が 感じる、イラク政権への憤りと、地域の不安定化への懸念の両方に対して理解が示せたの ではないだろうか。さらには、イラク問題の核心を貧困や貧富の差に由来する人々の閉塞間 に求めるとすれば、日本の経済復興と人作り中心の成長戦略こそモデルとなるはずではな いだろうか。発想の第一歩を変えただけで、様々な論点が見えてくるではないか。
 日本はODA政策全般について、新ODA大綱の掲げる国益重視の原則は当然としても、 今以上に日本の理想にこだわった貢献策を打ち出すべきではないだろうか。持続可能な経 済発展のためには、最終的には技術力の向上が不可欠であるが、技術を支えるのは人作り であり、元気な中小企業群であるということ、資本主義経済においては競争を軽視してはな らないが、競争至上主義は必ずしも成功しないこと、安定した労使関係の必要なこと、経済 発展が環境に与える影響に配慮すべきこと、都市化との関連ではコミュニティーや家族を重 視すべきこと等、ODAには、日本の貴重な経験を凝縮させ、伝えていく義務があるのではな いだろうか。日本の国際貢献の隅々には、日本人の知恵と生き様が体現され、日本の理想 を掲げられているべきである。

3、アジア諸国の理解が鑰 日本の理想やジャパニーズ・ドリームと一言で言っても、それを受け入れる土壌がなけれ ば広範な効果は望めない。この点については、現代の我々も戦前の経験から学ばなければ ならないであろう。私は、戦前の日本が掲げた理想が一から十まで全て誤っていたとは思わ ないが、それを日本人以外にも分かりやすく伝達し、日本の理想に共鳴する人々を増やして いく作業がうまくいったとはお世辞にも言えないだろう。
 日本の理想を掲げた国際貢献策を推進していくことは、「日本はいい国だなあ。」と言う一 種の素朴な感情の基づいている。日本人としては、素朴な愛国心を持つことは重要でなこと であり、自然なことである。もっとも、だからと言って外交も素朴であって良いということには ならない。外交は戦略的でなければならず、独りよがりは許されない。効果的な外交政策を 実施するにあたっては国際社会において多数派を形成する能力、説得力を持つことが何よ りも重要である。日本は自らの主張を国際社会で実現していくためには、日本の良き理解者、 日本の理想に共鳴する国家群の存在が不可欠である。このような観点から、日本の理想に 基づいた国際貢献を実現していくためには、何よりも、日本とアジアとのつながりを密にする 新たな対アジア戦略の構築が不可欠である。
 新たな対アジア戦略を考えるにあたってのキーワードは、やはり地域統合であろう。国際 社会の様々な問題を適切に処理していくにあたって、地域の担う役割は益々強まってきてお り、アジアの地域統合において日本の果たすべき役割は非常に大きい。我々の眼前には、 日本の理想を堂々と主張し、その実現を通じてより良いアジアの未来を形成していく広大な フロンティアが広がっている。

