kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

破壊的なモチベーションの低下&救われる

2024-03-18 | 陸上競技

3月16日。

 

この日は本当にダメでした。朝家を出ることはできたのですがそこから恐ろしいほどモチベーションが低下しました。練習前に他の人と少し話していたのですが「これっておかしい」というのがすごくあって。「できるから」という微妙な評価。仕事ができるから回ってくるというのは「誉め言葉」のようにとらえがちですが、それは本当にいいことなのか?公務員です。簡単に職を失わないという部分では他の仕事と比べて「安定」しているのかもしれません。しかし、同じ「給与」でありながら「やる」人と「やらない」人で仕事量に大幅な差が出るのはどうなのか。おかしくないですか?という部分。

 

私はそれなりに仕事はできるほうだと思っています。生徒指導もしますし。教科指導も当然ながら。が、それって当たり前の話ではないのか。何をもって「評価」するのか分かりませんがこの状況で前向きに労働しろというのが適正なものなのか。それ以外にも思うことが山積みされていて。陸上競技が云々ではなく「働くことの意味」がもう分からないなという感じでした。それなのに周囲からは「やって欲しい」と求められる。部活動の指導も含めて「やらなければいけない」わけではない。ものすごく「やりたい」と思わない限りはやらなくてもいいんじゃないか。そんな気分になっていました。

 

練習が始まりましたが指導する気にはなれない。選手がどうこうではない。私自身がそのような気持ちにならないのです。それなのに無理をして「指導をする」ことはプラスにはならないなと感じたので選手と距離を置きました。近づかないほうが良いだろうと思っていたので。休憩時間を計ることが何回かあったのでその時だけは計ろうかなと。声掛けもせ。「指導者」として資格がないといわれたらそれまでだと思います。辞めてもいいなと。それでも自分自身が無理をしてグランドで何かをしないといけないというのは間違っていると思います。私にだってそれくらいの権利はある。

 

帰りたいなと思っていましたが「約束」があったので帰れず。この日、練習終わりくらいの時間帯に「教え子」が来ることになっていました。1人は4月から他県で県職員として働く。1人は競輪学校を卒業してもう少しでプロデビューする。この子たちがわざわざ会いに来てくれるということで帰るのを諦めました。2時間強は話をしていました。昔話というよりも今のこの子たちの現状を聞くという感じでしたが。それだけでもエネルギーをもらえた気がします。今の私はこの子たちに何かを伝えられるほどのことはない。失望されたかもしれませんね。「先生、一緒にいたときはめちゃくちゃエネルギッシュでしたよね」といわれました。きっとそうだったのでしょう。今の私は・・・。

 

それでもこの子たちと話をすることでかなり救われたと思います。冗談抜きで破壊的にモチベーションが低下していました。いや、何でこんなことをしないといけないのかということが多すぎて自分自身の中で処理できない。それでも「やれ」といわれる現状。この子たちは「希望」にあふれています。これから先どのよう人生を送るのかワクワクします。まだ未知数の存在を間近でみることで「眩しいな」と感じました。20歳と19歳ですから単純に「若い」というのもあると思います。それでもこんな私を慕ってくれる存在がいることに救われます。

 

自分自身がどこに向かうのか。それさえ見えない状況です。今の自分が正しいのか、間違っているのか。それも分かりません。今の仕事を続けていくのかどうか。別の仕事は何があるのか。全く持って楽しくないなと感じることが多くなる中で何を目指すのか。そう考えると面白くないなと思いますね。

 

飾る気はありません。素直にそう思っています。せめて「教え子」と思える子どもたちに「情けないですね」と言われることのないくらいは保ちたいなとは思いますが。どうなんだろう。

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自分の中で処理できるかどうか

2024-03-18 | 陸上競技
3月15日。

この日はクラスマッチ。何の種目があるのか全く分からないまま当日を迎えました。担任をしているクラスがないのでほとんど関係ない状況になっていました。全く情報がないので多少なりと提供してもらえると見に行くこともできるのですが。こういう部分が自分にとってかなりのストレスになります。

合間にあれこれ仕事をする。今後の予定なども立てながら。さらに合間にモチベーションが劇落ちするような話があり「理不尽だな」と感じながら時間を過ごす。公務員ってなんなのかなと心底感じました。これって本当に正しいのか。やってもやらなくても「給与」は変わらない。それなのに「やる」ことを求められる。もちろん「やる」のは当たり前だと思います。その対価として「給与」が支払われるのですから。とはいえ、あまりにも・・・という部分がありました。多分、世の中の教員の3分の1くらいは同じ気持ちでいるのだと思います。「全員ではない」というのが大きなポイントだと思いますね。

