Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

玉肌日記

2024年09月15日 | 玉肌日記
三朝温泉(鳥取県東伯郡三朝町)
再訪。この付近は放射能泉が多いが、こちらは世界で唯一かつ最大含有量というトリウム泉。ラジウム泉はなんども経験したが、トリウム泉というのは初。大震災後の東電事故で聞いた名前だが、印象的なのは半減期が141億年と超絶長いこと。宇宙の誕生ビックバンがその頃と言われているので、その頃から存在している様子だがその温泉となれば効かないはずはなし(何に?)。脱衣所にも昭和23年の「トリウムエマナチオン(トロン)含有量測定結果報告書」なる看板が掲示されており、トリウムエマチオン(トロン)含有は450マッへ単位。併記されるラジウムは80マッへ単位とトリウムの含有は圧倒的で、「トリウム泉は世界に類例殆ど無く本泉のトリウムエマナチオン含有は現在の所世界第一位である」との記載。浴室内はざっと3つの岩風呂があり、すべて河原(三徳川)から湧出するのをそのまま天然浴槽にしており、温泉の足元は石がごろごろして凹凸があって入浴ポジションを探ることから始まる。3つは下の湯・中の湯・上の湯と呼ばれており、位置的に川に近いのが上の湯でこれがトリウム泉。無味無臭でアル単に近い浴感ながら、川に近いせいなのか湯温はかなり低めで39℃程度か。下と中はラジウム泉で下が一番熱いのだがそれでも41℃程度であり、前回の激アツな三朝温泉のイメージとは相当違う。素晴らしいのはいずれも足元湧出の掛け流し自噴泉であり、トリウム泉はずっと入っていると湧出してくる温泉でジンワリ温かくなってくる「ひやあつ」であること。また、足元自噴が素晴らしいのは非常に静かであること。温泉で一般的である「湯が注がれる音」が一切ないのは非常に落ち着くのだが、それってふと考えてみれば自宅の浴槽内給湯の風呂と同じってことだからか…。

玉肌日記インデクス(地域別温泉リスト)

①北海道 ②東北 ③関東 ④中部 ⑤近畿 ⑥中国・四国 ⑦九州・その他



ライブのお知らせ

2024年09月14日 | Band
■Cross Cover Japan 2024■

2024年11月9日(土曜日)
開場:13:30 開演:14:15
チャージ:¥3,500-(高校生以下無料)2ドリンクオーダー

【出演バンド】
①野菜王国<野獣王国>14:15~
②スク水にれいんぼう<SQUARE>15:15~
③CASIOKEYA<カシオペア>16:15~
④K-mension 3rd<DIMENSION>17:15~
⑤Pino Colina <松岡直也>18:15~
 ↑コレ(Side Steps的にはギター田村リーダー、ベースはワタクシ)
⑥AXIS <高中正義>19:15~
(この後に会場で二次会が開催)

【チケット予約】
②バンドメンバーに直接ご連絡ください。
皆さまのお越しをお待ちしております。

【配信】

前回はこんな感じです↓ 前回のライブ後雑感はコチラ
2023 CCJ ダイジェスト映像

飛行機受難劇(10)

2024年09月08日 | 畸観綺譚
今回の受難は空港への送迎で発生した受難…受難にもいろいろと予期できないバリエーションがある。都内では一部に洪水警報(警戒レベル3)が発令されるなど、夕刻に豪雨と落雷があった日。それは1時間ほどで収まったが、そのため羽田空港が一時着陸・離陸停止になった模様で、その後の到着便にも大きな影響が残った模様。そもそも空港運用停止の情報さえも流れない中、異変を感じたのはネットで見る「羽田空港駐車場の満車具合」。夕刻の満車は想定内だが、夜、さらにはそれ以降も「満車」というのは異常。さらに普段は比較的平穏なT3駐車場が「満車」とはちょっと只事ではない。それを感じたのは到着1時間前。そろそろ車で出る時間だが「さすがに空港到着時には空車だろう」と向かうも衝撃の「満車」。到着が20分遅延しており少々安心だが、プチ焦りながら駐車場の入庫列に並ぶも、出庫した分しかゲートが開かない状態。やっとゲート通過できたが、今度は空いているスペースが見当たらない!駐車場は9階まであり、階の最初に電光掲示板にて空車・満車の表示があるも、空車表示になっているフロアを巡ると一台も空いていない…。おそらく先行車が停めたのだろうが、そもそも先行車があるかさえ知る術がないので、ダメ元でグルグル回るしかない。1台空いてもそのフロアの先行車が5台あれば、うち4台は停められない状況となる。その調子でおそらく5フロアほどグルグル回ったが、全く空いておらずうここで15分ほど費消。最終的に最上階9階まで上り詰め、やっと見つけて停車したがこの時点でもうヘトヘト。到着便の送迎なのでまだ良いが出発時だったらと思うと恐怖でしかない。実際にこれが原因で搭乗できなかった人を複数知っている。しかし受難はまだ続くのであった…。

