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玉肌日記

2011年11月18日 | 玉肌日記
小屋原温泉(島根県大田市三瓶町)
実は小屋原温泉の訪問にはトラブルがあり、当初はここに宿泊の予定だったが、宿泊2日前の朝に電話があり、水道管が壊れて宿泊できないとのこと。ついては急遽代替の温泉旅館を手配して事なきを得たものの、それでも訪問機会を逸したことが惜しく、せめて外見だけ写真でも本来宿泊する予定だった日に訪問するに、聞けば「先ほど修理が完了し、宿泊はNGなものの、入浴はOK」とのこと。実はここに来る前に立ち寄った千原温泉で一緒になった広島の大学生が”小屋原に行きたくて来たがお休みだった”と言っていたので、ほんの数時間の差であったが、その間に修理が完了したとのこと。あまりのラッキーさに衝撃を受けるが、東京から来たことも、宿泊をキャンセルしたこともあり、宿の方は恐縮しており、入浴料金のお代を受け取らない。こちらも恐縮しながらご厚意に甘えて早速入浴。家族風呂タイプの浴槽が4つほどあり、すべてに脱衣所がついているという、稀なパターンながら、源泉かけ流しになっており、潮汁のように薄く白濁しているが、体感湯温は39℃程度で温い。浴槽の周りには赤褐色の析出物が堆積しており、浴槽自体も元の素材がなにかまったく分からないほど(我々は右から2番目の最も析出具合が良かった風呂に入ったが、ここは石か金属?)。炭酸系の特徴を有しており、鉄臭に加えて味は甘塩っぽい。驚くべきはこれに含まれている炭酸成分で入浴中に多く体に付着することに加え、湯口に手をかざせば手に炭酸の気泡が多く付着するという具合。浴後も炭酸泉効果で保温力があることに加え、体中が鉄臭。浴槽に座ったお尻や、浴槽にもたれた背中には赤錆のような析出物が付着し、体を拭き取ったタオルも赤茶色になるという成分濃厚系温泉で多いに満足。泉質は含二酸化炭素・ナトリウム・マグネシウム。