太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

愚直な生き方

2024-04-18 08:02:33 | 日記

 友人が筍を送って来てくれた。少し小振りだが丁度美味しいサイズである。年が行ってからは筍とか蕗とか野生の素朴な味が大好きになってきた。先日完全にリタイアするということでオッサン二人でお別れ会を東京で開いた彼だ。実家、といっても住まいは別の場所にあり両親が亡くなって空き家となったところをリフォームして住めるようにした、2拠点生活という贅沢な暮らしをしている。田畑は他人に貸し、僅かばかり(我が家の庭から見れば広大だが)の土地に野菜などを植えて楽しんでいるとのこと。去年も筍と栗を送ってくれた。4月に完全リタイアしたあと直ぐに自宅の竹藪から筍を掘って送ってくれたのだ。傍目から見れば華々しい経歴とは言えないがリタイア後の生活を見る限り羨ましい環境である。世の中には立身出世して勝ち組と言われた人は多いが老後を充実して過ごしている人は少ない。殆どの人が悩みを抱えている。彼の老後が安定しているのは愚直に生きて来た彼への神様の御返しに違いない。今となっては数少ない友人の一人である。人間関係を整理してきたがこの関係だけは続きそうな気がする。

この4月多くの人がリタイアし第2の人生をスタートさせただろう。第1の時のような青雲の志はないかも知れない。しかし第2も結構長い。幸せに過ごすコツはマラソンの君原選手の言葉ではないがあの電柱まで、あの曲がり角までと目の前に次々と目標を設定することである。大願の必要はない。他人に分らなくても良い。小さな目標を次々クリアーすることで充実した第2の人生を歩める筈である。それは自分にも他人にも正直に愚直に生きることでのみ可能となる。本人に言ったことはないが年下である彼から学んだことである。



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