玉肌日記

2024年09月07日 | 玉肌日記
みちのく深沢温泉(青森県青森市)
八甲田山雪中行軍が目指した田代元湯付近にある温泉。本命の田代元湯をトライするも現在は廃止されており、野湯状態。地元有志の管理下にあって入れないことはなさそうだが、そこまでのアクセスも困難そうで断念。その代わりといっては何だが、田代元湯の雰囲気を少しでも味わおうとその付近にあるこちらの温泉へ。ダートを車で進んでいくと温泉があるがスキー場のような雰囲気ながら、駐車具合をみるに結構の来客があるものだと感心。さっそく温泉に入ろうと建物内に立ち入った瞬間に衝撃! そこは確かに温泉への入り口ではあるものの、そこは圧倒的にデフォルトした商店風(?)で暗い…。奥に田代元湯にたどり着いて生還した2名の(温泉を飲んで生き延びたという)帝国陸軍兵士が出てくるのではないかと思われるほどのカオスな雰囲気だが、そこで料金を支払って入浴。エントランスから温泉への導線での衝撃具合は東鳴子温泉の高友旅館以上かもしれない。さらに高友旅館と同様に温泉は素晴らしく、湯は綺麗に薄く白濁。奥にはこの地方の必殺技たる「トド寝」の方が1名いる。湯温は非常に適温で心地よく、泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉。田代元湯は硫化水素芒硝泉ということなので至近とは言え、ちょっと違うか。形ばかりの露天風呂があるが、泉質や温泉環境は屋内の方が良さそう。浴後に着替えていると浴衣のご老人が入ってくるも、浴衣姿ということは宿泊・湯治施設があるのか、ちょっと想像を絶する。奥様と思しき方と隣の女性脱衣場と壁越しに会話しており「X時にでる」という内容だが、それは今から2時間後だった…。なお、こちとらノーマルタイヤで訪問したが、この訪問の翌日からこの付近は初雪かつ積雪となっており、ギリギリセーフ。

玉肌日記インデクス(地域別温泉リスト)

①北海道 ②東北 ③関東 ④中部 ⑤近畿 ⑥中国・四国 ⑦九州・その他



飛行機受難劇(9)

2024年09月01日 | 畸観綺譚
期待値コントロールというのは非常に重要と痛感するが、この日は朝からバーを上げに行く「お願いメール」が殺到。航空会社から「混雑しているからいつもより早く空港に来い」、「手荷物の持ち込みは一個だけ、キャリーバックを上の棚に入れる人が多いと混雑・遅延するからカウンターで預けよ」といったメールが朝からパラパラと送られてくるので、こちらも身構えて空港へ。いつもより緊迫感のあるアナウンスで「出発の20分前に保安検査場を通過しないと乗れないかも」的なプレッシャーがかかる中、慌てて保安検査場を通過すると「使用機材の到着遅れのため遅延」との放送が…。その数分前に手荷物カウンターで職員に「遅れていますか?」と聞いた際に「定刻です」と断言していたのたが、相変わらず「他人に厳しく、自分に優しく」がモットーの航空会社。それほどキャリーバックの機内持ち込みが困るなら、持ち込まないためのインセンティブ付け(例えば、預ければよりマイレージがつく)や究極には「上の棚全廃」すればよいのであって、性善説として「預けよ」というのは限界的に無理がある。持ち込む人は、荷物を預ける・引き取る時間を買っているわけで、それに伴う対価を付与すべき。その後は整備・清掃職員の努力で10分遅延で出発、すると機上では「定刻に到着する」(機長)コメントもあってホッとするも、羽田が近づいてもなかなか高度が下がらない。果ては大きく都内を周遊、おそらく遅延したことで15時から運用開始の都心コースに誘導されてしまい、さらに遅延するという負のスパイラルとなり、結局25分遅延。余裕をみていた定刻40分後のバス乗り継ぎにも間に合わず発狂する。機長も「定刻に着陸する」といったものの、その後に風向きが悪くなってくるとアナウンスは一切なく(恐らく「集中力の要する着陸体勢に入っていた」との弁明するのだろう)、その後の予定に間に合うかハラハラする乗客(ワタクシ)がきっと変質者なのだろう。期待値コントロールとして「悪い情報は早めに報告する」というのはサラリーマンとして鉄則なのだが…。