4、日本こそが地域統合の流れを主導するべき 地域統合の2つの大きな柱は、安全保障分野と経済分野である。安全保障の分野におい て地域統合の流れを大きく左右する要素は、アジア全体に駐留する約10万人の米軍の動 向と、勃興する中国の今後の方向性の2つであろう。そして、必ずしも自覚されていないが、 これらの2ヶ国に対して最大の影響力を有するのが他ならぬ日本なのである。
 米国にとってアジアにおける最大かつ最重要の同盟国は、間違いなく日本であり、財政的 な貢献能力や、安定的な親米世論の存在から言っても、日本はアジアにおける米国の国益 に対して最大のレバレッジを有する国家であることは疑い得ない。一方、中国はというと、共 産党政権の存続と国家としての一体性の維持のために、継続的な経済発展を必要としてお り、そのためには、最大の隣国であるとともに、最大の貿易相手国である日本との良好な関 係を何よりも必要としている。
 以上のような戦略的な位置を有する日本が理想とすべきアジアの安全保障とはいかなる ものであろうか。それは、一言で表現するならば、平和と正義が両立する安全保障体制の構 築であろう。すなわち、地域の問題を不断に話し合い、何が正義にかなうかの共通認識を育 みつつも、いざ有事が想定される場合には、果敢に行動に出られるような体制の構築である。 そのような体制は、日米中等を“常任理事国”に持つアジア版の国連に近い組織かもしれな い。日中関係を仏独と類似の関係まで高めたEUに近い組織かもしれない。そこには、アジ アの地域統合における米国の役割をどのように考えるかといった難問が山積しており、さま ざまな現実的困難はもちろん予想される。重要なことは、日本がアジアの代弁者となり、アジ ア統合の主導者となるだけでなく、日本こそが他のアジア諸国の最大の理解者となり、アジ アの正義と理想の体現者となって、真の“共栄圏”を確立するための努力がなされることであ る。
 地域統合のもうひとつの柱である経済分野については、さらに日本のリーダーシップが必 要とされている。なぜなら、日本はアジア地域において圧倒的な経済規模と技術力を誇って おり、日本なしで経済統合を推し進めたとしても各国の得られる利益は決して大きくないのに 対し、日本と他の諸国を含んだ自由貿易地域が実現すれば、アジア地域に相互補完的な経 済の流れが大きくなり、各国の受ける利益も大きいからである。
 現在、地域統合の文脈でよく議論されている自由貿易協定(FTA)についても、今尐し、高 次元の日本の理想を踏まえた議論を展開すべきではないだろうか。FTAの文脈では、農業 問題の存在を取り上げてその実現困難を指摘する議論が多いが、これこそ、後ろ向きの問 題設定の典型である。日本が農業の“自由化”を迫られている中で様々な主張を展開したと しても、他国には残念ながら言い訳としてしか認識されないであろう。
 それよりも、農業問題はわれわれ人間としての根本の問題であることを正面きって主張す ればどうであろうか。全ての国家がある程度の食糧自給率を確保する権利を尊重すべきこ と、農業が環境に対して果たしているいわゆえう“多面的機能”を尊重すべきこと、全ての人 は食の安全を確保されるべきであり、それを保障するための制度が構築されるべきこと等は、 日本の考える一種の理想として堂々と主張すべきである。
 農業問題意外についても、経済統合の過程においては、モノの貿易の自由化に加え、金 融政策、投資政策、競争政策、知的財産政策等の分野のほか、環境政策や福祉政策等も 含めた、社会のあるべき姿全体を念頭に置いて議論が行われなかればならず、それぞれの 分野において日本の経験と理想をもって議論をリードしていくべきである。地域の経済統合 を実現し、我々の未来にどのようなアジアを実現できるかは、現在の日本人がどれだけ主体 的に行動できるかにかかっていると言っても過言ではない。

5、結語 日本の国際貢献を考えるにあたって、我々日本人も、そろそろ他国に何を求められている かを中心に考えるのをやめ、日本は何を理想とし、その理想を実現するための戦略的な方 法は何かを問うべきではないだろうか。そのためには、日本人自身が自らの価値観に自信 を持たねばならないし、世界の中における日本の地位を客観的に認識できるようにならなけ ればならない。外国のことだからよく分からないと言うことでは通用しない。日本の理想を掲 げることは、他国に対して優越的な地位を主張したり、、威張ったりすることではない。むしろ、 日本と言う類い稀な国に生まれた我々の、世界とアジアに対する特別の責任を自覚した覚 悟の必要な姿勢である。日本の国際貢献のあるべき姿は日本の理想を高く掲げることであ ると考えるが、それは、日本人自身の生き様を世界に対してしめしていくことに他ならない。

 

 【関連記事】

★防衛省・自衛隊HPより⇒http://www.mod.go.jp/j/publication/ronbun/17/miura.html

平成17年度「安全保障に関する懸賞論文」三浦瑠麗
優秀賞:三浦瑠麗
主題  ①新たな脅威や多様な事態への対応に関し防衛庁・自衛隊に期待すること
副題  備える平和の実現に向けたリーダーシップ -民間協力と官庁間協力のさらなる推進-
本文  「備える平和」論


 

 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

★〔東京新聞名物、 佐藤正明 さんの政治まんが〕 ~”8/10 稲田さんの日報”

2017-08-13 00:46:28 | シェアー

東京新聞政治部認証済みアカウント @tokyoseijibu 13 時間13 時間前

 
 
 
 
 
 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加