kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

kyttbnでの練習3

2024-03-26 | 陸上競技

時間的に余裕がなくなかなか連続で書けていませんが。思うことはたくさんあるのですが時間&忘却との戦いとなっています。

 

京都での午後のことを。当初の予定は「第2グランド」での練習ということでした。しかし、雨予報。降ったりやんだりという状況でした。急遽練習が体育館の中に変更。私としては走る練習も見たいなというのがありましたが、普段の練習が見たかったのでこれはこれでかなりありがたいなと思っていました。特に「トレーニング」の部分に関しては重要だと思っています。ポイントになる部分が多く含まれています。

 

2人1組くらいで練習を進めてもらいました。いや、ありがたい。丁寧にやってもらえました。練習を見ながらysd先生としばらく話しこんでいました。ハードルについてです。ハードルアプローチやハードルの練習に関して。私が返答するというのは恐縮ですが(笑)。普段の取り組みだけではなく、課題となる部分に対してどのような考え方でやっているか。ハードル上で水平方向への移動が必要になります。抜き足の持ってくる部分だったり。こういうマニアックな話をずっとするというのは幸せです。こんな話ができるというのはなかなかありません。貴重。

 

補強サーキットのような形で様々な補強を実施されていました。今回はシャフト補強も。mtm先生が大阪にいたときには「シャフトはやっていない」といわれていたと記憶しています。目の前の選手の状況をみながら必要だと感じられたのかもしれません。逆にいうと「ある一定水準」まではシャフトがなくても十分対応できるのかもしれないなと。「高い負荷」をかけるに耐えられる状況ではないと練習効果が上がらないのかもしれません。ある学校ではバイクを大きな大会に持ち込んでその値でリレーメンバーを決めるとか。すごい話です。

 

バイク練習が入っていました。冬季練習中は「高負荷」で行うということでした。シーズンが近づいてきているので「低負荷高スピード」で負荷をかける。一気に力を発揮するということでした。多くの学校でバイクトレーニングをされています。予算的に厳しい部分がありますが(笑)。mtm先生から説明を聞きながらイメージを膨らませる感じですね。

 

一番できないのはウォーターバックでした。hoshoのときにやらせましたが慣れないのでできません。立つことさえままならない。最近全くやらなくなっていますがバランスディスク上でのスクワットなどの効果を改めて感じますね。こういう部分の練習が少なくなっている。学校にあるバランスディスクは硬くなっています。柔らかいほうが良いんですよね。そのほうがバランスが崩れやすい。崩れやすい中で崩れないようにする。身体を保つ小さな筋肉に刺激が入ります。アウターではなくインナー。「予測できる負荷」ではなく「どう動くか分からない刺激」のほうが効果的ですね。考えさせられます。

 

体育館の中で「マーク」を使った練習。「タメ」と「切り替え」のための練習ですね。ここは色々と話を聞きながら。少しずつ距離を伸ばしながら。最初に「間」を作る。この辺りは非常に面白いですね。私自身は「切り替え」と「空中での移動」が重要だと思っています。マークを使った切り替えと連続引き出しなどの空中での移動。そこに対してどのようにアプローチするのか。道具を使いながら「移動」する時間を作る。「間」を作ることで「空中で切り替える」ための準備ができると思っています。速く移動するだけでは「切り替え」が間に合わなくなる。「空中での移動」が生まれることで「オン」と「オフ」の意識もできる。「力を入れる」「力を抜く(リラックス)」する局面ができることで「動きのしなやかさ」も出てくる。

 

ここをどうやって作り出すかですね。「ピッチ」に頼る走りをするとこういう練習では届かなくなる。色々とイメージが湧いてきます。どうやって走るを作るのか。今自分自身がやりたいと思っている走りをどう体現するか。本当はもっともっとmtm先生と話をしながら時間を過ごしたかった。とはいえ、「やりたいこと」の方向性が近いというのは自分自身の取り組みの確認になります。mtm先生は実績を出されていますし、指導力も高いので雲の上の存在ですが(笑)。

 

そのタイミングで雨が止んだので屋外のアスファルトで60m×3本。遠めに見ていました。「身体の前で動く」ことの大切さを感じながらですね。これでスパイクを履いて走ったらどうなるのか。見てみたかった気がしますが外で走れただけで十分です。そこからさらにTABATA。スプリントのTABATAでした。面白いですね。こういう天候の悪いときに負荷をかけられる。もちろん、TABATAですから「本人たちの意志」による部分が大きくなります。いくらでも休めますから。それでも徹底的に負荷をかけていました。

 

今回は「見る」というだけではなく選手が参加したので得るものは多かったと思います。念願だった単独での参加。ここは大きいと思っています。選手たちがどのように感じているか。何を得たのか。ここが重要だと思っています。私自身はもっともっと話をしたいなというのがありました。性格的に「見ているだけ」というのは苦手です。せっかくの機会なので学びたい。こんなに学べる機会を目の前にしてもっと話ができたらよかったなと。それでもめちゃくちゃ話をしていたと思いますが(笑)

 

あと1週間くらいは見ていたい。絶対毎日見ても飽きないと思いますね。mtm先生、ysd先生には心から感謝したいと思います。もっともっと書きたいことがあるのですが、次のことも書いておかないと本当に忘れてしまうので(笑)。

コメント
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