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玉肌日記

2014年09月20日 | 玉肌日記
【塩河原温泉(群馬県利根郡川場村)】
関越道の沼田ICから至近の温泉。夏の豪雨の時期には山沿いの温泉には土砂崩れや土石流リスクもあることから、自然と方向性は平地の温泉に向かうも、やはり良泉は山裾に多いと実感。ここは平地にあるも、冷鉱泉であって源泉は22.5℃。それを沸かしているのだが、美人の湯と銘打たれる温泉だけにpHは高く、温泉成分表によれば9.66とかなりのアルカリ。一部循環としているようだが、低温の鉱泉を加温しながら、掛け流しにするのは温泉の無駄以上にエネルギーの無駄であって、このご時世にては已む無きことか。アルカリ系の湯は一般に「ヌルすべ」というが、まさにここがそれであり、なかなかのヌルヌル感。湯は無色透明だが、(汚い表現で恐縮ながら)ティッシュ滓(かす)のような湯の華はチラホラという状態(ティッシュ滓でないと確信するのは一部循環であることによる=循環では通常ゴミは濾過される)。掛け流しではないものの、なかなか鮮度が良いと思われるのは、その温泉の香り。アルカリによくある甘めの微芳香あり、浴後のタオルにもしっかりとその香りが残る。この付近でスゴいのは「田園プラザかわば」なる”道の駅”。広大かつ施設充実、そのため広大なのに発狂的な混雑。さらに川場村はその地図上の形状を見るに、沼田市に深く食い込んでいて、結果として沼田市はH形状となっている。上から食い込んでいるのが川場村であり、下から食い込んでいるのが昭和村。食い込みすぎて沼田市はH字の左右に分断されそうなほどだが、そのもっとも狭い部分は1kmほどしかない。なお、川場村は平成の市町村合併の際、(実現はしなかったが)東京の世田谷区との合併(!!)を推進していたようで、なかなかに反骨軒昂たる土地柄にて素晴らしい。
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