クラスマッチ後、会議。

練習は今後のことを考えて「バトン」と「専門」を実施。来週、県外に練習に行くので普段とは全く違う刺激をもらうことができます。その反面、自分達が普段やっていることができない。丁寧にやっておく必要がある部分に対して時間が不足します。普段は1日に1つのテーマという感じでやっていくのですが2つの要素を入れておかなければ足りなくなります。

私がグランドに到着した時には10バトンが始まるくらいでした。思っていたよりも練習の流れが遅い。さらに1人足の痛みを訴えているので練習させず。とにかく早め早めの対応が必要になります。痛くなってから対応するのではなくその前にケアなどをしておく必要がある。かなりしつこく言っていますが。前回も同じようなことがありました。数日間時間を無駄にすることになります。誰が一番損をするのか。そこも考えないといけないと思っています。私ではない。結局勝負するために誰が何をするかだと思っています。

以前の私であればこの時点でかなり話をすると思います。説教に近い形で。これは今はもういいかなと思っています。冷たいかもしれませんが普段から話をしています。それでもやらないのであれば自分が目指すといったことに対して必要なことができないだけ。これからも同じようなことが起こるかもしれません。そうであれば言っても言わなくても同じ。私がやるわけではありませんから。

1年前はかなり我慢をしました。別に部活動をやる必要はないと思っていたので。それでも「男女別にみる」という形にしてもらったのである程度の責任を果たさないといけない。男女別になって2週間くらいでこちらの指示を無視して勝手な行動をした選手が複数名いました。こちらが準備しているメニューに対して何も言わずにやらない。勝手に別の練習をする。それは通常であれば失礼極まりない話です。が、別にそれが許されるのであれば私がこの場所に存在する必要はないと思ったので「もう指導はしない」というのを伝えました。

こうやって書くと「いつもの流れか」と思われるかもしれません。が、この時は本当に辞めるつもりでした。連絡用にグループも脱退。一切関りを断つことにしていました。連絡をもらっても返信はしない。必要ないですから。それでも本当に本当に我慢してやることに。その時点で辞めていたらIHに行く選手は出なかったと思います。これは自慢でもなんでもなく。100%の確率でIHには出れなかった。一応「男女別にみる」という形になったことに対する責任だと思っています。それを果たせたかどうかは分かりませんが。

そんなこともあったので「やりたくないならやらなくていい」というスタンスが明確になってきました。こちらから強制的に何かをさせるというのは面白くないですから。ある一定水準までは必要なのかもしれません。「自主性」なんてことは思っていません。必要なことがあれば与える。が、それを必要だと思わないモノに対して何を与えても意味がない。別に私がやってもらいたいわけではない。そこは重要なことだと思っています。

気持ちが冷めながらも必要なことはやる。専門の時間になったので見る。ショートハードルはかなり良くなってきているという実感があります。13秒台には入ると思います。数年前に13秒97で走った選手がいましたが現時点では今の選手のほうが力が上だと思います。もちろん、全てが順調にいくとは思いませんがかなりの確率で戦えるのではないかなと思っています。かといってスタンスは変えないし、変える気はない。求められなければやらない。求められすぎてもやらない。冷たいのかもしれませんし、指導者として不適格だと言われたらそうなのかもしれません。それならそれでいいかなとさえ思っています。別の人が指導するのであればそれでいい。完全に部活動へのこだわりはなくなっていますから。

ショートハードルとスプリントを見ていたら遠くからヨンパの選手が声をかけてきました。真反対でやっているので声をかけてもらわないと必要なところが見えません。この辺りは「やりたい」という気持ちの現われだと思いますね。それがないと気付かないかもしれませんから。偉そうなことをいうつもりはありません。しかし、「見るのが当たり前」ではない。自分のために何が必要なのかを判断して行動に移す。ここができない限りは本当の意味での強さは身に付かないと思っています。ヨンパもかなり良くなってきています。中国地区での表彰台はかなりの確率だと思います。それだけで満足する気はないでしょうが。

モチベーションの維持。ここが一番の課題かもしれませんね。私自身の。
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