kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

鹿児島でのレース

2024-04-03 | 陸上競技
3月28日から30日までの2泊3日、鹿児島に行ってきました。毎週県外に行くというハードな日程ですが、「今後のことを考えて」という部分が大きい。自分達が今どれくらいなのかを確認することができるかなと。ありがたいことに「マイルフェスティバル」に参加してみないかというお誘いを受けました。距離的にちょっと遠いなというのもありましたが、行くほうが効果が高いと思って参加を判断。3月25日から「中国合宿」がありましたが、こちらの方は辞退。関西遠征と鹿児島遠征を優先させてもらいました。2つ行っても中国合宿の費用よりは格安。

今回のテーマは「今の力の確認」です。選手には「リレーで優勝しよう」という話をしてきました。モチベーションを高く保つためです。しかし、多分厳しいだろうなと思っていました。何度か書いていると思いますが現時点では「スプリント系」の練習が多くなっていて「スピード持久」の練習はほとんどできていません。スプリント選手は「走練習」の形で150m-120m-120mを走るのみ。それもレストはwalkなので息が切れるということはありません。ヨンパ組でも150mを走って60mHで折り返すという練習なのでレース後半に対する準備はほぼできていない。それでも「戦う」という意志を持って望むことが重要だと思っていました。

山口から約5時間半でした。まー京都よりも近いので全く問題なしですね。施設は充実していました。ここで合宿などをすればかなり効率よくできると思います練習道具も使い放題ですから。室内練習場もあります。1日使い続けても400円という値段。驚きです。28日は移動してから軽く練習。これまで話をしたことのない指導者の方とも様々な話ができました。貴重な機会ですね。











翌日は午後からインドア大会。室内で60mH、60m、100mに参加。実質シーズンインです。別に大きく調整しているわけではありません。疲労度もそれなりにあると思います。最大スピードが出せる状態かどうか、他県の選手と一緒にレースをする中でどう感じるか。この辺りが重要かなと思っています。「記録」や「勝ち負け」というよりは「怪我無くレースをする」ことが重要かなと思っていました。

一番収穫だったのは60mHでしょうか。練習で他の選手の走りを見ていましたが今回に関しては「ちょっとレベルが違うかな」という感じでした。Kaさんは断然上。ある程度専門的にやってきた部分もあります。相変わらず不安になりますが「自分のことだけ」という話をしながら。タイムは「8秒58」でした。時期が違うので一概に比較はできませんが大阪室内でもA決勝に残れるタイムです。十分。

60mは2人参加。不安がもろに出る。8秒0と8秒3。悪くはないけどね・・・というレベルでしょうか。本人たちが自分の走りができるかどうかというのはあります。練習でできている走りができればもっと行くと思うのですが「レース」に慣れていないというのも大きいと思います。

100mには3人参加。8か月ぶりにレースに出る者、100mをほぼ走っていない者、加速が全くできないので種目変更した者の3人。記録はそれほど意識していません。動き的には改善されてきているのでとりあえず13秒かからなければいいかなと考えていました。結果は12秒83、86、87という感じ。微妙ですが(笑)。褒めるほどでもなくダメだしするほどでもなく。無風でこのタイムなので条件が良ければ6台くらいかなと。もちろん、目指すとことに対しては「足りない」のは確か。それでも現時点としては合格点だと思っています。





翌日は4×200mR。これが予選です。上位8チームがA決勝に進む。決勝はマイルになるという展開。4×200mRだけなら何とかなるのではないかなと思っていました。最低でもA決勝に残る。それぞれが本気でやっているレースに参加できるチャンスを獲得したいなと思っていました。B決勝が悪いというのではなく「経験する」というのが最大テーマなのでここは外せない。

レース前に想うことがかなりありました。前日のレースの時のアップに関して。これはまた別に書こうかなと思っています。不足分が大きいので。

4×200mR。やはりスプリント系の選手が後半大失速していました。当然ですね。最初スピードを出して最後まで保てる練習をしていません。走りに自信がないので「単独走」ができません。自分達のペースがどうなのかが分からないからです。それほど良い走りではなかったのですが1分44秒26で組のトップ。もう少し競り合えたら違ったかなとは思います。全体の6番目でA決勝へ。ひとまずです。

マイルは8レーン。1走はスプリント選手です。全くペースが分かりません。自信もない。想定通りラスト100mで失速。1走で60秒。2走は前半位置取りをしてある程度走れたかなと。58秒2のラップ。3走はある程度の位置でバトンをもらいましたがこれもラスト100mで失速、62秒かかりました。この時点で8位。アンカーは前半から積極的に走って最後も我慢ができました。アンカーで60秒。結果としては4分01秒88で5位。「タラれば」で言えば色々な要素が入ってきます。優勝が3分57秒。2位が3分59秒。きちんと練習で準備をしていたら「チャンス」は十分にあったかなと思います。

3走が自分を責めていました。個人的には「スピード落ちるよね」というのは予測していたので全く問題ないのですが。それでも「本気で勝ちたい」と思っていたようですし、「周りに迷惑をかけた」と感じていたようです。確かに62秒はかなりかかっています。本来の走りではない。全員がベストの走りをしたら・・・というのはありますが、それは他のチームも同じだと思います。練習の一環として位置づけているのです。個人的には「経験」だと思っているので。こういう苦い経験をすることで練習の中での競争も生まれてくると思います。「勝ちたい」と思っているだけでは戦えない。そのための準備をどうするか。それができないのに「勝負する」というのは無理です。

単純に「結果」だけを見れば「なんだ」と思われるかもしれません。やはりレースに出て課題を見つけることが重要だと思っています。スピード持久系の練習は皆無。それで大会に臨むという無謀な部分。結果は全てこちらの責任だと思っています。「準備不足」の段階で試合にでるのだから。100mでも後半に維持ができていない。準備が万全になってから出るというのではなく「経験」しながら少しずつ改善していく方法を選んでいます。トップチームは最初からもっと記録が出るのかもしれません。今はそこを狙っていません。準備をしながらやっていく形です。

本当にいい経験ができました。個人的にも他県の先生方と顔見知りになり色々な情報交換ができました。勉強になる部分も多数。こういう環境で新しい刺激をもらえたことに感謝したいと思っています。

レース以外の課題についてはまた別に記録しておきたいと思っています。ひとまず記録しておきます。



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